2021年10月29日

【日本の活力を再生する】集団をつくりなおす企業

みなさん、こんにちは!
以前の記事で、日本の活力再生の糸口は企業にある!と述べました。

とは言ったものの、具体的にどんな企業が集団再生していると言えるの?
どんな意識でどんな事業を行っているの?などなど、疑問は尽きません。

集団再生というと、すこし難しく聞こえますが、
「集団づくりにむかう企業」
と捉えてみると可能性のある企業がいくつか見えてきます。
ということで、みなさんと具体像を共有できるよういくつか企業事例を紹介していきます。

前回記事でも例がありましたが、企業が社員の家族ともども都市から地方へ移住し、
職住一体の暮らしをはじめるように、
地域のなかで生産・生活(生殖)を一体にするという動きは近年増加傾向です。

一見、このような動きは単なる“地方創生”として見られがちです。

 

しかし、≪新たな時代の活力源は、市場拡大を是とした私権獲得のための力の原理から、人類本来の共認原理へ。≫この意識潮流に気づき、資本主義から脱し再び企業集団を再構築しようと試みている企業に対して、“地方創生”という見方を改める必要があります。

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【①面白法人カヤック(面白法人カヤック (kayac.com))】

画像引用元:https://www.kayac.com/service/kamakura_capitalism

≪カヤックの企業理念は「面白法人」であり、経営理念は「つくる人を増やす」です。≫
≪カヤックでは、職住近接のワークライフスタイルを奨励しています。・・・仕事場が楽しい。これはカヤックが最も大事にしている価値観ですが、あわせて、自分の住む地域も楽しいということになれば、人生が2倍、3倍楽しくなります。…企業は地域に根ざして経営する。それどころか、企業ではなく、地域に就労したっていいわけです。≫

 

【②株式会社 風と土と(風と土と (kazetotuchito.jp))】

画像引用元:https://kazetotuchito.jp/

≪島根県隠岐諸島の1つ、海士町(中ノ島)という島に移住し、株式会社巡の環を起業して10年が経ちました。私たちは島に暮らし、島の風土を学び、島内の関係性を高めてきました。同時に日本各地や世界中で未来を切り拓こうとしている仲間たちとも巡りあうことができました。そして、そのつながりから思考を広げ、持続可能で幸せな社会を創り出すためのビジョンやアイデアを描くことができるようになりました。≫

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【彼らの課題意識】

2つの企業に共通するのは、地方創生ではなく本気の集団づくりを目指したい!という点ではないでしょうか。企業という集団、社員の家族もまた集団、その家庭が住む地域もまた1つの集団。

「全部ひっくるめて、繋いで、集団を、つくっていこう(再生していこう)」

資本主義の限界→共認原理による統合が可能性だと気付けたからこそ、こんなにも面白い企業・事業が成立し持続できているのでしょう。

 

≪私権時代を通じて、人々の大半は農業を営んできたし、近代になっても、つい戦前までは人口の過半は農村で暮らしていた。農家は、現在のサラリーマン家庭のような、単なる消費の場ではなく、それ自体が、農を営む一つの生産体である。≫(実現論 序7)

 

原始をたどれば生産も生活(生殖)も、もとは一体でした。
1日の大半のエネルギーを費やす生産の場が、生活(生殖)の場と切り離されているというのも、考えてみればおかしな話です。

★「自分たちの生きる場も、働く場も、自分たちでつくっていく」

生産・生活(生殖)一体の企業に転換しようとしたとき、経営者や社員はこのような意識になるのではないでしょうか?
もっともっと、この地域の活力をあげていけないか?企業の生産・事業を、自分たちの利益第一から地域還元に繋げていけないか?

社員の活力再生を本気で考えたら、自ずと、企業・家庭・地域の集団づくりに思考も行動も向かっていきます。

 

【共認充足を資本とし、生産していく企業】

本気の集団づくりは自分たちの企業を通して「楽しい・幸せ」を感じるだけでなく、
それを生み出し、周りにどんどん拡げていきます。
つまり、共認充足(ひととひとの繋がり・充足・活力)を資本として生産している。

 

みなさんは、
「自分たちの企業、集団、本気で楽しめていますか?」

List    投稿者 fuji-m | 2021-10-29 | Posted in 12.現代意識潮流No Comments » 

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