2009年10月23日

潜在思念の実践思考~全生物に共通した思考方法


(画像はコチラからお借りしました)
前回までのエントリーで(「構造認識の現況3」)、既成の構造認識=近代思想は否定と自我の潜在思念によって歪められており、従って既成観念の全的否定が必要だということを明らかにしてきた。
しかしながら、モノを考える上では本来観念思考は不可欠である。
この「思考次元」シリーズにおいては、本来どのような思考方法が必要なのか、どのようにすれば有用な認識を得られるのかについて、記述されたるいネットの四方勢至の投稿を3回に分けて紹介したい。
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人々が観念思考を敬遠する様になったのは、知識人によって与えられた構造観念が無効or誤りであることを、人々が(’70年以降)嗅ぎ取ってきたからである。他方、本源充足の可能性が開かれた事によって、代償物にすぎない感応観念は無用の物となって捨て去られた。
しかし、既成観念が生命力を失い、無用の物となれば、ただ捨てれば良いのであって、それらは観念思考を敬遠する理由にはならない。
とりわけ、構造観念は現代の危機を突破する上で不可欠なのであって、既成の構造観念が無効or誤りなら、新しい構造観念を考え出せば良い。
いったい、現代人はなぜ新しい観念を作り出せないのか?
ここで、現代人の思考次元を三段階で押さえておこう。
注)
三段階=
( ①思考次元1 潜在思念の実践思考
 ②思考次元2 否定意識の倒錯思考  ③思考次元3 本能⇒共認⇒観念の超越思考(構造認識))に分けて紹介していきます。
思考次元1 潜在思念の実践思考
これは、原始人以来の(動物にも備わっている)本源的な思考様式で、主に、感応(本能⇒共認)回路をもって現実を対象化し、答え=可能性を模索する。
生命体の認識機能には、食欲や性欲etcの欠乏を感じる内識機能と、それを充たす為の視聴覚をはじめとする外識機能がある。答えとは、課題の実現経路であり、実現経路とはこの内部意識と外部認識がイコールで結ばれた回路である。
答えを発見すると同時に全主体(=感応回路)はそこ(=実現経路)に可能性収束するが、それはある開かれた(=答えを見出した)欠乏意識とある開かれた対象認識がイコールで結ばれて共に強化される過程=その実現経路が強化される過程=その様な主体(実現回路)が強化・形成される過程である。
従って、欠乏意識(内的認識機能)と状況認識(外的認識機能)を結ぶ実現回路こそ主体の中核(先端主体)であり、この実現回路こそ思考の先端中枢である。

感応回路とは感覚機能や感情を刺激する回路である。(一方観念回路は例えば物理の法則がそうであるように、通常は感覚機能や感情を刺激しない。)
因みに、この潜在思念の実践思考は人間のみならず動物にも具わっている全生命体に共通した思考方法でもある。
生命体は、内識機能がキャッチした欠乏意識と外識機能がキャッチした状況認識をイコールで結ぶ事のできる実現経路、すなわち方法回路によって外圧に適応している。
つまり生物は、内識機能でキャッチした欠乏意識を充たすための外識機能と方法回路を発達させてきた実現態であり、これらは生物の行動様式=本能そのものを形成している。
生物とは環境に適応すべく外識機能と方法回路を環境に応じて多様に発達させてきた存在であって、本能が多種多様な形で形成されるのもそのためである。

(シマウマ:画像はコチラからお借りしました)
例えば、シマウマは敵を察知する為の視覚聴覚を発達させ、早く逃げるための足と持久力のある筋肉を発達させ、さらに安全な場所で消化するために消化器官(4つもの胃袋)を発達させてきた。
また、ライオンは相手に忍び寄るための肉球や、一度捉えた獲物を逃がさないための鋭い爪や牙を発達させてきた。
このように本能=実現回路は種の特徴そのものであって、投稿にある「実現回路が主体の中核である」とはそのことを指す。(因みにその意味で実は人間の個体差=個性の中核も、この実現回路のありようが作り出したものである)
また全ゆる生命体は、欠乏を充足させる=実現する=外圧に適応する、為に試行錯誤しているのであって、実現回路とはその試行錯誤の集積である。この回路は、外圧の変化などの未明の自体に遭遇する度に、新たな方法回路を模索し続ける。投稿にある実現回路とは「実現回路とは思考の先端中枢である」とはそのような意味である。

(ライオン:画像はコチラからお借りしました)

注:人類の場合、当然、観念回路も使われているが、健全な実践思考では、主に状況認識を整序する為に観念が使われている。つまり、潜在思念(その先端の実現回路)によって整序された実践的な構造観念である。
逆に感応観念は、(次の2で明らかにするが)欠乏意識・課題意識をも状況認識をも共に歪曲し、極めて不健全な思考回路を形成する。

潜在思念による実践思考は実は殆ど観念を使わない事が多い。この実践思考は実現回路に照らし合わせて、状況認識に対して半ば無意識に(プラスorマイナスの判断を行うなどして)、それら状況の相互関係を整序している。
それに対して例えば外圧に日々さらされ集団でそれに立ち向かっている経営課題などでは、状況や問題を共有し、整理し、外圧を突破するために観念も駆使させている。例えばデータ分析などもその一つである。この思考はひたすら欠乏を実現するために対象=状況を決して否定することなく対象の中に可能性を求めて思考するあり方である。これらの状況認識=実現回路を用いた対象の把握こそ、健全な観念の用い方といえる。
(しかしながら、この潜在思念の実践思考はとりわけ未明課題や大状況の変化に対しては無意識=観念を用いないで作動していることが通常であり、例えば充足基調や、社会収束なども外圧の変化に対応して、新たな突破口を求めて、この潜在思念の実践思考が無意識のうちに生み出したものである。)
いずれにせよ、健全な思考とはこのように外圧や対象に向かって作動する外向き思考とも言うことが出来、それに対して外的対象不在の内向き思考(悩みや、自分って何?)は明らかに不健全な思考という事ができる。

注:近代思想が言う所の主観・客観という概念は、内部意識と外部認識を未分化に混合させた概念であり(主観も外識を使うし、客観も内識を含む)、全く意味を成していない。


(カント:画像はコチラからお借りしました)
この投稿が明らかにしているように、本来思考するとは主体と対象をイコールで結ぶという事であり、主観・客観という、近代思想が生み出した、主体と対象とを分離した概念はこの観点から見て全く意味を成さないものであり、主体と対象を切り離した不健全な思考に人々を誘導した、重大な誤りの導入口ともなったものである。

(マルクス:画像はコチラからお借りしました)
次回はこれら近代思想の思考法の問題点を明らかにするべく、四方氏による「否定意識の倒錯思考」を紹介していきたい。

List    投稿者 mokki | 2009-10-23 | Posted in 12.現代意識潮流12 Comments » 

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コメント12件

 SSS | 2010.05.02 3:34

ブログお疲れ様です。
この記事を読めば、前原大臣が「自分の意見」をきちんと主張している政治家で、鳩山首相はへぼいだなんていう風には見えない事がわかります。(マスコミの情報を見れば、前原さんはきちっとやってる風に見えるけど)
写真の「国内の観光が盛り上がれば」という台詞もよくよく考えれば、経済や社会を数字や労働力でしか捉えれていない証拠。
まず一言せめて「企業が元気になれば」とか中小企業の実態を把握しているのであればそれについて言及したはずです。
無能であることはこういう事例からもわかってしまうことはショックですけれども、私たち素人がなんとかしていかなくちゃいけないんですね☆その方法はきっと私たちの中にある!!

 kay | 2010.05.02 18:45

我々素人がなんとかしていかなくちゃいけないって言われてもどうしていいか・・・
結局煽りを食うのはいつも我々一般庶民。
何かする立場にはないと思います。

 toku | 2010.05.02 21:31

コメントを入力してください
前原氏は、大学の恩師に「卒業後は外交官になりたい」と、相談したら「頭が悪いからムリ。パナソニック政経塾に行って政治家になれ」と言われ、政治家になった人物です。(ウィキより)素直と言うか、単純と言うか、自分のなりたい職業にチャレンジする事もなく政治家になったので今でも「達成感」がないのでは? 
何でもやりっ放し、オオカミ少年的なので周りが大迷惑でしょう。偽メール事件の反省もないようで、イズレ同様の事件が起きるでしょう。「頭が悪い」の恩師の発言は、的確でしたネ!

 mika | 2010.05.03 5:12

*SSSさん
いつもコメントありがとうございます!
>写真の「国内の観光が盛り上がれば」という台詞もよくよく考えれば、経済や社会を数字や労働力でしか捉えれていない証拠。
>まず一言せめて「企業が元気になれば」とか中小企業の実態を把握しているのであればそれについて言及したはずです。
本当にその通りですね!
まさしく机の上で物事を考えているんだと思います。
もっと良くしていきたい!と思ったときに何が必要かと聞かれれば、まずは目の前にある現実はきちんと受け入れることだと思います。
現実を直視してもっとみんなが居心地の良い社会にしていきましょう☆☆

 mika | 2010.05.03 5:27

*kayさん
コメントありがとうございます!
>我々素人がなんとかしていかなくちゃいけないって言われてもどうしていいか・・・
ブログにはこのように書きましたが、「じゃあどうするの…?」というkayさんの気持ちはとてもわかります(笑)
確かに上手くいくかわからない実現方針を判断するのはとても難しいことですよね。
そもそも「こうしたらいい!」という実現方針はいきなり出てくるものではなく、「こっちの方が良さそう☆」という小さな積み重ねによって少しずつ明確になってくるものなのではないでしょうか?
残念ながらこの記事も「こっちの方が良さそう☆」という1つに過ぎません。でも「できるかできないか」で判断するのではなく「良さそう☆」と思う方にどんどん進んでいくことできっと実現方針が見えてくるはずです。
今後も追求していきますので、ぜひ一緒に「こうしたらいい!」を探していきましょう!コメントお待ちしてます!

 sunsar | 2010.05.03 9:47

統合者ってなあに?
統治者じゃねーの?
あと、文章の書き方でいうと、絵文字多杉。映像からのキャプチャーもこの文章では不要だろ。図や表はセンタリングしてみやすくするのが基本。
これだからゆとりはwwww

 mika | 2010.05.06 17:05

*tokuさん
コメントありがとうございます!
>自分のなりたい職業にチャレンジする事もなく政治家になったので今でも「達成感」がないのでは? 
なるほど!おもしろい視点ありがとうございます!!
前原大臣のような政治家は「達成感」がないというわけではなく、そうやって出てくる壁に挑んでいくことでしか「達成感(充足)」を得られないのではないでしょうか。もしそうだとしたら、誰かの役に立つことで充足を得ているわけではないので国民の役に立ちたいという視点が欠落してくるのは当然!
これが根本的な問題なのかも…。というのがtokuさんのコメントを読んで感じた私の分析です。どうでしょうか??

 mika | 2010.05.06 17:08

*sunsarさん
コメントありがとうございます!
なんとなく「統治者」という単語がピンと来なかったから統合者という表現を使っていました。
 とうち 【統治】
  (名)スル
   (1)すべおさめること。
   (2)主権者が国土・人民を支配し、治めること。
   「人民を―する」
              goo辞書「大辞林 第二版」より
「統治」という単語を聞くと、この辞書の2番の意味を連想してしまうのでピンと来なかったのだと思います。まとめていく人は必要なのですが、支配する人はいらないので「統合」という言葉を使用しました。
>あと、文章の書き方でいうと、絵文字多杉。映像からのキャプチャーもこの文章では不要だろ。図や表はセンタリングしてみやすくするのが基本。
貴重なご意見ありがとうございます!!
(私の技術が無いという問題はありますが)このブログを読まれる方がどんな方なのかきちんとイメージできていなかったのが一番の問題だと思います。
より良い記事を書けるようにもっと勉強していきたいと思います!今後もよろしくお願いします!

 しのぶ | 2010.05.07 15:14

中小企業って、99.7%も占めてるんですね!
日本の技術などは中小企業が支えているとも聞きます。
そんな企業を守ることこそが、国にとって大事なんだと思いますが、それが出来ない。。というより、その発想に思い至らないのが無能だということでしょうか。
自己中=無能ということですね(>_中小企業って、99.7%も占めてるんですね!
日本の技術などは中小企業が支えているとも聞きます。
そんな企業を守ることこそが、国にとって大事なんだと思いますが、それが出来ない。。というより、その発想に思い至らないのが無能だということでしょうか。
自己中=無能ということですね(>_<)

 SSS | 2010.05.07 22:07

>しのぶさんへ
コメントありがとうございます(割り込みですが返信します)
前原大臣は自分の出世や地位、どこかの集団の利益のためだけ、と言った狭い範囲でしか目的を見いだせていないことはお分かりかと思います。
つまり企業を守る、という言葉だけは彼の頭の中にはあるのだとは思いますが、にも関わらず相反する行動をするということは、それよりも自分を優先しているということ。
自己中ならまだ「馬鹿」で済みますが、それを正当化するとうな言動が「無能」と呼ばれる所以なのだと思います。それを許しているのはそれを隠すマスコミでしょう。
ネットでいとも簡単にこういうことが分かってきた。それだけはすごい可能性のあることかもしれませんね★

 mika | 2010.05.07 23:24

*しのぶさん・SSSさん
コメントありがとうございます!
>つまり企業を守る、という言葉だけは彼の頭の中にはあるのだとは思いますが、にも関わらず相反する行動をするということは、それよりも自分を優先しているということ。
SSSさんのコメントとってもわかりやすいですね!まさしくおっしゃる通りだと思います!!SSSさんありがとうございました!!
「みんなのためにどうしたらいいのか」常にこのアンテナを立てて行動できる人に政治に関わっていってほしいと思います。
実行力や統率力など政治家に必要といわれる能力はたくさんありますが、このアンテナがあることが大前提。これが有能と無能の境界線なんでしょうね。

 hermes handbags apricot | 2014.02.02 7:02

hermes bag 日本を守るのに右も左もない | 人々の生活を見ていない政治家・前原国交相

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