2010年11月26日

世界が注目する日本人の可能性~歴史に見る東洋(日本)と西洋を分つもの

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人類は共認動物。であるがゆえに、共認充足を最大の活力源として、共同体生活を営んでいました。そこには、洋の東西はなかったはず。しかし、現在、東洋と西洋の民族性の違いは明らかであり、DNAに刻み込まれているのではないか?と疑ってしまうほどです。
日本と西洋はどこでどう道を分かったのか?
歴史の概略をたどります。
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1万5千年前には弓矢が発明されて、動物並みの防衛力を持った人類は、それまで隠れ住んでいた洞窟から出て、狩猟生産、採集生産などの生産様式を獲得していく。乾燥、寒冷が進んでいた西洋では主要には狩猟→牧畜→遊牧が発展し、温暖で豊かな地域であった日本などは、採集・漁労などの生産様式が発展していった。

まず気候・風土のちがい。これは抗いようのない自然圧力として人類に作用します。そして、そこから生産様式が確立していくのも必定です。
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約6000年前、乾燥化を契機にして略奪闘争の火蓋が切って落とされた。イラン高原から始まった戦争は、東西に玉突き的に広がり、それまでの共同体はバラバラに解体されて、武力支配の巨大国家の下に組み込まれていった。
当時の日本は縄文時代後期に当たるが、人口規模が拡大していたこともあって、集団同士の接触頻度が増し、その緊張圧力を緩和するために、相互贈与が発達していた。
皆殺しにまで至るほどの戦争を経験した西洋人は、お互いの警戒心が上昇し、力の原理によって統合される武力支配国家が登場。一方の日本は、共同体を維持しながら、日本全国の共同体を繋ぐ(贈与)ネットワークを発達させていった。

生産手段を手に入れた集団は、同類圧力に対峙することになります。相手を目前にしたときの対応方針は西洋が略奪闘争→武力支配国家。対して、日本では、相互贈与によるゆるやかな共同体ネットワークの構築。そこには、支配・被支配という観念の入る余地はありません。
この違いは決定的!厳しい自然圧力にさらされた西洋と、穏やかで豊かな自然に恵まれた東洋(日本)という違いを背景とした集団破壊度は、その成員の精神性のあり方にまで深く影響を与えていきます。
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集団がバラバラに解体され、永代固定の身分制度によって統合される社会になった結果、奴隷層を中心に救い欠乏が強まり、一神教が登場し広まっていく。その神以外の神を認めない一神教世界では、必然的に排他性が強くなり、非寛容の世界観が強まっていく。
一方、日本は弥生時代初期に当たるが、中国大陸から伝来した稲作技術→農業生産が広がっていた。同時にもたらされた農耕祭祀、祖霊祭祀も、日本人は柔軟に取り入れ、それまでの共同体祭祀を基層にしながら、多神教世界を構築していった。
一神教に代表される世界観を持ち、排他性を強めていった西洋に比して、日本は多神教的な世界観を持ち、受容性を発揮していた。

その後、武力支配国家の限界にいち早くぶつかった西洋は、さらなる富の拡大をめざして十字軍の遠征、そして、大航海時代へと進み、近代市場が誕生し拡大していきます。一方、日本では封建社会から戦国時代を経て、徳川幕藩体制へと進み、鎖国政策の下、参勤交代制を基礎とする循環型社会を実現していくのです。
こうやって歴史を振り返ってみると、西洋に同情の余地はあるものの、自国を貶める必要性はどこにも見当たりません。しかし、現在の日本人には過去の「成功体験」が記憶としてほとんど残っていません。
なぜでしょうか?
史観の否定視。
実はこれこそ西洋が東洋(日本)に犯した最大の犯罪です。
明治維新により、それまでの、身分社会(=役割分担社会)を是としてきた日本人の史観は、180度すりかえられてしまいました。そういう意味では、現在に至る近代市場の行き詰まり、世界経済破綻の危機は、日本が市場に取り込まれてしまったときから辿るべき道すじだったといえます。
逆に言えば、わずか150年前の日本に立ち戻れば、新しい可能性がひらけてきます。

        【西洋】      【日本】
       寒冷・乾燥      温暖・湿潤
          ↓          ↓
 力の原理← 戦争        贈与ネットワーク →共認原理
          ↓          ↓
警戒心上昇← 集団バラバラ   集団保持    →警戒心低い
          ↓          ↓
  排他性← 一神教        多神教      →受容性
          ↓          ↓
 略奪戦争← 近代市場      循環型社会   →自給自足
          ↓↓         ↓↓
          自滅        新しい可能性

List    投稿者 urara | 2010-11-26 | Posted in 07.新政治勢力の結集に向けて6 Comments » 

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コメント6件

 しのぶ☆ | 2011.07.20 19:08

うわ~!!図がめっちゃ分かりやすいです☆
いろんな部族が、黄河・長江を目指して進出してくるんですね~(@o@)
これからどうなるのか楽しみです♪

 kirin | 2011.07.21 12:44

しのぶさん、コメントありがとうございます。
図は当ブログのオリジナルです。なかなかいいでしょう(自画自賛(^^;)
このシリーズは、“遊牧民”を切り口に中国の民族特性を鮮明にしていきます。
楽しみにしていてください♪

 のりか☆ | 2011.07.23 22:14

図がすごいです!川に向かって民族が移動して来ているんですね!
広い大陸を右へ左へたいへんですね(^^;)

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