2013年12月27日

自給期待と日本の近未来8 ~経済破局は回避できるのか?~

みなさんこんばんは。
前回は『今、日本で何が起きているのか?』にスポットをあて、自給期待の萌芽⇒企業の共同体化による金貸し支配からの脱却可能性を提起しました。
一方で、市場経済・国家財政の行き詰まりは明らかで、経済破局は不可避なように見えます。
経済破局してしまうと、せっかく萌芽しかけている自給期待はどうなるのでしょうか?
破局とともに潰えてしまうのでしょうか?
今回は、
本当に経済破局は来るのか?
来るとして回避する方法はあるのか?
そのとき、自給期待はどうなる?
を追究してみます。
ではいってみましょう。

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  経済破局はなぜ起こる?
まず金貸しと国家の関係について。
ココ、重要です

金貸しの存在構造
・市場は国家の寄生虫として拡大してきた。市場が国家の寄生虫であるということは、市場は国力の枠内(or国家の統合の枠組みの中)でしか成長できないはずである。しかし、事実はそうではない。時として、国家は無謀なる争いを繰り返し、国力を衰弱させるが、それに乗じて市場は成長していく。(十字軍しかり、現在のアメリカしかり・・)


・それは、商人たちが金貸しとして、国家に戦争をするようにそそのかし、国家相手に金を貸し、骨の髄まで国家から財を奪い取っていったからに他ならない。彼らは、戦争や革命をそそのかしては、武器を売り、金を貸し成長してきた。本物の金貸しは庶民相手に金を貸すなどというちっぽけな商売をする連中のことではない。
『金貸しは国家を相手に金を貸す』この仕掛けこそが、金貸しの存在構造であり、市場拡大の秘密である。

『国家が金貸しに支配されている』 これが事実です。
この構造をまず頭に入れてください。
市場経済が順調に成長している間は、金貸しも国家もWIN WINの関係ですが、
市場経済が停滞するとまず国家の成長=GDPの延びが止まり、ついで国家に寄生している金貸しも儲からなくなります。
そうなると困るので、金貸しは国家に国債を乱発させます。
国家に借金させて、イカサマの成長を作り出し、金貸しはそのウワマエをハネるのです。
企業にたとえると借金漬けの自転車操業、当然長続きするわけも無く、いつかは破綻に至ります。

  金貸し同士の抗争


ロスチャイルドVSロックフェラー
ご存知、宿敵同士 ですが、そんな彼らも四六時中闘ってきたわけではないんです。
これまで、両者は世界中の国家に寄生し、縄張りを確保してきました。
  😈 ロスチャイルド:欧州中心
  👿 ロックフェラー:アメリカ、日本など
ザックリ言うとこんな棲み分けで、平和に暮らしてきました。
金持ち、喧嘩せず、ですね。
しかし、昨今の市場縮小により、仁義無き縄張り争いに突入しています。
現在、世界的にロスチャイルドが優勢。ロックフェラーは次第に追い込まれつつあるようです。

 【参考】
ロックフェラーはロスチャイルドの支配下に?
                                        
  抗争に巻き込まれる日本

日本は戦後、アメリカの戦利品扱いとなり、ロックフェラーの縄張りになりました。
中曽根・小泉以降はこの傾向が顕著で、ロックフェラーの支配⇒日本売りがあからさまになって行きます。
しかし現在、資金量・優秀な企業などの資産、および従順な国民性にロスチャイルドが目を付け、ロックフェラーから奪いにかかっているのです。
安倍内閣は一見、ロックフェラー寄りに見えますが、TPP・原発への賛同を見ると、ロスチャイルド側に引き込まれつつあると見て良いでしょう。             
 【参考】
不正選挙→機密保護法~その背後勢力分析3:ムサシの更に奥にいるGSとロスチャイルド
電通の親会社。そのまた親会社。そこまで遡るとロスチャイルドに至る。             
このように、日本はロスチャイルドの世界戦略に巻き込まれ、その損失の大部分を押し付けられそうになっています。
この世界戦略こそ、経済破局なのです。
そして、経済破局には2つのパターンがあります。                 
                                        
  2種類の経済破局
                                        
  😈 デフォルト

現行の中央銀行制度は保持したまま、国の借金を踏み倒す方法です。
具体的には現行紙幣を撤廃し新紙幣に切り替えるやり方。 
アメロなど)
現行紙幣や国債は紙くず同然になるので、デフォルト直後から市場経済は大混乱となり、社会秩序が崩壊する可能性が高くなります。
よって、デフォルトに踏み切る前に金貸しは自らに被害が及ばないよう、用意周到に準備を済ませておきます。中国やロシアなど強硬な反対がおきそうな国家には根回しをすると予想できますね。
一方で従順で反対しなさそうな国、資産を持っている国には借金を押し付けようとするでしょう。ロスチャイルドが日本を狙う理由がここにあることが分かります。
                                        
軟着陸
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中央銀行制を撤廃し国家紙幣に切り替える方法。
日本でいうと日銀、アメリカでいうとFRBが紙幣発行権を放棄、これに代わって国家が紙幣を発行します。(国家紙幣
デフォルトに比べると社会秩序の混乱度合いは小さいですが、金貸しは、その生命線である中央銀行制を手放すことになります。
おいそれと手放すとは思えませんが、社会秩序の崩壊を憂慮する勢力(金主たる欧州の王族、中露など)の圧力によって、やむなく選択するパターンですね。
なので、国家紙幣に切り替わる直前まで、金貸しは相当暴れることが容易に予想できます                                    
このように、いずれにしても、大なり小なり社会秩序は混乱し、日本もダメージを被ることは不可避なようです            
そうすると、芽生えたばかりの自給期待も潰えるのでしょうか? 😥                                                                      
 
😛

                                        
                                        
むしろ金貸しやお上が暴走し、社会が混乱すればするほど、自分たちでなんとかしなければ、と自給期待は高まると断言できます。        
なぜそんなことが言えるのかって                       
その根拠は、日本人ならではの縄文体質=人類の本質にあるのです。
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復活力。叩き潰されても復活しようと考えるのが日本人の特性だ
より引用します。

日本人はアメリカに国土を灰燼にされても、復旧させて、以前に増して強靱な国土を作って復活してしまう。
壊されても、壊されても、どんなに時間がかかっても、復活させてしまう気質を持っているのが日本人だ。
日本人は気がついていないが、日本人が最も得意としているのは、勝つことではない。壊滅的なまでに負けても「復活できる」ことなのである。
毎年のように突然やって来る地震や台風のような巨大災害が、日本人の特異な民族性格を形作っているものであるとはよく言われる。それは真実かもしれない。
歴史的に、日本人は地震や台風や火事で、築いてきたものが一瞬にして破壊されるという経験を毎年のように経験する。そこから逃げられないし、自分だけ助かろうとしても無駄なことも知っている。
自然災害はワイロを渡して回避することはできないし、どんなにカネがあろうがなかろうが、平等に被害をもたらす。
だから、破壊されても「こんなこともある」と静かに「破壊を受け入れる」精神が日本人にはある。
破壊されないことよりも、むしろ破壊を受け入れて、いかに淡々と回復させ、いかに淡々と復活するかのほうに力を注ぐ。

具体的な事例を挙げておきます
福島県民、東北人、日本人の復興のカタチ
企業は、社会の為に存在する
江戸の大火に学ぶ災害復興 ~強力かつ適格なリーダーシップ~

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デフォルトにせよ、軟着陸にせよ、市場は縮小せざるを得ません。
すなわち『市場には可能性はない』のであり、となれば市場に変わる可能性を作り出して行くのが適応態たる人類の姿です。
そして、そのカギを握るのが我々、日本人なのです。

続きます

List    投稿者 ohmori | 2013-12-27 | Posted in 12.現代意識潮流No Comments » 

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