思考パラダイムの逆転 まとめ2
今回は「構造認識の現況」「思考次元」「観念パラダイム」のシリーズ全体のまとめ2として、各時代の認識パラダイムの成立構造を図解化してみた。
「思想史年表」
いつも応援ありがとうございます。
原始時代の人類は、現実直視(可能性視)の認識パラダイムであった。あくまでも現実(対象)の中に可能性を求め日々外圧を突破し続けていた。本能を超えた観念機能も、自然現象の背後にある目に見えない大きな力=可能性を掴もうとしたものである。
武力支配の時代は万人が私権に収束した結果、力の序列体制(身分支配)によって統合される。その結果、本源充足の可能性も私権拡大の可能性も封じ込められる。これらの現実の可能性が一切封鎖された結果、認識パラダイムは「現実直視」→「現実否定」に180°逆転する。
近代、市場の拡大によって私権の可能性が半分開かれる。その結果、私権主体を正当化する必要が生まれ、近代思想が登場する。しかし、他方、武力支配が資本支配に転換しただけで、序列体制は維持され続ける。その結果近代思想は、現実否定→架空観念に収束するという、「旧パラダイム」の構造のままである。
70年、貧困の消滅に伴う、生存圧力の消滅によって、序列支配と私権収束は衰弱し、本源充足(共認充足)の現実可能性が開かれる。それに伴って、現実否定のパラダイムから、人類本来の現実肯定(実現思考)にパラダイムを逆転することが、現在喫緊の課題となっている。
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コメント3件
hiroaki | 2010.08.20 13:31
昴さん、いつもるいネットや当ブログを見ていただき、ありがとうございます。
昴さんの不安はよくわかります。ですが、大恐慌となればいくら大企業の社員であっても職を失うことになるわけですから、社員もフリーターも同じです。
だからこそ、誰もが当事者として共認形成の場(Ex.るいネットなど)に参加し、「どうする?」という答えをみんなで作っていく必要があるんです。
共認形成の場をどんどん活性化させて、一緒に答えを追求していきましょう!
hermes yellow | 2014.02.20 17:18
hermes bags blog 18xx 日本を守るのに右も左もない | 8/10なんで屋劇場レポート「金貸しとその手先(特権階級)たちの思惑は?」(4) 本格的なロスチャイルド政権の確立で日本はどうなるのか?
はじめまして、以前からるいネットさんをはじめとして色々なサイトで勉強をさせてもらっています
昴と申します
全体的な世界の流れはなんとなくつかめてきたのですが、大恐慌がやってくるのが不可避だとして、今その時に備えてどうするべきなのか、がやはり最近一番の疑問です
僕自身フリーター、つまり何かあった際には一番最初に潰される可能性がある立場にいるため不安です