2009年08月19日

8月11日 なんでや劇場 レポート3 これからの世界経済はどうなる?~その時、日本はどうなる?~

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                                       月の環・夜見の杜さんからお借りしました
前回、前々回に引き続き、なんでや劇場「これからの世界経済はどうなる?」のレポート第3弾です。
第1弾で、一年以内にはドル・米債の暴落は必至ということが解明され、第2弾で、その時にアメリカをはじめ世界各国の秩序はどうなっているのかを検証していき、日本が一番の可能性を秘めていることが見えてきました。
そして、第3弾では、日本はどうなっているのか?ということをもう少し詳しく分析していきたいと思います。
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日本人の可能性は本物なのだろうか?
この点を、日本人は本当に大丈夫なのだろうか?という観点から検証していきました。
現在の日本では、誰の目にも明らかなように、格差が拡大していっています。現在進行中の格差は、かつて存在した格差とは別物で、学歴≒試験で身分が固定されていく新しい形の格差です。
そして、このことにより、社会が急速に官僚化していっています。                                                                                            
<このような状況で、“日本人は、本当に大丈夫なのか!?”>

もちろん、明治以降、脱亜入欧の近代思想や個人主義など、縄文体質を破壊していくものが多々存在したが、それらの中でどの部分が一番危険だったのだろうか?
ひとつは、否定発で主張する権利要求が危険であるといえる。
そして、試験制度発の身分制度の固定度が高まっている。果たして、日本人の強みである縄文体質は大丈夫なのだろうか?格差が急速に進行している、少なくとも40代、50代といった世代が子供のころは、私立の中学校目指して、幼稚園から根詰めて勉強をするということはなかった。
その結果、とことん無能化した特権階級の暴走するという危険が浮上し、その裏で、秋葉原事件などに象徴的だが、下層階級(=いわゆるB層)の右翼化という危険が同時進行している。
かつて、70年代に社会党に支配された議会をバックに、全国に革新市政や革新自治体が登場した。
その後、25年のタイムラグを経て、バブルの崩壊で社会党が凋落する。
これは、それまでしていた否定発の権利主張→要求の根底部をなす否定が空中分解し、無意味なものになってしまったということである。そして、同時に叫ばれていた自由も空虚なものになってしまった。
その結果、勉強に勤しむ課題収束や、仲間を第一とする仲間収束と秩序収束が顕著に進んだ。これらの意識潮流は、否定から実現への実現収束とも言える流れで、企業ブームや資格ブームにはっきりと見て取れる。
さらに、これまで見てきたような「学歴が全て」という大衆感覚はどんどん強まり、必然的に試験制度への国民的な収束が強まっていくことになる。
根底的なところで秩序的なるものへの収束が進んでいっているといえる。

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<では、下層階級はなんで左翼(≒インテリ、頭脳派)ではなく、右翼化(≒反インテリ、肉体派)していくのだろうか?>

ここで、学歴がポイントになる。下層の側から見たら、労働組合を含めて特権階級化した正社員、つまり、左翼正社員は体制側の人間に見える。自分たちをはじき出した憎むべき連中に見えるわけだ。だから、徹底的に左翼嫌いになり右翼になるのである。
言うなれば、実現収束と秩序収束に背を向ける反動階級になるのである。以前は、天皇万歳とか、民主主義という観念があったが、現代ではネット右翼として存在することになる。
右翼も左翼も否定発という点は同じで、現体制を否定している点は双子のようなものである。
では、どこで右と左に分かれるのだろうか?もう少し掘り下げてみよう。
左は、新しい理想社会像に向けて、みんなで変えましょうというスタンス。
右は、単独行動。一人一殺ではないが、自分ひとりの犯行で誰でもいいから殺したいみたいな発想になる。昭和初期の皇道派が起こした二・二六事件などが典型例といえる。二・二六事件は薩長支配に対する東北の青年将校の叛乱であるが、事件を起こせば体制が流動化するだろうという目論見のもと政府の要人を次々に暗殺していき、どんどん先鋭化していったのである。

<今回の大破局に向かうに当たって、我々は何を羅針盤にして、どこに向かったらいいのであろうか?>

なるほど、日本人の縄文体質という観点から見た場合、共認回路の方は信頼に足る。しかし、観念の方は試験収束や、特権階級の暴走、プロレタリア右翼の暴走という意味で問題がある。
それでも、より高い視座からこれまでの意識潮流を分析してみると、試験制度によって進む格差にしても、新しい特権階級の暴走にしても、新プロレタリア階級の右傾化にしても、いずれも意識と現象事実の一部でしかなく、本筋ではない。
左翼運動にしても、豊かさが実現された70年代以降、否定する相手≒破壊する対象を失い迷走している。
このように見てくると人々の意識潮流と社会の動向は、大きく捕らえてみれば反動階級としての右翼とか左翼とかということではなくて、実現とか秩序の維持といった、安定に重きを置く方向に進んでいると捕らえることができる。
別の表現をすると、充足を大切にする充足収束、節約を旨とする保守といった言い方でもいいかもしれない。
生存圧力が衰弱すれば、必然的に保守的な生活スタイルが出来上がるのである。この変化は、採取生産に移行した時に起こった現象と同じことである。
そして、上記のような安定、充足、保守といった3つの意識こそが、大破局に向けて日本が持っている一番の武器になるといえる。
というのも、8月11日なんでや劇場レポート2でも検証してきたように、日本人は秩序や治安を維持することができる可能性が高いからである。
世界中の他民族や国家と比較したときに、社会秩序が維持され、暴動や殺し合いにならないという意味で、生き残る可能性が最も高いのである。
そして、この時に最も大切になってくるのが、徹頭徹尾、社会的な要請に基づく、実現するにふさわしい方針を打ち出していくことである。

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ミクロなところから言えば、節約とか無駄のない生活スタイルの実現提案ということもあるし、単に家計を助けるだけでなく安心・安全という観点から家庭菜園というものあるかもしれない。
また、より広く社会全体という視点から見れば、みんなが困り果ててしまっている育児や子育て、介護の問題を解決していったり、異常に低い食糧自給を解決するために農業や農園を支援していったり・・・市場原理のテーブルにはのらないけども人々の営みには欠くことのできない生産活動を発展させていくいろいろな取り組みが考えられる。
逆に、現代の特権階級とも言える公務員を数年ごとの交替制の仕組みに変えることによって、特権階級化と暴走を阻止することができると同時に、莫大な数の公務員の人件費と肥大化する財政負担を軽減することにもつながる。
さらに、なんでやの活動や、るいネットをはじめとする社会的に必要とされていながら後回しにされてきた社会的な活動を後押ししていくという実現方針もありうる。
企業を共同体化する、つまり、労働者である社員みずからが出資して株主になり、経営にも積極的に参加して、生産基盤を当事者の手に取り戻していくということもありうる。議決権も社員に限ることによって、中長期的な経営を実現できることになる。また、このことは同時に、この過程で各企業に農業共同体を組み込んでいくというのも面白いかもしれない。
いずれにしろ、ともすると目先に飛びつきがちな、充足ベースの安定収束、保守収束という女的な原理を、しっかりとした実現体として理論構築していけるかという意味では、男の原理が試されていると言える。

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日本の男たち=縄文の男たちの闘うべき場は、まだまだたくさんあり、いくらでも活躍の舞台がありそうですね。
モタついている暇はありません!

List    投稿者 katuko | 2009-08-19 | Posted in 06.経済破局の行方4 Comments » 

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コメント4件

 unimaro | 2010.02.04 22:29

お疲れ様です!
TBありがとうございました!
私もTBさせていただこうと思いましたが、またできませんでした。
イザはなんかおかしいことが多いようですwいわゆる保守達にはそういうことは無いようですけどw
ロックフェラーと言えば、内紛がひっそりと激化しているような感じがするのですが、いかがでしょうか?

 匿名 | 2010.02.05 20:53

もっともらしく書いてるけど、人をだますのはやめよう

 本郷猛 | 2010.02.06 21:47

unimaroさま、コメントありがとうございます。
>ロックフェラーと言えば、内紛がひっそりと激化しているような感じがするのですが、いかがでしょうか?
確かに、これまで支配下にあった日本の検察とマスコミが内紛し始めたのは、ロックフェラーの内紛を反映したものであるという捉え方もできます。
これは新しい気づきでした。ありがとうござます。
その角度でも検討してみます。

 shop hermes handbags | 2014.02.02 4:52

hermes xbox one 日本を守るのに右も左もない | 2010年、特権階級支配に亀裂が入り、空中分解が始まる

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