2008年06月24日

金貸しが社会起業家を支援する時代になった!

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写真はアショカ財団創設者のウィリアム・ドレイトン氏コチラからお借りしました。
るいネットで社会起業家について知りました。どのような財団が彼らを支援しているのか?
いくつか詳しく紹介しているサイトがあったので紹介します 8) 。
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町田洋次の社会起業家・エッセンスによると社会起業家を支援する財団はアショカ財団、シュワブ財団、スコール財団などがあるそうです。リンク
まずはそれぞれの財団とその創設者の経歴をおさえておきましょう 8)
【1】アショカ財団 - 創設者ウィリアム・ドレイトン氏
町田洋次の社会起業家・エッセンスより以下引用

ドレイトンは、60才代の前半ですが、育ちはアメリカの選良のもので並みのキャリアではありません。父はイギリス貴族でアメリカに移住した人、母はオーストラリアから移住したチェリストです。父には資産があったのでしょう、世界中をめぐる冒険家として名をなした人です。
彼自身は、高校のときからインドのアショカ王(荒々しい武将で武力でインドを統一したあと、武力を反省し、平和主義に転換)にあこがれ、ハーバード大を卒業したあと世界を放浪しましたが、その後マッキンゼーに入り、ある州のコンサルティングの仕事でCO2の排出権取引を提案したところ、環境保護庁から誘われて入り、この取引のコンセプトを世界中に広めました。
レーガンが大統領になってから、環境保護予算が減り、それではつまらないと退職し、80年代の初めにアショカを創設して世界の社会起業家の支援活動を始めました。

アショカ財団の創設者ウィリアム・ドレイトン氏はもともと資産家の家で生まれ育った方のようですね。
CO2の排出権取引を提案された方のようです
【2】シュワブ財団 - クラウス・シュワブ氏
Fair Trade Student Network Tokyo (FTSN東京)さんより以下引用

シュワブ財団とは、98年から世界の社会企業家を選出し、支援しているスイスの団体です。設立者はクラウス・シュワブという人で、この人は世界経済フォーラム(ダボス会議)の創始者でもあります。
 ダボス会議は、世界を代表する企業経営者が集まって世界経済の動向や企業経営のあり方などについて議論を交わす場です。最近では企業経営者だけでなく、政府関係者なども参加するようになっており、まさに「世界経済」に影響を与える会議となっています。

クラウス・シュワブ ウィキペディア
世界経済フォーラム ウィキペディア
また世界経済フォーラムについては様々な論議があるようです。
野田明子の『道々日記』より以下引用

○世界経済フォーラムとは何か?
 世界経済フォーラム(WEF)は、マイクロソフト・モンサント・ナイキ・GM(最近まではエンロンも)など、世界の巨大企業約1000社の代表らによる私的な組織である。1971年に欧州経営者フォーラムとしてスイスを拠点に出発したこの集まりは、今や企業グローバリゼーションの主要な世界的アジェンダを打ち出す主導的提案者にまで成長している。昨年まで、WEFの年次会議はスイスのリゾートタウンであるダボスで開催されてきた。
 これは年会費として30000ドル以上支払った企業の代表者、および選ばれた政治家・ジャーナリスト・学者のみが参加できる排他的な会議である。G.W.ブッシュやトニーブレアも3200の参加者に含まれている。WEFは世界全体に影響を与える世界経済・貿易のアジェンダを提起しているが、そのメンバーは欧州・米国の企業家が支配的である。メンバー構成の地理的分類で見ると、欧州43%、北米26%、アジア13%、中南米7.5%、中東4.5%、アフリカ4.3%、オーストララシア2.2%である。
○WEFと世銀・IMF・WTOとの関係は?
 国際通貨基金(IMF)と世界銀行(WB)は、表向きは国際経済の安定に貢献するために復興国に融資を提供するため、第二次大戦後に設立された。この二つの参加国によって運営される機構は(1980年代以来)、新自由主義的経済モデルの普及に努めてきた。このモデルに対しては、国内的にも、そして第一世界と第三世界の間にも、不平等を産み出すとして、広範な批判がなされてきた。『50年で十分だ(50 Years is Enough)』は、「1980年代以来、債務を巡る状況は着実に悪化してきた。その結果、途上国の債務合計は、それらの国々の総GNPの半分に達し、総輸出所得の2倍近くになっている」と主張する。「この破壊的な債務負担のために、そうした国々は事実上、構造調整プログラムをめぐる交渉について権限を持てなくなっており、世銀やIMFによって押しつけられる諸条件を受け入れることを強いられてきた」。
 1970年代初頭に発足した世界経済フォーラム(WEF)は、1995年に発足した世界貿易機構(WTO)への道を用意した責任者である。IMF・WB・WTOは実際に政策を実行したり経済調整に影響力を行使する。他方WEFは私的グループとして、企業の経済アジェンダを設定する機能をもっている。
○WEFはどのような影響を与えてきたか?
 スイスのクラウズ・スクワブが1971年に欧州の企業トップのための小規模な会議を組織して以来、WEF会議はその規模や扱う範囲を急速に増大させてきた。元々は、ヨーロッパ経営者フォーラムとして発足した。1982年スイスのダボスで初の「世界経済指導者非公式交流会」が開催された。1986年、この組織は世界経済フォーラムとして知られるようになり、それ以来これは、世界一な企業家の祭典となった。そしてその世界経済政策への影響力も、同様に深まっていった。
 「WEFはたいへん成功してきた。1971年以来“世界の状態”はこの組織に参加する企業にとって劇的に改善されてきた。1980年代にはWEFは新自由主義戦略を構想し、OECD諸国と“友好的”な新興工業国の政治家たちも仲間に入れ、多国籍ビジネスのためのアジェンダを設計した。それは、民衆の注目が及ばないところで将来を見越した会議を行い、新自由主義の普及において中心的役割を担った」とピーター・グッドマンは述べている。。

以下の記事も大事な視点なので引用しておきます(引用元は同じ)。

 (日本)政府は7月の北海道洞爺湖サミットの最重要課題となる地球温暖化対策の柱として、日本の取り組みを支持する途上国を支援するため、5年間で総額約100億ドル(約1兆1000億円)の資金を援助する方針を固めた。インドネシア、タンザニア、ツバルなどを当面の対象国と定め、今年2月から重点的に政策協議を進める。
 福田首相はこの支援策を18日の施政方針演説や、出席する方向で調整中の今月下旬の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で打ち出す考え。温暖化による途上国への悪影響を軽減するための「環境変革基金」の設立を表明した英国などと連携し、新たな基金をつくることも検討している。

まとめると、シュワブ財団の創設者クラウス・シュワブ氏は経済学者でもあり、国際通貨基金(IMF)や世界銀行(WB)ともつながりのある方のようです。
また世界経済フォーラムでは洞爺湖サミットの地球温暖化対策についても論議がおこなわれるようです。
【3】 スコール財団 - ジェフリー・スコール氏
町田洋次の社会起業家・エッセンスより以下引用

ジェフ・スコールは、トロント大学でエレクトロニクス工学を学んだあと、スタンフォード大学のMBA、ナイト・リッダー・ニュースのオンライン事業を経験したあと、P.M.オミディアと2人で、イーベイを95年に創業、98年にIPO、初日の株価は18ドルだったが、半年後200ドルに上昇して大金持ちになった。
イーベイは、IPOのときイーベイ財団をつくっているが、それとは別に、スコールは、99年に彼の個人財団スコール財団を設立し、イーベイの経営は、メグ・ウィットマンCEOに任せ、財団経営に専念している。
*イーベイ(e-bey):ネット通信販売やインターネットオークションを手がけるアメリカの会社である。インターネットオークションでは世界最多の利用者を誇る。

ウィキペディアからも引用しておきます。

1996年に eBay の創設者ピエール・オミダイアと会い、スコールは eBay の初代社長に就任する。1998年に戦略的計画・分析担当ヴァイスプレジデントに就任。同年9月の株式公開で巨万の富を得るが、スコールは株式公開前に100万ドルの株式を寄付して eBay 財団を創設した。2000年に腰痛のため eBay の経営から身を退いたが、現在も eBay の第2位の大株主である。
2004年、スコールは社会性の強い映画を制作する映画スタジオ、パーティシパント・プロダクションズ(en:Participant Productions)を設立した。
2007年には『不都合な真実』が第79回アカデミー賞において長編ドキュメンタリー映画賞・アカデミー歌曲賞を受賞した。

スコール財団の創設者ジェフリー・スコール氏はネットオークション会社を創設し株でぼろ儲けされた方のようですね。今では映画の製作スタジオももっておりゴア氏が出演された『不都合な真実』も製作されたようです。
まとめると、今回とりあげた社会事業家を支援する財団の創設者は3人とも資産家であり【環境市場】と関わりがあるということです。
ここからは仮説になりますが、社会起業家という事業はおそらくロスチャイルド系の資本家が考え出したものではないでしょうか?
ロックフェラーに石油などの現物を握られてしまい市場での行き場を失ってしまったロスチャイルドは物ではなく人々の共認(良心)をくすぐる事業(環境ビジネスetc.)を考案し、そこで儲けていく道を選んだのではないでしょうか?
代表的な3財団のうち2財団の設立が’70年頃であり、先進国の貧困消滅の時期と一致しています。’70年以降は現物で市場が動くのではなくはなく、人々の共認で市場が動く時代に転換するといち早く察知し、そのモデルとして社会事業ビジネスを考案したと考えられます。
社会事業の設立に金貸しが絡んでいる可能性は高いでしょう。しかし、社会事業という人々の役に立つことにお金を払うという活動が今後の主要な仕事に変わっていく可能性が出てきたといえるのではないでしょうか?皆さんはこの社会事業という動きをどう見ますか

List    投稿者 MASAMUNE | 2008-06-24 | Posted in 12.現代意識潮流1 Comment » 

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コメント1件

 hermes cheap | 2014.02.03 0:26

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