2009年11月20日

戦後マスコミ史年表3:【1990年代~2000年以降】~A級戦犯であるマスコミ人~

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現代の意識潮流とマスコミの歴史の関係年表1990年代から2000年代以降です。いよいよ本格的に暴走していく時代に突入します。それでは、その暴走するのは何故か?と起こった暴走群をお伝えします。
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るいネット 「潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束」より引用します。

私権欠乏→私権圧力が衰弱したことによって、私権欠乏発の不満や怒りや要求も衰弱して無意味化してゆく。つまり、「否定」意識が空中分解してゆく。こうして、’95年以降、「否定と要求」の社会党は一気に凋落していった。
そして、「否定」が空中分解したことによって、’70年以来の充足志向→実現志向の潮流が次第にはっきりと顕在化してくる。
それだけではない。私権が衰弱したことによって、「否定」意識と同じく私権欠乏発の「自由(自由追求の欠乏)」も衰弱して無意味化し、空中分解してゆく。
それに伴って、明治以来、市場拡大の原動力となってきた性(自由な性=自我と私権に貫かれた性)の活力も一気に衰弱し、アッという間に女の性的商品価値が暴落すると同時に、男のセックスレスが蔓延してゆく。(中略)
他方、バブル崩壊に伴う経済危機は、人々の間に危機感発の安定欠乏を生起させ、目先の安定志向を強めさせる(注:この危機発の安定志向は、’70年以来の充足発の安定志向とは別物である)。そして、この危機発の安定志向は、「自由」が空中分解したことも相まって、目先の秩序収束の潮流を生み出してゆく。タバコ、セクハラ、食品叩きと続く魔女狩り=マナーファシズムは、この秩序収束の潮流に乗った法曹官僚とマスコミの仕掛けである。

るいネット 「戦後マスコミ史年表3:【1990年代~2000年以降】」より引用します。

●【1990年代】
1990 衆院選報道で当確ミス続出
1991 湾岸戦争始まる、テレビで実戦映像放映「メディア戦争」
   ソ連クーデター、テレビで進行過程映像放映
   長崎雲仙普賢岳大火砕流事故<危険地域における報道>
   トリカブト殺人事件<匿名報道>
   慰安婦問題(朝日)
   民間で初の衛星放送局「日本衛星放送」開局(WOWOW他)
1992 朝日ジャーナル廃刊
   千葉・市川市一家4人殺害事件<誤報>

   NHKドキュメンタリー「ムスタン王国」<やらせ>
   「報道2001」スタート
1993 宮沢首相「サンプロ」で政治改革「やるんです」と発言(言質)
   このころ、細川護煕、羽田孜、武村正義らが連日テレビ出演
   甲府信用金庫職員誘拐殺害事件
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   テレビ朝日「ザ・スクープ」<やらせ>
   テレ朝・椿報道局長が衆院選偏向報道指示疑惑で証人喚問
1994 福岡美容師殺害事件<過剰報道>
   松本サリン事件<実名、誤報…河野>
   横浜母子殺害事件<実名、過剰報道>
   愛知・西尾いじめ自殺事件<遺書の全文公開>

   日テレが視聴率三冠王達成、フジを抜く
1995 阪神/淡路大震災
   新聞社HP始まる
   Windows95発売
1996 オウム幹部に坂本弁護士取材ビデオを見せた問題でTBS社長辞任
   (TBSは、当初は「事実関係なし」の調査報告)
   このころ、菅直人、鳩山由紀夫らが連日テレビ出演
1997 神戸児童連続殺傷事件<少年法、誤報、過剰報道>

   東電女性社員殺害事件<プライバシー>
   ポケモンで子ども数百人が光感受性発作などに
   BRO設立
1998 大阪・堺市女児殺傷事件<少年法>(新潮45)
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1999 テレ朝「ニュースステーション」のダイオキシン報道批判、裁判へ
   インターネット、2ちゃんねる開設

るいネット 「潮流7:暴走する社会(特権階級の暴走と下層階級の暴走)」より引用します。

私権原理が崩壊し、社会が統合軸を失うと、歯止めを失って社会は暴走してゆく。無差別殺人やモンスターペアレンツの登場もその一例であるが、最も恐ろしいのは、社会を統合する役割を担っている特権階級の暴走である。(中略)
かくして、団塊世代が幹部に就いた’00年以降、彼ら特権階級はひたすら与えられた特権を行使し、次第に「社会を動かし」「世論を動かし」ているという支配の快感に溺れてゆくようになって終った。
それだけではない。危機に脅えた特権階級は、アメリカの力に拠り縋り(その結果、アメリカの言い成りになって)中立公正も何もない露骨な偏向・煽動報道によって小泉フィーバー、郵政選挙を演出し、更には検察とマスコミが一体となって、鈴木宗男、佐藤優、植草一秀、小沢秘書etcの政敵を失脚させてきた。
これは、麻薬中毒よりももっと恐ろしい、権力の自家中毒である。

るいネット 「戦後マスコミ史年表3:【1990年代~2000年以降】」より引用します。(2008・2009年追記)

●【2000年~】
2000 新・新聞倫理綱領
   「BSデジタル放送」を東京キー局の各社が開始
2001 小泉フィーバー(内閣支持率85%「毎日新聞」)
   大阪・池田小児童殺傷事件
   米同時テロ、衝突映像が繰り返し放送されることへの抗議も
   写真週刊誌フォーカス休刊
2002 産経、夕刊廃止
   読売新聞社、「読売新聞グループ」体制に
   雑誌人権ボックス(MRB)設置
   TV東京、窃盗取材スクープに金銭支払い
   インターネット、ブログ流行
2003 個人情報保護法
   日テレ視聴率買収事件
   フジがプロ野球王監督を侮辱するコメントを放送し謝罪
   衆院選開票速報で民法各局が自民獲得予想議席数を大きく読み誤る
   「全国朝日放送」から「テレビ朝日」に社名変更
   総務省がマスメディア集中排除原則緩和の省令案発表
   (複数局の広域合併や完全子会社化を認める動きに)
   NHK、民放一斉に地上波デジタル放送開始
2004 マスコミ各社有価証券虚偽報告
   週刊文春差し止め問題<プライバシー、高裁却下>

   首相同行取材拒否
   記者証言拒否(奈良県平群町百条委員会)
   NHK、番組制作費着服などの不祥事
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2005 小泉劇場(衆議院選挙)
   NHKへの政治介入をめぐって朝日×NHK×政治家論争
   →「朝日」がブロガーに敗れる
   ネット企業、テレビ局にM&A
   →ライブドア×ニッポン放送・フジ、楽天×TBS
   朝日長野支局捏造報道
2006 TBSの放送免許剥奪の署名運動
2007 安倍首相が朝日告訴
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   あるある大辞典、捏造が社会問題化
   TBS、不二家捏造報道
2008 マスコミ各社経営悪化(マスコミ離れ)
2009 自民党敗北、民主党圧勝!

マスコミの変遷は、以下のようになる。
50から60年代 社会が安定とともに、マスコミ権力は資本権力と拮抗するようになる!
         【権力に対するアンチの思想=序列規範の崩壊】
70から80年代 豊かさ実現により資本権力の衰退へ、よってマスコミ権力が第一権力
         【権力衰退により否定対象の喪失⇒迷走へ】
90年代以降  私権崩壊の過程へ、マスコミがますますファシズム化
         【悪者の捏造へ、そして暴走!⇒大衆うんざりでマスコミ離れへ】
こうやって見ていくと、70年以降、マスコミは無圧力状態となり、必然的に暴走することになる。はっきり言えば、既に70年にはマスコミの役割が喪失していたにも関わらず、暴走し続けたことになる。さらに、私権崩壊後も、偽ニッチを突っ走ってきたが、いつまでもその道しかしらないマスコミの暴挙には、流石に目に余るようになり、大衆は完全に離れていった!それが現状だ!ここまで時代を閉塞させたのも、大衆から共認を奪い、支配し続けたマスコミに他ならない!もう、マスコミはいらないのである!それがみんなが下した最終回答だ!
るいネット 「潮流8:自民党は、なぜ見限られたか?」より引用します。

おそらく、今回の選挙結果を受けて、財界や自民党や官僚の少なくとも一部には反省の気運が生じるだろう。しかし、何の反省もしない特権階級が生き残っている。この厚顔無恥な最後の特権階級こそ、今回の暴走をリードしてきたA級戦犯であるマスコミ人に他ならない。

by 復讐の叫び 😈
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List    投稿者 gabor | 2009-11-20 | Posted in 12.現代意識潮流2 Comments » 

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コメント2件

 地球温暖化と環境問題の真実 | 2010.06.06 15:16

地球温暖化と環境問題の真実

地球温暖化と環境問題の真実の情報です。

 千葉直樹 | 2010.06.12 10:09

はじめまして。
実はこのたび「仏典」をテーマに文章を書く関係で
このキーワードで検索しているうちに、
こちらを覗かせて頂くことができました。
勉強させて頂きました。
ありがとうございました。
このブログも仏典がテーマでしたが、
面白かったですよ。
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