誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分で答えを出す力が要る
コロナ、ワクチン。テレビもネットも玉石混交の情報。それらを鵜呑みにしていては殺される。そんな時代になった。
これからは、自らが頭を使って追求し、立ちはだかる困難を突破していくことが何より求められる。何があっても生き抜くことが出来る力。それは学歴でも大企業でもない。そういう“お飾り”を身に纏うことで生きられる時代は、とうに終わっている。
まずは、この状況認識が持てているか。
上記のような認識は、「ドラゴン桜2」というテレビドラマにも登場している。(注:番宣ではない)
主人公の弁護士が、とある高校の生徒達を東大合格に導く物語だが、生徒たちに、知ること、学ぶことの必要性を気付かせる言葉が、学歴信仰から脱し「これからの時代を生き抜くため」に貫かれている。テレビですら、このようなことを言い始めている。(もしかして、これもデクラスのひとつか)
以下は、上記ドラマで主人公が生徒達に放つセリフだ。(こちらより)
お前らがなんでバカなのか教えてやろうか。
それはなぁ、お前らが物を知らねえってことだ。
教科書に載ってる知識のことじゃない。世の中の実態と仕組みを知らねえってことがバカなんだよ。
お前ら今世界がどういう状況かわかるか。未曾有の危機だ。
疫病、天災、それによる経済の麻痺、想像もしなかったことが次々と起きてる。もしかしたら戦争だって起きるかもなぁ。
かつての常識はもう通用しない。もう何が起きたって不思議じゃねぇんだ。そうなった時、お前らが住んでるこの国は、何が一番必要になってくるかわかるか。
金だ。税金だ。
国はなぁ、お前らにはバカなままでいて欲しいんだ。それが本音なんだ。何にも疑問も持たず、何にも知らないまま調べない。ただひたすら政府に従い働き続け、金を払い続ける国民であって欲しい。
それを別の言葉に言い換えると何だ。馬車馬だ。国はお前らにはただひたすら黙々と馬車を引く馬車馬であって欲しいんだ。その方が都合がいいからな。
世の中は平等だ、国民は自由だ、差別なんか一つもねぇ、そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力しても、どんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵にすら立てねぇんだよ。
(生徒:だからなんだよ。国のせいだろ。俺たち関係ねぇし)
だからお前らはバカだってんだよ。誰かのせい国のせい時代のせい。他人を叩き批判して、文句を言って何が変わる。
ルールを作ってる奴らはなぁ、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてんだ。自分は関係ねぇからなんて言ってたら、一生騙されて高い金払わされ続けるぞ。
なぜ社会はこうなってるのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力を付けろ。
その時初めて、馬車馬が人間になれる。
そのためには勉強するしかねぇんだ。勉強ってのはなぁ、この国で許された唯一の平等なんだ。
今お前らは運がいい。今お前らにはこの俺がいる。どんなにバカで間抜けな奴でも、やる気さえあれば東大に合格させてやる。
いいか、搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかり言う人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!バカとブスこそ東大に行け!
馬車馬=奴隷ではなく、人間として生きていくこと。そのためには教科書や常識を捨て、歴史構造や自然の摂理に基づいた事実を学ぶこと、仲間と共にそれらを追求することなしに得られない。
今の状況を、絶望と見るか、新たな可能性と認識できるかは、アタマの中が旧い観念群(教科書や常識)で埋め尽くされているか、解放されているかによって規定される。
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