2010年11月30日

新しい潮流シリーズ-3~新しい潮流1 社会捨象→不全捨象の充足基調(’70・’80年代)~

前回「社会収束2 私権圧力を超えた外向収束の潮流~」では、95年以降の人つながり欠乏の構造について、外識機能、内識機能の観点で捉え直しました。
今回からは、時代を遡って順に、意識潮流をおさえなおしていきます。
今回は70年、80年代の状況を扱います。
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これまで私権闘争やその私権圧力は、永い間人々の本源的な社会収束を封印してきた。とりわけ、その私権闘争(やその奥の私権欠乏や自我欠乏)を正当化した「お金だけ」「自分だけ」etcの私権観念は、もともと強く社会捨象を付帯させている。

★私権観念が社会捨象を付帯させるのは何故?
自分の事しか考えないのですから、当然社会全体のことなんてどうでもいい、あるいはそれは専門家のやることと、押し付けて、自分は傍観者になってしまいますよね。これが庶民の一般構造。
ところで、社会統合を担うべき政治家や官僚達はどうだったのでしょうか?一見庶民の豊かさ期待に応え、社会の事を考えているようであっても、それは社会全体のことではなく、市場という社会のごく一部を対象化したに過ぎません。従って市場と現実の矛盾がやがて環境問題などとして、噴出してきます。
結局庶民から統合階級まで、社会捨象していたと言えるのではないでしょうか。

それでも、’50年’60年代は、外向欠乏や私権規範解体の流れやそれらを導く社会思想によって、多くの人が(表層的に)社会収束した。しかし、’70年、貧困の消滅→思想の無用化→運動の敗北・衰退によって、流れが一転する。

★’50年’60年代の表層的社会収束とは?
この時代は学生運動華やかりしころでした。マルクスの1冊でも読んでいなければ、バカにされた時代です。それだけ思想が輝きを放っていたとも言えるでしょう。しかしその実態は・・・・
田舎から都会へ出てきた若者は、田舎規範、取り分け親父への反発⇒自由を求めていたのが本質で、学生運動によって貧困の克服という社会の事を考えているようであっても、実際は自分の事しか考えていなかったと言わざるをえません。
その証拠に、学生運動に参加した学生の多くが、卒業後に大手企業や官庁に就職していったのです。
学生運動は結局社会を何も変えることが出来ませんでした。思想と運動の敗北の結果、70年以降無思想、無関心、無感動の三無主義がはびこります。

私権が衰弱過程に入ったにも拘らず、(思想と運動の敗北・消滅によって)逆に私権観念による社会捨象・思想捨象が強まり、外向欠乏さえ衰弱していった。そして、私権圧力の衰弱と、残存する私権観念による社会捨象・思想捨象→衰弱する外向欠乏によって、不全捨象の充足基調⇒本源収束の潮流が形成される。これが、’70年代・’80年代である。注:この時代は社会捨象・思想捨象によって社会不全も捨象されるので、衰弱してもなお私権不全(私権の強制圧力によって抑圧された共認充足の不全)>社会不全である。

豊かさは実現されましたが、それは学生運動のおかげではなく、市場拡大の結果です。
この時期私権は衰弱過程にはいっても、私権観念は残り続けます。70年以前の思想によって曲がりなりにも、社会収束していたのに、思想の敗北による無思想無関心によって、社会捨象は逆に強まります。
一方で、私権観念は残り続けているので、本当の意味での共認充足は得られないので不全は残り続けます。社会捨象に加えこれら共認不全をも捨象して、充足を求める潮流が始まります。これは後の本源収束に繋がる潮流となります。
当時は何であれ「たのしければいいじゃないか」という風潮でした。
「モーレツからビューティフルへ」というCMがはやったのが丁度1970年。今思えば徹底的に中身のない笑いを追及した「ひょうきん族」が流行したのが80年代です。
まとめ・・・・不全捨象の充足基調⇒本源収束の潮流が形成される。これが、’70年代・’80年代

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=232604

≪私権時代(’70年まで)の意識潮流≫
 貧困の圧力⇒私権闘争⇒私権観念→社会捨象
        || 「自分だけ」
        || 「お金だけ」
        \/
       外向収束⇒社会思想→表層的
                 社会収束
※基本的には社会捨象たが、私権獲得するために、要求する対象としてのみ(=表層的に)社会収束していた。
≪’70年代以降の意識潮流≫
 貧困の消滅→私権衰弱 私権観念→社会捨象
        ||   の残存  ||
        \/         \/
       外向欠乏-----→不全捨象の
        の衰弱      充足基調
                  ||
                  \/
                 本源収束
 ※表層的であれ社会収束させていた外向収束が衰弱し、社会不全が捨象されることによって、本源収束の基盤となる充足基調が形成された。

 

List    投稿者 kichom | 2010-11-30 | Posted in 12.現代意識潮流4 Comments » 

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コメント4件

 異常な日々の異常な雑記 | 2011.08.18 9:16

デモ情報

左側にはデモ情報を載っけているわけですが、デモ情報というキーワードでうちのブログに来る人はそんなにいないんですよね。
いや、まあもともと人なんかそれほど…

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