2007年08月06日

アメリカの政界で力を維持するイスラエル右派と、ロシアと繋がる欧州ユダヤ

%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB.gif アメリカで力を持つ、AIPAC・ネオコン等のリクード右派(米ユダヤ)は、イスラエルでは野党である。現在のイスラエルのオルメルト政権は、リクード右派を外して政権を組んでおり、アメリカの政界を支配してのは、実はイスラエルではなく、イスラエルの野党
一方、欧州のユダヤ人社会では、これまで力の強かったリクード右派等のシオニスト強硬派を敬遠し、ロシアと繋がる動きが始まっている
では、その詳細は?
ランキング応援もよろしくお願いします。
 

にほんブログ村 政治ブログへ


以下、田中宇の国際ニュース解説より
抜粋引用です。
●なぜ、リクード右派は米で力を持っているのか?

AIPACやネオコンといったリクード右派系の勢力が強いため、国際政治を裏読みする人々の間では「アメリカの政治はイスラエルに支配されている」といった見方が強いが、今のイスラエル政界の主流派(オルメルト政権)は、リクード右派を外して政権を組んでいる。リクード右派は、反政府的な過激な野党になっている。アメリカの政治を支配しているのは「イスラエル」ではなく「イスラエルの野党」ということになる。野党のくせに、なぜ米政界を支配するほどの力を維持できるのか、という疑問が湧く。
その理由はおそらく、リクード右派のふるさと(実家)が、イスラエルではなくアメリカだからである。シオニスト強硬派の勢力は、アメリカで1970年代から活発に動き出した。一つの流れは、アメリカからイスラエルに移住し、1967年の中東戦争でイスラエルが占領した西岸とガザに入植する運動になり、これがリクード右派となった。もう一つの流れが、軍事産業の冷戦扇動の戦略に協力してアメリカの政界中枢に入り込む動きで、戦略を考える学者勢力がネオコンで、政治家に圧力をかけるロビイストがAIPACとなった

●シオニスト強硬派を敬遠する欧州ユダヤ社会

最も象徴的だったのは、6月26日、ヨーロッパのユダヤ人社会の意志決定機関である欧州ユダヤ人会議(EJC)の新会長(president)に、プーチン大統領と仲が良いロシアの実業家であるモシェ・カンターが選出されたことだ。(カンターは肥料メーカー経営者。ロシア・ユダヤ人会議の会長)
先代のEJC会長だったピエール・ベスナノ(アルジェリア系フランス人)は、シオニスト強硬派で、EJC会長としてEU諸国の政府高官と会うたびに、イランを制裁すべきだと求め続けていた。(中略)「EJCは、イスラエルのために欧州諸国の政府に圧力をかける(AIPACのような)政治団体であるべきだ」と主張してきた。
これに対してカンターは、欧州のユダヤ人文化を重視する姿勢を打ち出し、選挙で再任を目指すベスナノと対決して勝った。ユダヤ人社会の中でも、イスラエル重視のシオニストは、イーデッシュ語文学など欧州のユダヤ人文化を軽視し、ユダヤ人は全員ヘブライ語を勉強してイスラエルに移住すべきだと主張しているのに対し、非シオニストは逆に、欧州のユダヤ人文化を重視する傾向がある。カンターの姿勢からは、彼がシオニストではないことがうかがえる。

●イスラエルを捨てプーチンにつく欧州ユダヤ

プーチンは、中国やアラブ諸国、イランなどと協調し、英米イスラエル中心の世界体制を多極化することを画策している。欧州のユダヤ人たちは、自分たちの代表として、シオニスト強硬派を外し、代わりに多極主義者プーチンとつながりの深い、非シオニストのカンターを選んだことになる。カンターのEJC会長就任は、欧州のユダヤ人が、イスラム社会との敵対によって窮地に陥るイスラエルを見限り始めていることを示唆したとも言える。
プーチンは、天然ガスや石油の欧州供給によってEUを抑えており、EUの中でも特にイギリスは、ロシアと対立傾向を強めている。欧州のユダヤ人有力者たちは、イスラエルやEUより、エネルギー利権をおさえているロシアに未来があると考えているのかもしれない。カンターはイスラエルの新聞のインタビューで、プーチンはロシア人に支持された強い権力者(皇帝)であり、自分がEJC会長になってユダヤ人社会がプーチンとの関係を強化することは良い結果を生むだろうと述べている
(中略)
昨夏のレバノンでのイスラエルとヒズボラの戦争以来、アメリカのユダヤ人有力者の間では「在米ユダヤ人がイスラエルを支持し続けることは、反ユダヤ感情を煽るので危険だ」という意見が出ていた。ユダヤ人実業家たちは、世界情勢の動きに敏感であり、先読みが上手い。WJCやEJCの人事は、イスラエルの今後だけでなく、世界情勢の今後の展開を先取りする動きとして重要である。

アメリカ内部では、イスラエル右派がAIPACを使って政界に圧力を掛け続けているが、欧州ではイスラエルを見捨てて、ロシアとの繋がりを強化している。
ネオコンやAIPAC、イスラエル右派は、今後も力を維持できるのか?
それは、バックにいる闇(デビッド・ロックフェラー)の力が今後どうなるか?によるであろう。
民主党を含む米大統領候補達が、ネオコン的発現をするのは、軍産複合体のドンであるデビットの強い力を示している。

List    投稿者 yooten | 2007-08-06 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造2 Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2007/08/364.html/trackback


コメント2件

 hermes handbags navy | 2014.02.03 5:57

hermes usa wiki 日本を守るのに右も左もない | マスコミって何?(2)~マスコミの歴史~

 mbt shoes locations | 2014.02.22 11:42

buy mbt 日本を守るのに右も左もない | マスコミって何?(2)~マスコミの歴史~

Comment



Comment


*