2009年12月05日

11/29なんでや劇場レポート(3)私権制度・騙し観念はいかにして突破されるのか?

前回までのなんでや劇場レポート(1)性欲が出てこないのはなんで?⇒秩序崩壊の不安と焦りなんでや劇場レポート(2) 先行き探索を阻むのは私権制度と騙し観念の記事に続き、最終回になります。
特権階級の暴走に対して大衆はどう動くのか。そこでの政治に対する新たな期待とは。さらに、数年後に起こるであろう秩序崩壊=経済大破局によって私達は新たな可能性に向けて準備に入る必要があります。これからどのように動けばいいのか!?
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●秩序崩壊という点で最も危険なのは、社会を統合する役割を担う特権階級の暴走。
昔は(本音は私権・身分の確保が第一だとしても)「国民の為」に働くのが統合者の条件であるということが共認事項として生きていた。だから統合階級も一定有能だった。
ところが私権が衰弱した結果、バブル以降、とりわけ小泉以降、統合階級たちは偽ニッチの罠にはまり「国民の為」を投げ捨て、身分保持と権力行使しか頭になくなり、暴走を始め、国民に全ての犠牲を強いるようになった。この代表が自民党だが、民主党もマニフェストや子育て支援策・農業支援策のバラマキを見れば無能であることには変わりがなく、いずれ国民に犠牲を強いることになる可能性が高い。
注)このように、有能と無能を分かつものは、皆の為に頭を使うか、自分の利益のために頭を使うかである。
統合階級の暴走の先に、何か質的な変化が起きるのか?
統合階級たちも薄々は「このままでは国民から見放される」という不安は抱えている。その不安から反省するのではなく、逆に敵対勢力を叩き潰そうと強権を発動し、ますます暴走を強める。つまり暴走の程度が強くなるだけで、質的な変化は期待できない。
では、そのような統合階級を見て、大衆意識はどう変わるのか?
統合階級への敵視までは至るが、それは過去の革命時などに経験している。問題は、統合階級の無能視が大衆的に普遍化するかどうか? これがリトマス試験紙となる。無能視が普遍化すれば、大衆は「自分たちが何とかしなければ」と意識転換する。(過去の革命時には、所詮一部の階級が「なんとかしなければ」と思ったにすぎない)
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多少可能性があるのは、選挙の洗礼を受ける政治家。従って今後も、政治家は民意派が政権を握ることになる。但し、小沢も鳩山も頭では「国民の為に」と思っているかもしれないが、鳩山などは国民の実態を知らないから、民主党も2年後には国民に犠牲を強いるようになる。3年後には大衆的に新勢力期待が高まる。 (早ければ4~5年後には新勢力が政権奪取もありうる)
●もう一つの秩序破壊=経済大破局はどうなる?
欧州貴族+ロスチャイルドVSネオコン・CIA勢力が世界の覇権を巡って争っている。世界的にはネオコン・CIA勢力が劣勢で、彼らにとっては日本の特権階級(官僚・司法・マスコミ・自民党)が命綱。欧州勢力にとっても、中国はいつ崩壊するかわからないので、最後の命綱が日本であることは変わりがない。つまり、欧州勢力とネオコン勢力のどちらが日本を獲るかという闘いになっている。
欧州勢力と繋がっている民主党の言う「政治主導」とは、ネオコン勢力下にいる日本の官僚を欧州勢力の下に寝返りさせることを意味している。こに1年かかるだろう。そこから司法・マスコミを掌握するのに2年はかかる。つまり、これから3年間、日本の統合階級を掌握するまでは欧州勢力も下手に動けない=ドル・米国債暴落を仕組むことはできない。
逆にいうと、3年後には経済大破局という秩序破壊が現実化し、これは3年後の新勢力期待の顕在化と時期的に合致する。そこで新勢力が政権を握ってしまえば、共認制度へ改編するのは容易である。つまり、壁である私権制度・騙し観念は新勢力の政権獲得によって突破できる。我々も新党樹立へ向けての準備に入る必要がある。
40数年前我々は、大破局の予感に基づいて歴史構造理論の構築を始めた
20年前バブル崩壊後から意識潮流の分析を始めた
そして、数年前から未来予測とそのための情報収集を開始した
「明日、何が起こるかわからない」状況下では、情報の探索が必要なのは変わりがないが、基本的な情報の収集はほぼ完了した。今後1年かけて、収集した情報を整理する段階に入った。その上で、歴史構造論と照らし合わせて、どういう政策・制度を打ち出すべきか固定する。
これを1~2年の間に固め、民主党よりはるかに上手くいく制度群を打ち出すことになる。(歴史構造論の解明は超難問で、意識潮流分析もそこそこ難しいが、それに比べて情報を収集・整理して、制度設計するのは簡単。)
ネット界全体も現在は情報探索のレベルにあるが、いずれ答え(制度や政策)を求める流れに移行する。
当ブログの今後の課題は次のようなものになるだろう。外交をどうする? 司法をどう改造する?(この問題はマスコミ批判と一体)社会統合の仕組みは?

List    投稿者 wacky | 2009-12-05 | Posted in 12.現代意識潮流5 Comments » 

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コメント5件

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>本来、人間関係は充足の素であり、健全な人は人間関係をプラス視しているが、私権時代においては人間関係とは厄介な煩わしいものであったがために、人間関係を否定視し、そこから逃避している人が過半であった。これを逃避体質と言う。
質問が一つあります。他人を信用できない西洋人が考え出した契約(数千年の歴史がある)は、人間関係を否定視した上での行為のように考えられます。
しかし現実の世界は、この契約で成立しており、人が充足関係を求めるようになると、契約社会の崩壊=国家の崩壊も意味しているのでしょうか?

 member | 2010.07.06 21:04

一般人さま、コメントありがとうございます。
人々が充足を求めれば必然的に秩序化に向かうことになります。なぜなら秩序は充足の前提条件だからです。
統合機関たる国家や、評価指標たるお金や契約関係は、いきなり壊してしまう訳にはいきません。それでは充足の正反対になるからです。
現在の国家や市場に代る新しい社会統合機構や新しい評価指標が出来るまでは、それらの機関や指標は残り続けます。より充足できる新たな秩序=新しい社会統合機構の下に、古い統合機関である国家や市場が組み込まれ再統合されると考えるべきでしょう。

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