2013年11月25日

米国債デフォルト後の世界経済はどうなる?5~金貸しは紙幣発行権を国家に大政奉還するしかなくなる

「米国債デフォルト後の世界経済はどうなる?3~国債を暴落させて国の借金を減らす軟着陸説」で提起した、金貸しの目論見仮説は次の通りである。
金貸しがデフォルトによって暴落させた国債を、中銀が金を裏づけとした新紙幣で買い取った上で、買い取った時価と同額の新国債に交換することで国の借金を減らす(国の借金を銀行に移転する)という目論みである。
では、この目論見は金貸しの思惑通り成就するのだろうか?
仮に成就したとして、今後も金貸し支配は続くのか?
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「軟着陸路線の成否⇒国債をどこまで暴落させるか?⇒物価操作が上手く行くか?」
●ロスチャイルドが’00年頃から新紙幣の裏付け用の金を買い占めているのは、米国債デフォルト→新紙幣発行が不可避と彼らが考えているからである。
ロスチャイルドはおそらく’90年代後半に、国債経済は保たない(国債の利払いだけで国家が破産する)と判断したのであろう。
但し、現時点でロスチャイルドはデフォルトは時期尚早と考えている。それは、新紙幣の裏付けとなる金が十分確保できていないからであろう。
新紙幣の裏付けとなる現物資産として金・原油・穀物が考えられるが、ロスチャイルドが確保した金の量で足りなければ、ロックフェラーが支配する原油・食糧が新紙幣の裏付けに入ってくる。そうなったら、これまでのようにロスチャイルドの思うがままに中銀を支配できなくなるからである。
一方、追い詰められているロックフェラーは早くデフォルトして起死回生(原油・食糧を裏付けとする新紙幣の発行)を狙っている。
このように、米国債デフォルトの時期を巡ってロスチャイルドVSロックフェラーの思惑が対立しており、その表れが今回の米国債デフォルトを巡る米の民主党(ロスチャイルド)VS共和党(ロックフェラー)の泥仕合である。ロスチャイルド(オバマ)は抵抗する米共和党の切り崩しに全力を挙げているが、ここでオバマが切り崩しに成功すれば、ロスチャイルドとの力関係においてロックフェラーはトコトン力を失っていると見て間違いない。
●米国債デフォルトの次の課題は、国債をどこまで暴落させるか?⇒上手く物価操作できるかどうか? この軟着陸路線が成るか成らないかは、それに掛かっている。
元々は安定した市場である国債市場で国債が1割でも暴落すれば金融市場は大混乱する。従って、米国債デフォルト後は金を裏付けにする新紙幣発行は不可避であるが、旧国債の暴落度が大きい方が国の借金を一気に減らすことができる。また、その方が旧国債の大部分を中銀が買い占めることができるので、旧国債から新国債への切換もスムースに進む。
旧国債を大暴落させるには原油と食糧価格を吊り上げて物価を高騰させた方がいいが、物価を上げすぎると取付騒ぎ→暴動が広がって、軟着陸の目論みが破綻する。
従って、金貸しは物価について微妙な舵取りに迫られる。
国債暴落によって金融市場は混乱するものの、原油・食糧を安定供給して物価を安定させることができれば、実体経済上は取付騒ぎにもならず預金封鎖もせずに軟着陸することも可能だろう。
しかし、それは金貸しの目論見通りに全てが進んだ場合の話で、取付騒ぎを防ぐために預金封鎖を強行する危険性もある(→預金封鎖期間内に新紙幣を発行し、暴動を沈静化させる)。
「金貸しは紙幣発行権を国家に大政奉還するしかなくなる」
しかし、上手く物価操作できて目論み通り国の借金を減らすことができたとしても、この軟着陸路線を実行すれば、国の借金が膨れ上がったのは金貸し支配(中央銀行が紙幣発行権を独占し国家を相手に金を貸すという仕組み)の所為であることが誰の目にも明らかになる。そして金貸しも、このまま国債経済を続ければ国家は利払いだけで破産することを漸く悟るに至った。
しかし、金貸しにとって紙幣発行権は無から有を生み出す打ち出の小槌であり、事ここに至っても尚、金貸しは紙幣発行権を国家に大政奉還するつもりはないようである。だからこそ、国債を暴落させて国の借金を減らすことを目論んでいるのである。
今回の軟着陸路線によって国の借金を1/10に減らすことができたとしても、その後も市場拡大の為に新国債を発行し続けるだろう。それをやれば、10~20年後には、再びデフォルトに追い込まれる。それをもう一度繰り返して、最後(10~20年後)には、紙幣発行権を国家に大政奉還するしかなくなる。
実際、中央銀行が(資本注入を通じて)全銀行を完全支配することになる、この体制は、中央銀行を国有化しさえすれば全てが国有銀行となる、その一歩手前の姿が実現するということである。

List    投稿者 staff | 2013-11-25 | Posted in 06.経済破局の行方No Comments » 

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