2013年01月05日

業態レボリューション-2 ~農における業態革命の成功ポイント~





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みなさんこんにちは。
新しい年を迎え、あたかも平穏な雰囲気の中で時が刻まれているように見えますが、株価の動向など、背後に不穏な動きをはらみつつ、激動の時代に入っていく兆候が感じ取れるようです。
前回はこれからの時代の中で勝ち抜いていく業態革命の最前線として、農における業態革命の5つの成功事例を見てきました。⇒(リンク
そこでは、5つの事例の成功要因として以下のような整理をしました。
★成功要因
1.「組織化」(農家の組織化、消費者の組織化=新しい販路開拓)
2.差別可能な「技術開発」
3.「意識潮流」の把握→戦略化

今回は、上記の業態革命の事例を俯瞰したうえで、改めて成功ポイントを考えてみます。
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それでは、さっそく成功ポイントの検討に入ります。
■成功ポイント①:新たな意識潮流=自給志向、に応える貸し農園事業…マイファーム
5つの事例の中で位相を異にしているのが「マイファーム」。消費者が自ら生産者になるという「自産自消」の機会を提供する事業として展開し、同時に、後継者不足に悩む農家の農地保全需要に応えています。
人々の新たな意識潮流として顕在化してきている自給志向とは、閉塞した状況の打開を目指して共認形成を図り、その結集軸となる答えを自ら探索し、実現に向けて取り組みを始めるという意識潮流で、その兆候は農だけでなくあちこちで顕在化してきています。貸し農園事業:マイファームは、生存にとって必要不可欠な農の生産者になるという、自給志向に応える事業として見ることができます。
また、農園にとって、「貸す方が作るよりも利益が出る」という構造になっていることが注目点ですが、これは、現在の商品市場の中では農産物価格は低迷する一方であることに対して、人々の自給志向に基づく需要はそれを上回る価格で現実化しているものとみなすことができます。

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     画像はこちらからお借りしました⇒マイファーム
■成功ポイント②:外部参入の農家だけが成功している
5つの事例から注目すべき重要な視点として、ほとんどの事例が異農家であるということが挙げられます。
全て他業種から農業に参入してきており、そして、それが成功の原動力になっています。要するに、原動力は農村にあるのではなく外部にあり、外部で得た情報や発想で成功に導いていると言えます。
ここで、外部参入の農家だけが成功しているのがなぜなのか考えてみます。
歴史を振り返ってみると、弥生、平安、江戸から現在まで、農民は作ることしか考えてこなかったとも言えますが、外部参入組は市場のノウハウを導入してきています。
まず、販路を握らない限り現在の商品市場の中では生きていけないことを認識し、消費者を直接組織化しています。
次に、十分な品揃えと安定供給による信頼を獲得していくためには、農家を組織化できなければならないことを認識し実践しています。
そして、最終的に勝つために、潜在的な社会の期待に応える商品を提供して他社と差別化するための技術開発が不可欠であることに気付いているのが外部参入組の人たちです。
要するに、農業は作るだけではどうしようもなく、販売と組織化を実現するとともに、社会の潜在需要に応える生産を実現しない限りもはや突破できない。そういう発想を持って外部から参入してきた、ある一群の企業だけが成功を収めている状況として見取ることができます。
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     画像はこちらからお借りしました。⇒伊賀の里モクモクファーム
■成功ポイント③:物的生産から類的生産への転換という時代潮流に促された業態革命
人々の自給志向に応える事業展開、販路の掌握、消費者の組織化、潜在期待に応える技術開発、という上記の成功ポイントは従来の農の業態から見れば全く異質な内容と言えます。これまで、農家は求めに応じて作物・食糧をまじめに作るしかなく、また、農産物は幻想価値を含む余地は他の商品に比べて小さいものでしかありませんでした。その結果、市場の中で得られる収益は相対的に低く、かつ価格競争に巻き込まれてさらに窮乏化するといった負のスパイラル状況から脱却することができませんでした。
しかし、もはや従来のような作るだけの農では絶対に成立しない時代を迎えています
消費者・生産者という市場の枠組みを超えた組織化・共認形成を図るとともに、従来の市場の中で流通していた型にはめられた生産物を超えて、社会の潜在期待に応える供給(生産物だけでなく、自給志向をはじめ信頼・充足・共認収束といった意識潮流にも応える供給)へと転換していくことが求められています。
言い換えれば、農においても「物的生産から類的生産へ」という頭の切り替え(認識転換)が不可欠であり、それに基づいた業態革命が必要な段階に来ていることを表していると言えます。
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いかがでしたでしょうか。
現実の生産現場では、閉塞した状況を突破すべく様々な業態革命が進行していることが見えてきました。
これまで見てきた農における業態革命は実に力強く、またこの先の多様な展開が期待できる状況にあるものと思われます。
次回は、農以外の領域における業態革命の最前線を見ていきます。
引き続き、ご覧下さい。

List    投稿者 wyama | 2013-01-05 | Posted in 12.現代意識潮流No Comments » 

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