人々の意識⇔国家(制度)⑨~日本人の心の底に残る文化基盤とは?~
人々の意識⇔国家(制度)シリーズ第9弾です。
前回の記事では、私権の共認から私有婚の成立を扱いました。
人々の意識⇔国家(制度)⑧~私権の共認から私有婚の成立~
今回は、婚姻の歴史を再度おさらいするとともに、そこから見えてくる
日本人の心の底に眠る縄文人的精神性
に注目していきたいと思います。
画像はココからお借りしました。
これを読めば、日本人ってスゴイ!!と思えるはずです。
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実現論 第二部:私権時代~ハ.私婚関係から私権の共認へ~より
今日、一対婚はあたかも人類の始原からそうであったかの様に、思われている。あるいは、初めはそうではなかったとしても、ごく自然に、一対婚という「あるべき形」に移行してきたのだと信じられている。(例えば、サル学者の中には、何とか一対婚家族の萌芽を見つけようという偏見に満ちた問題意識を持ってサル集団を研究している者さえ、多数いる始末である。)だが、それは大きな誤りである。
なぜそれが大きな誤りなのか・・・・
それは是非、下記を読んでみてください
実現論 第一部:前史~イ.可能性への収束=統合~
逆に云えば、上記の直線から枝分かれした生物や猿たちに固有の機能や様式は、人類のDNAに刻印されておらず、人類とは無縁である。例えば、よく一夫一婦制のモデルとして鳥類の一対様式が持ち出されるが、鳥類のその様な様式は、人類とは無縁である。また同じく一夫一婦制のモデルとして、軽量化の道を歩んだ小型テナガザルの両頭婚の例が持ち出されるが、これも人類とは無縁である。同様に、ゴリラやボノボに特有の様式も、人類のDNAには刻印されていない。
●サル⇒人類
人類のDNAに刻印されているのは、単細胞から脊椎動物に至る諸機能、及び魚類・両生類を媒介にした、哺乳類(原モグラ)→原猿→大型化に向った真猿→原チンパンジーまでである。
私たちは、進化積層体として存在しており、その進化の系統樹上にないものを調べて、人類とムリヤリ繋げる学問はおかしいのです。では、人類の婚姻史は一体どのようになっているのでしょうか・・・更に深めていきます。
実現論 第二部:私権時代~ハ.私婚関係から私権の共認へ~より
事実は全く逆であって、一対婚は女と男の性的邪心を源泉とする掠奪闘争の帰結として、掠奪国家によって作られた私権(性権と占有権)に基づく婚姻制であり、かつ世界中が自然に移行したのではなく、掠奪国家が人口の過半を占める採集部族をはじめ全ての平和な部族を皆殺しにし、あるいは支配することによって強制的に普遍化されていった婚姻制である。
では、ココで人類の婚姻関係のおさらいをいて見ましょう。
詳しく知りたい方は、
実現論 第一部:前史~ヘ.人類:極限時代の観念機能~
実現論 第一部:前史~チ.採取時代の婚姻様式~
を参考にしてください。
上記の参考をまとめてみると・・・
●人類の婚姻形式の変遷
では、そろそろ「日本人ってスゴイ!」の本題に入っていきましょう!!
実現論 第二部:私権時代~ハ.私婚関係から私権の共認へ~より
なお、この点でも日本は特筆に値する文化基盤を持っている。日本人は長い間、採集部族として総偶婚(それも、最も原始的な兄妹総偶婚)を続け、一七〇〇年前に朝鮮からやってきた侵略部族に支配され統一国家が形成された後も、長い間総偶婚の流れを汲む夜這い婚を続けてきた(夜這い婚は、昭和30年頃まで一部で残っていた)。国家権力によって上から押し付けられた一対婚が庶民に定着するのは江戸時代中期からであり、現在までわずか三〇〇年間ぐらいしか経過していない。
婚姻様式が社会の最基底に位置するものであることを考える時、この総偶婚のつい最近までの残存(or 一対婚の歴史の浅さ)は、日本人の心の底に残る縄文人的精神性を物語る貴重な文化基盤である。
●日本の原風景~共同作業~
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コメント3件
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