2022年07月30日

「仕事の早さ」で勝敗が決まる時代

「仕事の早さ」で評価が決まる時代に変わってきたという。
少し前はコミュニケーション能力でしたが、今はとにかくスピード第一。

なぜか?

「正解がない時代」、社会全体が予測不可能(パンデミック、戦争、環境、経済)、価値を測るモノサシも激しく変化する。いかに仮説⇒検証、試行錯誤を繰り返し、仲間の力を集めて磨き上げることができるか。スピード→チームの一体感→価値創造の前進感→答えの質が上がるという関係でしょうか。

ゲームのルールはどう変わったのか(細谷功氏)https://souken.shingakunet.com/higher/2022/04/post-3268-18.html

合格点を下げ、失敗の経験値を増やすことで地頭力を鍛える

正解が見えない時代に100点を目指す考え方のままでは、「90点しか取れないならやらないほうがいい」となってしまう。実は行動力と合格点はほぼ反比例します。行動力がある人は自分のなかの合格点が低い人なのです。ダメでもいいからやってみる。合格点20 点の人はすぐに動けるのですが、合格点80点の人は、自分のなかで合格点が取れるまでトレーニングしてしまう。(中略)全てにおいて下手でもいいから外に出す、試行錯誤するという場がたくさんあったほうがいい。こうした失敗について安心して許容された場やコミュニティーを創ることで、そこで失敗をとにかく繰り返していくことが大切です。

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仕事の教科書(北野唯我著 2022年 日本図書センター)https://www.flierinc.com/summary/3015

■スピードは仕事における最大の武器

仕事ではよく「量か、質か」と言われるが、量でも質でもなく「スピード」を重視すべきである。なぜなら、仕事を速くさばける人は量をこなせるし、丁寧に取り組んで質を高めることもできるからだ。仕事のスピードは、ビジネス人生の最初の数年間で決まることが多い。ゆっくり働くことに慣れてしまうと、スピードをあげることはむずかしい。いまあなたが何歳であっても、できるだけ早く「スピード重視で働くこと」を覚えるべきだ。

ビジネスの世界では「仕事が早い=タイミングが早い」である。仕事が早いと評価されるためには、タイミング、つまり「いつやるのか?」という視点が重要だ。次の「3つのすぐ」を意識し、実行することだ。

・すぐやる:依頼された日のうちに、ほんの少しでも作業に手をつける
・すぐ出す:期限よりも早くに提出する
・すぐ答える:その場で暫定回答をしたうえで、1週間以内など期限を決めて正式回答する

上司やクライアントが期待しているのは「タイミング」であり、レベルの高い業務ではない。「3つのすぐ」を身につければ、相手の期待に応えられるだろう。ビジネスでは「信頼」が重要だ。

※400のプロジェクトを同時に進める佐藤オオキのスピード仕事術(佐藤オオキ著 2019年 日経BP

仕事の質は、スピードで決まる

実際にスピードを重視すると、不思議なほど仕事の質が高まる。しかも予定よりも早く仕事を仕上げると関係者に喜んでいただけるため、依頼がどんどん増える。すると手がける仕事の幅が広がっていくので、ますます経験値が上がっていく。そしてさらにスピードもアップし成長していく。という驚くような正のスパイラルが起きる。

「締め切りは絶対に守るもの」と考えると世界が変わる(中島聡氏)https://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/software_is_beautiful/0002

■スタートダッシュで一気に作り上げる

「締め切りに迫られていないと頑張れない」のは多くの人々に共通する弱さだが、プロジェクトがうまくいかなくなる原因の9割は、締め切り間際の「ラストスパート」が原因だ。2週間でやるべきタスクだったら半分の1週間で終わらせるつもりで、プロジェクトの当初からスタートダッシュをかけることだ。この段階でのミスならば簡単に取り戻せるし、テストの期間を十分に持つことができる。もし徹夜をするなら締め切り間際ではなく、この時期だ。とにかくこの時期に集中して仕事して、可能な限りのリスクを排除する。

そして、実際に半分の時間が過ぎた段階で、タスクがどのくらい完了しているかを客観的に判断する。8割がた終わっていればスケジュール通りに進んでいると考えてよい。6割ぐらいしか終わっていなかったらかなりの危機感を持つべき。万が一完成度が 6割未満だった場合、「まだ半分しか時間を使っていないから大丈夫」と思うのは大間違い。かなりの確率で締め切りには間に合わない。

List    投稿者 fuji-m | 2022-07-30 | Posted in 17.これからの教育No Comments » 

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