2010年02月27日

2010年代はどういう時代か?第3話 ~ミスが多発する原因~

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(画像はコチラからお借りしました)

トヨタのリコール問題が世間を賑わしているように、近年、ミスが大爆発している。ミス大爆発の走りとなったのは05年の福知山線脱線事故、そこから05年の耐震偽装など、社会の至る所で勃発している。またこうしたミスは、老若問わず発生している。それにしても、ミスが多発するようになったのはなぜだろうか?

では、ミスが少なかった時代の意識潮流は、どのようなモノだったのか?そして、意識潮流がどのように転換したことで、ミスが大爆発するようになったのか、を明らかにしたい。

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「潮流6:’95年、私権原理の崩壊と目先の秩序収束」より引用。

バブルは必ず崩壊する。案の定、’90年、日本のバブルは崩壊した。そして、’95年、バブル崩壊の5年後、相次ぐ金融機関の破綻を目の当たりにして、私権の崩壊が意識(予感)され始める。半顕在意識に生起したこの私権崩壊の認識(予感)は、私権追求の欠乏を一気に衰弱させ、急速に私権圧力を衰弱させていった。
私権欠乏→私権圧力が衰弱したことによって、私権欠乏発の不満や怒りや要求も衰弱して無意味化してゆく。つまり、「否定」意識が空中分解してゆく。そして、「否定」が空中分解したことによって、’70年以来の充足志向→実現志向の潮流が次第にはっきりと顕在化してくる。
95年以降、衰弱し続けてきた私権欠乏は、その後’03年、株式が二番底に向かうのを見て追求する活力も消え失せ、遂に私権欠乏そのものが空中分解してゆく。かくして、人々はもはや私権の追求に収束することができなくなり、永い間社会を統合してきた私権収束→私権統合という統合軸が崩壊してゆく。これは、 1800年に亙って私権時代を貫いてきた私権原理の崩壊であった。こうして、人々はどこにも収束できずに収束不全に陥ってゆく。
他方、バブル崩壊に伴う経済危機は、人々の間に危機感発の安定欠乏を生起させ、目先の安定志向を強めさせる。そして、この危機発の安定志向は、「自由」が空中分解したことも相まって、目先の秩序収束の潮流を生み出してゆく。タバコ、セクハラ、食品叩きと続く魔女狩り=マナーファシズムは、この秩序収束の潮流に乗った法曹官僚とマスコミの仕掛けである。しかも、この目先収束は、秩序収束の段階に留まらず、更に目先の制度収束へと突き進んでゆく。
豊かさの実現以来の充足志向→実現志向の大潮流は、’95年、私権意識の衰弱が顕在化したことによって、一段と強くなっていったが、同時に、危機発の目先の秩序収束の潮流が生起したことによって、実現志向と秩序収束の合流点に目先の制度収束の潮流を生み出していった。既存の制度の枠組みの中での、授業や試験や資格への収束が、それである。

バブル崩壊以降、顕在化してきた実現思考と目先の秩序収束が相まって、目先の制度に収束するようになる。当時お受験ブームが騒がれたように、試験や資格などの目先の制度で成果を上げることに埋没してゆく。
この目先の制度に埋没することによって、「勉強さえできれば評価される」 「勉強しかできない」無能な人材を大量生産することになった。バブル以降の目先の制度収束が、無能エリートを大量生産し、ミス大爆発に繋がったのである。

またミス大爆発の原因を、別の視点から見てみる。「ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには?」より引用。

貧困が消滅し供給者優位から消費者の期待に応える物を作らないと売れない消費者優位の時代に転換した(リンク)ことによって、生産者・供給者にとっては無限課題化し、考えない者は淘汰される(リンク)ようになったこともあって、確実に外圧は高まっている。
それなら、なぜ事態はこんなにも悪化する一方なのか?
私権時代は、一見ちゃらんぽらんに振舞っているかに見えたサラリーマンも、心底では緊張感を失えば足元を掬われる・出し抜かれるという「警戒心」が注意力を喚起し事なきを得ていた。人前では鷹揚に構えながらも、水面下では努力を惜しまないようなことを「男の美学」の如く受け止める価値観がそれを後押ししていたようにも思う。
しかし、そんな時代を生きてきた中高年も、今や外圧が高まっているにも拘らず、「自分→みんな」という時代の趨勢ゆえに警戒心を解いてしまうだけなら、無能の極みと化したということだろう。
然らば、「役に立ちたい」という思いのある若者にあっては、内圧も外圧も高まってミスなど起こしそうもないはずなのに、そうならないのは何故か?
それは、親子関係においても仲間関係でも、なんでも許される過保護空間と成り、さらに学校までが「『自己中』の生産に荷担する場と成り果てつつある」(リンク)ことに由ると云えそうである。
主観的には、「役に立ちたい」といいながら、己の犯したミスが廻りの人達にどれだけ重荷を押し付けていることが分かっていない。相手や周りの人のことまで頭が回らない。ミスを犯しても、呆気羅漢としている。しかし、このような自己中の極みが、今、世間を騒がせている幾多の人身事故や殺傷事件そのものであると受け止められれば、事の重大さが分かろうというもの。

貧困が残存していた時代は、人々の間に「いかに私権を獲得できるか」が第一義課題であった。そのため、周りに出し抜かれないように警戒心を高めていた。この警戒心により、「ミスをして評価を下げてはいけない」と注意力を強めていたから、ミスは勃発していなかった。それが豊かさを実現し、私権欠乏が衰弱したことによって、警戒心→注意力も弱まり、ミスが生じるようになった。
また私権に収束しなくなると、私権時代に形成された規範も力を失うことになる。従って、規範の喪失により、様々な集団内で「何をしても許される」無圧力空間がつくりだされる。この無圧力化が「人に迷惑をかけても気にしない」自己中を大量生産し、ミスを勃発するようになったのである。

最後に、ミス大爆発の原因をまとめると
1.目先の制度収束により、「勉強以外は何もできない」無能人材を大量生産したから
<バブル崩壊以降も、私権に収束している層>


2.貧困の克服による私権欠乏の衰弱が、警戒心→注意力の低下を引き起こしたから
<中堅世代~団塊世代>


3.私権欠乏の衰弱に伴う私権規範の喪失が、自己中人間を大量生産したから
<若者世代>

の3点になる。
2010年代は、雪印トヨタだけでなく、JR東海といった様々な勝ち組企業で、ミスが大爆発していくことになりそうだ。極めて危機的な事態である。このままでは閉塞していくだけなので、第7話でミス撲滅の突破口を提示したいと思う。また今回はミスというマイナスの部分に着目したが、次回は、意識が転換したことによるプラスの可能性を取り上げてみたい。

List    投稿者 staff | 2010-02-27 | Posted in 12.現代意識潮流7 Comments » 

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コメント7件

 日ノ本の子 | 2010.10.15 22:53

ユダヤ金融資本家の上にハプス家のような神聖ローマの末裔が居ると思うのですが、日本に対しての動きには関係無いのでしょうか?

 hassy | 2010.10.16 13:30

日ノ本の子さん、コメントありがとうございます。
民主党の小沢氏は英国訪問が多いことで知られています。直近では、昨年秋(2009年9月)の民主党幹事長時代にもイギリスを訪問しています。
神聖ローマの末裔とは、欧州貴族のことを指すと推察しますが、日本の実力者が訪問していたとすると、欧州貴族からの指示を仰いでいるのかも知れませんね。そうなると、決して無関係ではないと思います。

 匿名 | 2010.10.20 0:29

>ハプス家のような神聖ローマの末裔が末裔が居ると思うのですが、日本に対しての動きには関係無いのでしょうか?
欧州貴族はこれまで日本とは、鳩山くらいしか関係がありませんでしたが、彼らが前面に出てきたので、日本への影響は大きくなるでしょう。

 蟻力神 | 2010.11.16 16:35

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