2009年10月16日

アメリカ:闇の支配構造と掠奪戦争~「日本の政治家も、絶えず監視され報告されているようだ」

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表題の通り、日本の政治家はエシュロンやCIAにより、常に監視されているようです。本ブログでも紹介されているように志半ばで命を落した政治家たちは、その言動を常に米国に監視され、意にそぐわずとなればスキャンダルや工作の対象にされているようです。
 
以下はるいネットからの引用です。

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日本の政治家も、絶えず監視され報告されているようだ

少々古いがこんな記事を見つけた。
(以下引用 リンク )
>CIAなどの諜報機関と日本の関係についての情報の中で、もっとも注目すべきなのは「市場開放/米国の切り札は政治家のスキャンダル?」(エコノミスト93・9・14)であろう。筆者はワシントン在住の日本人、国際コミュニケーション研究所所長の浜田和幸である。浜田は、アメリカのトップは日本の市場開放につよい自信をしめしているとし、つぎのようにリポートする。
>「この自信の裏には、アメリカの諜報機関や司法当局が徹底的に調べあげた日本の政治家の暗部に関する情報の蓄積がある。今日までアメリカは日本の与野党を問わず主たる政治家の行動をあらゆる方法でモニターし、三〇分おきにワシントンに送り続けている。その情報力は日本の検察当局がどうころんでも太刀打ちできない。これらの情報があれば、いくら日本の政治家が内政干渉と反発しようと一蹴できると踏んでいるのである」。
この情報もエシュロンやらCIAを動員して収集しているのだろう。しかも30分おきという念入り。これじゃ日本の政治家は、アメリカのご機嫌伺いするしかない。今じゃ政治家に限らずもっと広く深く監視されていることだろう。
そういえば官僚もインターネットで暴露されたノーパンシャブシャブ事件いらいすっかり、おとなしい従米・売国派になってしまった。
姿勢が曲がっているのをはっきり自覚させ、ちゃんと国民の方を向かせるにはどうしたらいいんだろうか?

この投稿の元記事には、日本の携帯市場開放を求める米国通商代表部などの当時の動きが語られています。又、当時の市場開放圧力は凄まじく、日本へは携帯市場開放だけでなく農産物輸入自由化をカンター通商代表は求めてきました。
93年は他に、元自民党副総裁の金丸信が脱税容疑で逮捕され、8月には細川護煕非自民連立政権が誕生しています。そのときのキングメーカーは、当時日本新党代表だった小沢一郎氏であり、先の携帯電話市場開放に際し政権維持のため米国の要求を呑んだ「国賊」と指摘する向きもあるようです。
(携帯電話機の脅迫セールスと「国賊」小沢一郎
さて、こうした日本の政治家への工作の現在はどうなっているのでしょう?そのことで、いささか懸念されることがあります。
現在の日本の政権は小沢氏が副代表を務める民主党政権です。その民主党は先のマニフェストで「日米自由貿易協定」「(JAを経由しない)農家への直接補償」を謳っています。このことは、日本の農業改革の為には必要なこともあるだろうと推察できますが、ここに首を突っ込んできたのが、先のカンター元通商代表です。
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民主党のマニフェスト
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JAを経由しない農家への直接補償
カンター元米通商代表に聞く FTA「牛肉・コメが突破口」2009/9/25

クリントン政権時の米通商代表部(USTR)代表と商務長官を務めたミッキー・カンター氏(70)が24日までに産経新聞のインタビューに応じ、民主党の鳩山政権が日米関係の公約に掲げる日米自由貿易協定(FTA)について、オバマ政権は、米国産牛肉輸入問題の解決などを前提として、交渉に前向きに応じる用意があるという見解を明らかにした。
(略)
 カンター氏は、鳩山首相が論文などで経済危機の主因として米国流の市場主義を批判していることにも触れ、「われわれは確かに過ちを犯した」と理解を示しつつ、「ある種の反米的な政策が有効という結論に鳩山氏が導かれないよう望む」と警告。「オバマ大統領は積極的に日本と前に進もうとするだろう。問題は鳩山氏がどこに向かおうとしているかだ」と訴えた。

 
実はこの牛肉輸入問題の発覚当時の農水相は先に亡くなった中川昭一氏でした。
wikipediaより

農林族の大物として党内の族議員の反発を抑えつつ、積極的に推進してメキシコ、フィリピンとの合意に至るなど、自由化に反対する族議員とは異なる姿勢を見せた。続く2005年の内閣改造では農水大臣に横滑りし、引続きWTOの通商交渉を行った。
2006年1月30日の衆議院予算委員会のBSE問題での答弁で、「アメリカでの調査は施行しておらず、閣議通りに調査しなかった」と発言し、閣議決定と実際が相違したことを農水大臣として認めた。
2008年5月2日、アメリカ訪問の際に、農務長官のエドワード・トマス・シェーファーと会談。会談の中では、アメリカ産牛肉の輸入再開に対する懸念を示した。

なお、中川氏の次の農水相はかの松岡利勝氏で、かれは自殺の直前中国への米輸出協定を締結させていた。農水相は彼以来「呪われたポスト」と言われているそうです。
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因みに中川氏も松岡氏も、かつて清和会に所属し後に離脱した亀井グループに所属していました。
日米FTAに話を戻すと、現在の
赤松農水相は、(右から二人目)
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訪米中の赤松広隆農水相は8日、カーク米通商代表部(USTR)代表と会談し、新多角的貿易交渉(ドーハラウンド)の2010年中の妥結に向け日米間の協議を促進するなど、連携を強化することで一致した。日本の経済界が求める日米自由貿易協定(FTA)については全く触れなかった。

 
恐らく、米国の市場開放への強い意欲とこれに関係する過去の政治家の末路などが交錯し、まともな対応の出来る状況ではないのだろうと推測されます。
日本の政治家を監視し、ネタを掴んでは恫喝し、場合によっては殺害?してまで実現する米国の市場開放とは、一体何なのでしょうか?

List    投稿者 saito | 2009-10-16 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造5 Comments » 

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コメント5件

 仙台のくまさんです! | 2010.04.18 18:01

輸血をしない経済を形成してゆくことです。それは早急に成長経済から循環経済(エンドレス経済へ)へ転換することです!

 仙台のくまさんです! | 2010.04.18 18:02

輸血をしない経済を形成してゆくことです。それは早急に成長経済から循環経済(エンドレス経済へ)へ転換することです!

 ななし | 2010.04.20 12:24

もう一つ重大な視点=為替水準が影響してると思います。
戦後の成長曲線を見るとニクソンショックとプラザ合意と言う大きな節目で鈍化してる事が如実に分かりますから。
特にプラザ合意以降の円高ではバブル期を除けばほぼ0成長です。
360円→90円になった場合、それだけで生産性は4分の1になると言う事ですから。
極単純に言えば、国民の所得・給与を4分の1に切り下げて初めて元の生産性・競争力を維持できる計算です。
実際は国内需要分がありますからそんなに単純では無いんですが。
それに我が国はニクソンショック以降、ドルとアメリカを支える為に米国債購入を事実上義務付けられております。
日本からアメリカへの所得移転と言っても過言じゃありません。
私は利益追求の為の活力や日本人が働かなくなったとはちっとも思いません。
それこそ新自由主義者の言説=格差が無くなったから働かなくなったとは全く信じられませんね。
私の周りの人間はむしろ高度成長期より必死で働いていますもんw

 keywords3 hermes bags | 2014.02.03 1:58

hermes taschen vintage 日本を守るのに右も左もない | 潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)

 famfatal Pandora Charms | 2014.03.14 17:43

日本を守るのに右も左もない | 潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)