2007年06月17日

米民主党の“穏健”路線は、タテマエ!?~真の狙いは、次のイラン戦争か~

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次期大統領選では民主党候補の当選が有力視されているが、ヒラリーやオバマが指揮を執るアメリカが“平和”路線に舵を切る、と考えるのは早計のようだ 🙄
それを匂わせる記事を見つけたので、さっそく紹介しておきたい。
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以下は、4月26日に開催された、民主党大統領立候補者討論会でのやりとり。『暗いニュースリンク』の5/9記事「異色のド根性大統領候補:マイク・グラベル」より引用する。

司会者:
「クリントン議員、民主党上院院内総務ハリー・リード氏の最近の発言によれば、イラク戦争は敗北したとのことでした。(中略)あなたは上院院内総務の主張に賛成しますか?」
ヒラリー・クリントン:
「ブライアン、まず最初に、アメリカ国民の主張について言わせてください。議会はすでに戦争終結に向けて表決しています。今はただ大統領が耳を貸すことを望むだけです。・・・(中略)・・・これはアメリカが勝ったり負けたりという戦争ではないのです。我が国はイラク国民に自由と統治の機会を与えました。その機会を活用するかどうか決定するのはイラク国民次第なのです。」
ヒラリー・クリントン議員によれば、戦争の口実をでっち上げて無差別に爆撃し、所構わず銃撃して占領したのは、イラク国民に“機会”を提供するためだったというわけだ。ブッシュ政権の主張や言葉遣いをソックリ真似ているわけだが、これならワシントンで敵を作ることもないだろう。まさに“勝てる候補”の面目躍如である。

オバマ:
「このテロリズムという問題にもういちど立ち返ってみましょう。打ち倒すべき正真正銘の敵、解体すべきネットワークが存在することは確かです。理知的に我が国の軍事力を行使するにあたっては我々の誰も対立しませんし、あるいはテロリストを排除する際に致命的な武力を行使する場合もありますが、同時に、同盟を組織し世界中に信頼を拡大する努力がこの6年間非常に欠けていました。思うに、次期大統領にとって最重要課題となるのは、我が国の直面するそうした困難への取り組みでしょう。」
クシニッチ:
「オバマ議員、今の発言は非常に挑発的ですね。以前からあなたは、イランに関してあらゆる選択肢を考慮すると言ってますね。国民にとってその本当の意味を思案することは非常に大切だと思うのですが、あなたは別の戦争に向けて準備を整えつつあるようです。」

グラベル:
「あんたら、どこを核攻撃するつもりだ?教えてくれ、バラク!バラク!あんたはどこを核攻撃したいんだね?」
オバマ:
「(苦笑して)どこも核攻撃する計画はないよ、今のところはね。マイク。約束しよう。」
(会場、笑い)
グラベル:
「そうか、良かった。それじゃもうしばらくは安全だな。」

民主党が今「イラク撤退」を叫ぶのは、大衆の支持を得るためのパフォーマンスに過ぎないのでは? 彼らは確かに、泥沼化したイラクからは早期に米兵を撤退させるかもしれないが、それで次のもっと大きな戦争に、備えようとしているのではないだろうか 😈
ヤガ

List    投稿者 yaga | 2007-06-17 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造11 Comments » 

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コメント11件

 匿名 | 2007.07.20 10:24

いまだにこんなタワゴトを言っている人がいることに驚きます。
日本は9条のおかげで戦争をせず血を流さず、アメリカに守ってもらって経済活動だけするという情けない国になりました。
やらねばならない戦争もある、それなのに戦争放棄と勝手に決めつける9条を守れと叫ぶ人間は日本から去ってもらいたい。

 匿名希望 | 2007.07.20 14:04

これからの時代、やらねばならない戦争などないのでは?もはや誰かの懐を潤すためだけの殺戮行為でしかないという事実を正視すべき!

 norio | 2007.07.21 21:57

>日本は9条のおかげで戦争をせず血を流さず、アメリカに守ってもらって経済活動だけするという情けない国になりました。
>やらねばならない戦争もある、それなのに戦争放棄と勝手に決めつける9条を守れと叫ぶ人間は日本から去ってもらいたい。
コメントをいただきありがとうございます。
実は私は日本は自国の防衛については、もっと強化すべきと考えている人間です。私の考えている日本の防衛について意見を述べさせていただきます。
憲法9条があったから経済活動をするだけですんだのは、肯定的にとららえていますが、一方で自国を守るために、徴兵制がないことを憂いています。アメリカの都合から自国を守るためにも政策的に憲法9条は残したほうが良いと考えているだけです。
日本が自国を守るために、
①徴兵制復活。これは絶対必要で、自国が危ない時に、国民が兵士にならないなんてありえません。平和を優先するなら国民は闘うよりも死ぬ方を選択するなんてありえません。戦争をしかけられても、闘いを放棄した男子が自国の女子供を守れるのでしょうか。
②北朝鮮からのミサイル防衛(世界で日本に攻撃してメリットのある国はそこしか残されていない)、アメリカの製品(ミサイル)を購入してもまったく意味がなく(アメリカ製の防衛システムでは北朝鮮から発射されたミサイルは落とせない)、電磁波など面でミサイルを落とせる技術などを日本で独自時開発し配備すべき。
③ミサイル発射を決断できる敵国の首謀者本人に、もしお前がミサイルを撃てば、お前イに100%撃ち込めるぞ、日本に撃てばお前は確実に死ぬぞ、というミサイル配備の体制をすること、そうすれば簡単には日本にミサイルを打てないはず。 
④そして②の体制がととのえば自衛隊は半減させて自衛隊は緊急災害支援隊に組織変更すべき。そのほかの武力は必要ありません。
⑤ミサイル攻撃に備えるためにも、ミサイル攻撃されればダメージが大きい原子力発電は取りやめるべき
と考えています。
防衛費は現在よりもかなり削減できるでしょう。アメリカのために、日本人が死んだり、日本人がアメリカのために税金を投入する必要などまったくありません。 

 Hiroshi | 2007.07.22 2:11

どうも9条とか国防の話になると、日本ではいまだタブー視されていたり、いきなり感情的になったり・・・・ということが起ったりしますが、みな国の安全をまもるには、どうしたら一番いいのか?というラインは一緒なのだから、そこから冷静にどうする?という点を共有したらいいのではないかと思います。
 
そうすれば、最適な答えは必ず出るはずです。アメリカや政治の利害に惑わされない答えが。

 匿名 | 2007.07.23 19:21

>国の安全をまもるには、どうしたら一番いいのか?というラインは一緒
違うと思います。日本が弱体化することを望む勢力、あるいはどうした思考回路の結果か、そうした勢力に荷担する発想を持つ人間が多くいるのが事実です。

 匿名 | 2007.07.23 23:20

norioさまへ
徴兵制+先制攻撃兵器の整備(しかも報復兵器とくれば核兵器だと思いますが)と、戦争放棄を謳った憲法9条がどう整合するのでしょうか・・・??

 norio | 2007.07.28 22:13

 確かに整合性を問われれば、矛盾していますね。
 徴兵制は戦争を仕掛けられた場合のみという限定付きとなるでしょう。それは徴兵制ではなく、攻撃されれば自国を守るためには、国民全員が義務を負うということを意図しています。
 核兵器は必要ありません。決定権者のみを攻撃できれば良いし、先制攻撃はしないことが前提です。撃てば撃たれるというだけの保険のようなものです。
 第9条を残すべきということを主張しているわけではなく、アメリカの都合で出兵することはないという意図です。
 法律の整合性はあとの話で、棚上げしています。

 匿名 | 2007.07.28 23:26

>攻撃されれば自国を守るためには、国民全員が義務を負う
これは大事な視点だと思います。現行憲法では教育の義務・勤労の義務・納税の義務が示されていますが、大日本帝国憲法ではまず兵役の義務が掲げられています。
国民にとって納税や教育などより真っ先に必要なのは、戦う義務でしょう。あるいは戦う権利と言っても良いかもしれません。
戦うと言う行為は、人間にとって最も自然なものであって、これを妨げるものは何もないはずです。

 匿名 | 2007.08.15 20:45

なるほど・・・防衛、そして戦争と、国間で殺戮兵器による標準を定めた現在、結局は人類は全滅する種族なんでしょうかね?
わたしは夢のような話ですが世界は統一しなければならないと考えており、国民に無益な戦争などなくし、なりより平和という共通目的で地球存続のために人類が一つとなった方がよいと思いますがね。

 norio | 2007.08.18 21:24

>わたしは夢のような話ですが世界は統一しなければならないと考えており、国民に無益な戦争などなくし、なりより平和という共通目的で地球存続のために人類が一つとなった方がよいと思いますがね。
 これは本当に理想的ですね。
 しかしこのままでは、かつて王様、市民、奴隷という逆らえば殺される、大多数は支配者に全て搾取され極めて貧困であるという時代に、人は全て平等であると理想を信じることで満足していた時代の人々と同じです。
 どうすべきかを事実をもとに考えて方針を出していくことが現実では重要と考えます。
 1.日本は多大な経費(太平洋戦争では国民が食べるのも苦労するくらいに戦費に予算を費やしていた)をかけてまで他国を侵略するメリットはありません。普通に働いて儲けた方が絶対に良いとほとんどの日本人は考えているでしょう。もうロシアがアメリカに戦争を仕掛けることはありません。日本と同じ理由です。多くの先進国の国民は同じ考えと考えて良いでしょう。戦争などしたくないと先進国では大多数がおもっています。
 2.侵略をしてメリットがあるのは、たとえば資源が豊富にある国に対してその資源を握ることで経済的にメリットがあるという場合で、現在ではA国がその方針をとっているだけです。またK国のように他国を支配することで食糧、女が手に入ると権力者の私権確保に寄与する場合も戦争を仕掛けてくる可能性があります。しかしこれらの国はほんの一部の話です。仮想敵国としてその国からの専門的防衛を考えておくだけで十分です。
 3.世界の国々ではそれぞれ歴史があり、発達度(狩猟生産か農業生産、工業生産主体か)も異なっており、世界がひとつになるには現実的ではありません。
 4.戦争を無くすには、2で考えてたような戦争をしかけてきそうな国々の権力体制からそれを規定している生産様式までを変えさせ、戦争のメリットをなくさせないと戦争はなくならないでしょう。
 ゆえに現在は、「 世界をひとつにする」というどうやって実現すれば良いかわからない方針よりも、自国を防衛するという方針となります。もし世界をひとつにし、戦争をなくせる具体的な方針がだせれば、すばらしいことですが。
 

 匿名 | 2007.08.20 18:28

>世界は統一しなければならない
薄気味の悪い発想ですね。
絶対に賛成しない。
NORIOさんの意見には概ね同意しますが、侵略は何も資源を収奪することだけが目的ではありません。
韓国が日本の竹島を侵略し、現在も不法に占領し続けているのは魚を捕るためでしょうか??
アルゼンチンがフォークランド諸島に攻め込んだ理由は?
中国がチベット侵略を行い、台湾を虎視眈々と狙っている理由は?
むしろ、紛争の火種は資源ない場合が多いのではないでしょうか。

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