2020年03月20日
現状の金価格下落は、金融秩序維持のための、中央銀行群による悪あがき
コロナ騒動に発する株価の暴落が進行し、実体経済の急激な冷え込みと相まってこのまま恐慌へと突入する可能性が高い。
そのような中、どういうわけか金価格も大幅に下落している。ペーパーマネーに対する信頼が失われる(株、債券が大幅に売られる)局面で、実物資産である金は需要が増すはずであり、異常事態となっている。
もちろん、株の暴落により資金繰りに困った投資家、企業が金を売っているという側面もあると思う。過去のリーマンショックの時も同じような現象があった。(しかし、それは一時的でその後、金価格は上昇)しかし、それだけか。
金(ゴールド)はペーパーマネー崩壊時の、究極の価値保存の代替手段である。だから、金の急激な上昇を放置すれば、ぺーパーマネー(株、債券)暴落を一気に加速させることになる。金融秩序の崩壊を防ぐため、中央銀行群が先物市場で金を売りまくり、安値に誘導、今の段階では、金融秩序維持の悪あがきをしているのではないか。
であるなら、当面は金の安値誘導が続き、紙幣増刷では株、債券、国債の暴落を防ぎきれないことが明らかになったとき、金は、すさまじい暴騰を始めると予測される。
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