2017年 「反動」と「脱」の日本
今回は、2017年最終日。今年の情勢、特に意識潮流に焦点を当てて俯瞰してみたい。
世界情勢は、近世以来世界を動かしてきた金貸し勢が駆逐されていくのは確実な流れ。
風雲急を告げる世界情勢
日本はどうか?2017年の潮流は大きく捉えると、古い場と新しい場のせめぎあい。
古い場(私権の強制圧力の場、国家が作り出す制度の場(学校や法制)、会社内での序列)の暴走・反動。
‘ VS
新しい場(人々の期待・応望に基づく信認関係と共同性)の復活の動き。戦争が始まる5500年前以前の共同体的なありかた。
古い場に立つ旧勢力は、新しい場の動きに対して、自分たちの保身と身分秩序(学歴身分)維持のために、強制圧力・制度圧力を強化しつつ暴走している。・・・彼らが圧力を高めれば高めるほど、人々は活力と生気を失っていく。一方新たな場・信認関係に活路を見出した人々は、少数ではあるが、古い場から徐々に「脱出」しつつある。強制圧力が強まれば強まるほど「脱出」していくし、その可能性が開かれるほど「脱出」していく。
以下、2017年の本ブログ記事より、意識潮流と時代の変化の参照として主な記事を俯瞰してみる。
●古い場の動き「強制」と「反動」
政府はなぜ休日ばかり増やそうとしているのか? ~国家がやることなすことズレまくり、しっかりと脱強制へ~
世の中を動かしている力の正体は? ~「観念支配の歴史」と突破口~
管理・独裁国家を目指す日本のお上、乖離を深める集団・民族意識
●新しい場の動き「脱」
新たな情報戦:万人の不整合感刺激 → 事実追求・歴史構造追求へ
市場・グローバル勢力の敗退・・・人々の意識→未知世界の探索へ
●今後?
俯瞰してみて、時代の動き感じれるでしょうか?
今後世界情勢は、ますます金貸し(市場勢力)が追い詰められ、中露(国家勢力)が主導権を握っていく。
ドル暴落と既存金融秩序の崩壊が恐らく来年起こる。
すると日本でも秩序を求める動きに呼応して、国家がますます強制圧力を強めていく。
しかし、焦ってはいけない。
時代が元に戻ることはない。国家が強制を強めれば強めるほど、「脱」の動きと「新しい場」が鮮明になっていく。
しっかりと人々の期待や時代に呼応して、新年を迎えたい。
by Hiroshi
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