もう、プロには期待できない~大衆による直接社会統合の可能性 1 プロローグ
もうすぐ参院選ですね。どうなるでしょう?
その結果を予測してみましょうか、おそらく政治家・既存政党の、益々ボロボロの状態が見えてくるはずです。右往左往する無様な姿を見ることになるでしょう。
今回の参院選に期待するとしたら、ただ一つ、試験エリートによる官僚制と政治55年体制の破壊です。破壊屋小沢氏がどこまで本気なのか、が今回の焦点になります。
写真は リンク さんからお借りしました。
今回のシリーズはプロたちの駄目さを浮き彫りにして行こうと思います。
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なぜ駄目なのか?
政治家だけではありません、官僚もボロボロです。構造的にそうなるのです。なぜか?
るいネット 3/28なんでや劇場レポート(5) 試験エリートは無能⇒10年後には社会統合気運 より
近代日本の政治史を振り返ってみても、明治維新の中心となった下級武士たちは、学問的なものはほとんどやっていない。にもかかわらず新国家を作り上げ、さらには彼らをトップとした明治国家は日清日露戦争にも勝利した。当時の後進国である日本が西洋列強に伍していたのである。
ところが、明治中期から官僚養成を目的とした試験制度が始まり、これが国家権力と結びついた結果、強力な引力を持つことになり、学歴信仰が登場する。これ以降、学歴序列で全てが決まるようになり、それは今だに続いている。ex.民間の人間には信じられないことだが、官僚は(戦前の軍も)入省前の試験の席次で、その後の出世が決まる。
それ以降、首相も軍隊の参謀本部も試験エリートたちに独占され、戦前の日本は外交でも経済でも戦争でも、百戦百敗の惨憺たる結果となった。このように、「日本の官僚は優秀」というのは全くのウソであり、戦前の段階から既に、明治維新の下級武士たちよりはるかに劣るというのが事実である。ましてや、決まった答を踏襲するしか能がない現在の官僚たちはトコトン無能である。(一部にはまともな官僚が少数いることは事実だが、多勢に無勢で、まともな官僚ほど冷や飯を食わされるので、どうしようもないのが現状である。)
明治維新の下級武士たちの能力も、遊び空間の中で形成されたものである。そこで、現実にぶつかる問題を白紙(ゼロ)から考える。成人後は、遊び空間での充足体験の充足イメージを使って、直面した問題に答を出すことができるようになる。今、求められているのは、白紙(ゼロ)から組み立てることのできる能力である。旧観念をはじめとして昔の答は何の役にも立たないのである。
結局、日本の発展は江戸の下級武士たちによる財産を食いつぶしてきただけなんですね。中国の科挙みたいに試験制度で官僚を登用すると国力はそのうち低下していきます。なぜでしょう?
るいネット 4/29なんでや劇場レポート「観念力とは何か?」(4) 観念力の本質である考える力とは より
どうする?という実践思考では、まず状況認識が必要(ex.敵を知る・・・)だが、状況認識にもレベル差が無限にある。新聞レベルの浅い状況認識では答えは出せない。答えを出すにはより深い位相で構造化する必要があり、そこで答えが出なければもっと深い位相で追求する必要がある。
そうした追求の果てに、私権原理から共認原理への大転換という実現基盤を発見する。そこまで行けば、共認充足をどう実現するかという答えに繋がる。私権時代の旧観念から脱却できない官僚や学者やマスコミには、こういう答えは出せない。だからこそ、彼ら特権階級は何をやっても行き当たりばったりで、失敗を繰り返すのである。
社会を統合するには「考える」観念力が必要になります。
しかし、試験は「考える」必要がありません。
「覚え」ればいいんです。
試験問題、学校の勉強は既に答えが用意されているものしかありません。
現実の社会では、「答え」が用意された問題はありません。その都度「考える」必要があります。
現実の社会では学校の勉強も試験勉強も役に立たないのです。その役に立たない勉強の成果で官僚の席次=ポストが決定するのです。それで、国家のような巨大な機構を統合できるわけが無いじゃないですか。
過去、自民党政治家の多くが官僚出身でした。今は民主党にその官僚出身比率が移ってきています。
なぜか?自民党が2世議員で占められるようになって来たからです。
官僚から政治家になるルートが自民党では絶たれたので、民主党へルートが移ったのです。
昔は多くいた党人派と呼ばれる地方議員か秘書上がりと、新聞記者上がりですが、最近はあまり見かけません。そして残るは芸能人です。
つまり我々は、極端に言うと試験勉強しか出来ない官僚出身か、親の基盤を受け継いだだけの2世議員か、芸能人か、を選ぶしかなくなってきているのです。
写真は Current Phrase ~時の言葉~ さんからお借りしました。
そんな状態で優秀な統合階級が生まれてくるわけ無いですよね。
ですから、(もう一度)
リンク より
10年後に登場する社会統合気運とは、社会を対象化するといった次元を超えて、官僚に代わって我々庶民が行政を担うという気運である。
官僚に社会統合を任せておいて、文句だけ言うのはフランス革命と同じで何も変わらない。自らが担っていくという意識が、社会統合でも企業運営でも、どこで切っても求められる、そういう時代が10年後には始まるのである。
今後の10年のうちに、この社会を皆が望む姿にする為にはどのような可能性があるのか?
次回から、その考える基本となる社会統合の構造から見て行きます。
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コメント5件
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