2009年06月20日

日本のエネルギー問題

昨年来の金融危機以降、もはや小手先ではどうしようもない世界不況を背景に、日本は工業製品を主とした輸出主導型経済から内需主導型経済に移行する必要に迫られているといえるでしょう。
現在の日本は食糧やエネルギーの多くを輸入に頼っています。
内需主導経済といっても、はたして可能なのでしょうか?今回はこのうちエネルギーについて、日本の現状を概観してみたいと思います。

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グラフはこちらからお借りしました
まずは上のグラフの上段の方【エネルギー自給率】を見てください。
日本のエネルギー自給率は5%(原子力を含めても20%)にず、韓国やイタリアとならんで低いレベルにあります。

一方エネルギー効率はどうでしょうか?上のグラフの下段の方【エネルギー効率】を見てください。
これは実質GDP1ドルを生み出すのに必要な石油換算エネルギー量で比較したものですが、日本は0.09t/実質GDP1㌦と主要国トップで、エネルギー効率がよい事を表しています。ちなみにアメリカは0.25t/実質GDP1㌦と日本の3倍弱。中国に到っては1.02t/実質GDP1㌦と10倍以上の値です。

続いて日本のエネルギー自給率と供給構成の変遷をみてみましょう。
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グラフはこちらからお借りしました
グラフから1960年に56%あったエネルギー自給率が、わずか10年後の1970年に15㌫へと急激に落ち込んでいます。
エネルギー供給の構成は1960年に石炭が半分以上を占めていましたが、1970年に石油が70%程度占めるに至ります。
その後、天然ガス、水力、原子力の割合が徐々に増え、2002年には石油が50%程度となります。
グラフ上段を見てください。日本の年間エネルギー総供給量(石油換算)は1960年の0.8億トンから1970年に2.6億トンと10年で一気に3倍以上に膨れ上がります。その後も増え続け、2000年には5.2億トンに。
以上から言えると事は、
①1960年以降の高度成長期に必要エネルギー量が急激に増えた。
②これに対応すべく、石炭中心のエネルギーからより効率の高い石油エネルギーへと産業構造を変化させた。
③輸入に頼る石油でエネルギーの増加で自給率が急激に下がった。
④下がった自給率を補うために、エネルギー効率を高めるための技術開発が進んだ。
今回は以上です。
このエネルギー問題は引き続いて扱って見たいと思います。

List    投稿者 kichom | 2009-06-20 | Posted in 06.経済破局の行方6 Comments » 

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コメント6件

 通りすがり | 2009.10.08 14:57

「毎日新聞」の記事と息吹氏の証言が事実なら、米国への資金援助を拒否して福田康夫元総理が辞任した可能性が高く、彼の命や政治生命も危なかったと言えます。
日本の総理が急に入院したり、辞任したり、マスコミに叩かれたりする時は、恐らくアメリカとの関係が“水面下”で拗れている時なのでしょう。
要するに、表に見える動きだけで判断しては駄目という事です。
外貨準備:政府が米金融2社救済案 08年8月に支援検討
http://mainichi.jp/select/today/news/20091006k0000m020130000c.html
>しかし当時の伊吹文明財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。

 通りすがり | 2009.10.08 16:31

2年前(2007年)の記事ですが、小沢さんが橋本政権時代、CIAから資金提供を受けていたという情報が有るそうです。
日本は、右(自民党)に転んでもCIA、左(民主党)に転んでもCIAで、保守政党だろうがリベラル政党だろうが、どちらが政権を担ってもアメリカが美味しい思いをするようにできており、本気で日本を護ろうと思ったら、結局、福田さんのように、総理大臣を突然辞任するしかないのかも知れません。
極秘情報 小沢代表 CIAより金銭授与?
ttp://d.hatena.ne.jp/katchan/20071106/p1
>極めて重要な極秘情報をキャッチした。断っておくが、この件に関しては独自に得たものであり、一切の責任は負えないものとする。昨日、上京した折、さるホテルで友人M君と面談。「内密で言うが、小沢は嘗て橋本竜太郎政権時代にCIAから金銭の提供を受けていたらしいよ」。驚いたね。「本当か?」「橋本がそう言っていたから間違いない」。「えぇ!」「そんな驚くことはない。アメリカではそんなことは当たり前だ」。「そんな情報を大声でしゃべるなよ」。「分かった。では別室で話そう」。そんなやりとりをしつつ席を変えたのである。

 unimaro | 2009.10.08 23:45

お疲れ様です。
亀井氏は一度殺されかけたと聞いています。
一度死んだと思えば、怖いものはないでしょう。特攻崩れと似たようなものでしょうか(ちょっと違うw)。
>政人(つかさびと) 覚悟無くんば 国滅ぶ 
咲くも花なり 散るも花なり
ここに、その心情を見いだせる気がします。

 本郷猛 | 2009.10.12 21:35

通りすがり様、コメントありがとうございます。
>日本の総理が急に入院したり、辞任したり、マスコミに叩かれたりする時は、恐らくアメリカとの関係が“水面下”で拗れている時なのでしょう。
ご指摘の通りです。
「清和会に対立した経世会の末路」によると、http://secondlife.yahoo.co.jp/supporter/article/Xm0R_CuANk9j1rcBDQ–/2118/
そういうのは経世会(旧田中派)に集中していて、清和会系の政治家は無傷だそうです。
(田中派)田中角栄 逮捕 ロッキード事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)竹下登  失脚 リクルート事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)金丸信  失脚逮捕 佐川急便献金・脱税 (←東京地検特捜部&国税) 
(経世会)中村喜四郎 逮捕   ゼネコン汚職 (←東京地検特捜部)
(経世会)小渕恵三 (急死)(←ミステリー)
(経世会)鈴木宗男 逮捕 斡旋収賄 (←東京地検特捜部)
(経世会)橋本龍太郎 議員辞職 日歯連贈賄事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)小沢一郎  西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)
(経世会)二階俊博  西松不正献金事件 (←東京地検特捜部)
 
(清和会)岸信介    安泰
(清和会)福田赳夫   安泰
(清和会)安倍晋太郎  安泰
(清和会)森 喜朗    安泰
(清和会)三塚 博   安泰
(清和会)塩川正十郎  安泰
(清和会)小泉純一郎  安泰
(清和会)尾身幸次   安泰
他には、旧大平派では大平正芳氏の死去や鈴木善幸氏の首相辞任、同時期には中川一郎氏の死去。これらの真相も未だ闇の中ですが、この後日本は中曽根内閣の下、プラザ合意へと進んでいきます。ここにも何か不透明なものを感じますね。

 本郷猛 | 2009.10.12 21:41

unimaroさま、コメントありがとうございます。
いつも遅くなって申し訳ありません。
確かに、亀井氏の諸々の発言や行動からは、そういう覚悟が感じられます。私自身は、あまり政治家をプラス評価したことがないのですが、亀井氏は見直しました。

 ななし | 2009.10.15 8:53

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亀井氏は郵政選挙の時にもう腹をくくってると見ております。
経世会潰し(要するに田中派=国益擁護派潰し)は前々から感じておりました。
元々は米国の傀儡=統一協会=福田赳夫vs国益擁護派=田中角栄の時代から始ってると思います。
当時は全く気付きませんでしたが、今になって思えば納得です。
政治家にしろ、官僚にしろ、知識人にしろ、この国では売国奴が持て囃されて国益擁護派が馬鹿を見る国のようです。
冷戦構造崩壊後はそれが顕著になって来ましたね。
それから売国奴は靖国参拝をしたり、右寄り発言で愛国者を偽装する傾向にあるようです。
小泉しかり、中曽根しかりであります。
それから梶山静六氏、松岡元農相の死も怪しいと思います。
やっぱり日本もCIAの下請けのような内閣情報室じゃあ無くって自前の本格的な諜報機関が必要だと思いますね。
スパイ防止法や国家反逆罪も併せて必要だと痛感します。
もっともそれを運用するのが米国の傀儡だと逆効果になりますが・・・

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