世界各地の噴火や地割れは何かの前兆か~自然の摂理や事実を追求していく先に可能性がある~
ポールシフト(地磁気逆転)をご存知だろうか。
簡単にいうと地軸が動いて南極や北極が現在と違う位置に移動するという現象である。地球は実は倒れコマのような動きをしており、約2万6000年周期で極が1周すると言われている。現在、世界各地で起こっている火山や地割れや地震は、この前触れなのか。
我々が住まう地上は、プレートと呼ばれているが、このプレートはマグマの上に浮かぶ島のようなもので、ポールシフトが起こった場合、まずコアが回転し、次にマグマがそれに追随して動き、最後にプレートが動く。
その時に何が起こるかというと、
・地震
・津波
・火山の噴火
という現象が起こる。
今、世界各地で起こってる現象をダイジェストで挙げてみる。
◆ハワイ島キワウエア火山の噴火
終息するどころか今なお勢いは衰えず、カポホにある最大の湖である「グリーンレイク」(水浸61メートル)が数時間で溶岩に埋め尽くされ、消滅したと報じられている。また、潮だまりで名高い「カポホ湾」が溶岩で埋め尽くされたとも報じられており、ハワイ島が噴火でその様相を一変させている。
◆グアテマラで噴火。昨年はバリ島、年明けにパプアニューギニアでも
多くの死者・負傷者を出している中米のグアテマラでの噴火。環太平洋火山帯に位置している火山であり、バリ島のアグン火山やパプアニューギニアでの噴火も同じく環太平洋火山帯だ。グアテマラは、これらの噴火に連動して発生したと考えてよい。
◆日本でも火山活動が活発化
日本列島も環太平洋火山帯の上にあり、 桜島や新燃岳、草津白根山など昨年以降、活動が活発化している。また、5月15日に発生した富士山直下型のマグニチュード4.6の地震は、震源の深さは30キロで、マグマ溜りがあるとされている10キロ~15キロの下で起こっている。今回と同様の地震は2012年1月29日のマグニチュード4.7だが、この時も深さは30キロである。即ち、2012年と2018年の地震は同じ深さ(マグマ溜まりの直下)で発生している。富士山は、いつ噴火しても、おかしくない状況にあることが分かる。
◆長野県で白い霧
ニュース・画像はこちら。
6月7日、長野県で「白い虹」が見られたと一部で話題になっている。これは地下から水蒸気が上がってきているためと言われているが、「地震雲」のようなものとすれば一つの「異変」である、今後、前回の地震より更に規模の大きな地震の前兆と言える可能性も否定できない。
◆世界各地で起こっている地割れ
今、世界中で地割れが進んでおり、ケニア、ニュージーランド、ハワイ、そして日本では福島で発生。
専門家は雪解けが影響していると述べているが、これでは南国諸国の地割れは説明できない。日本列島をみれば、太平洋側と日本海側で上昇・沈下が見られ、日本列島の真ん中で大きく歪みがたまってきており、今回の福島の地割れは、この歪みが目に見える形で現れたとも言えるのかも知れない。
また硫黄島は現在、急速に隆起、滑走路にヒビ(地割れ)が入り、危険な状態にあるす。現在の隆起は昨年一年間で1.2メートルに達しており、1976年から見れば10メートルになっている。地下のマグマが上昇しているのが原因との見方が強い。これほど長期にわたる隆起は世界的にまれで、いつ噴火してもおかしくない状況にあると見てよい。
また、先日発生した長野県での地震は、中央構造線と糸魚川・掛川断層が交差するところで発生しており、いよいよ本格的に巨大断層が動き始めた可能性が高い。
◆宇宙は138億年、地球は46億年。変化は永い営みの一部に過ぎない
地球の磁気は、ここ数十年で急激に弱まっていることが確認されている。それがポールシフトと直接的なつながりを持つのかどうかは未明だ。また、ポールシフトに限った話ではなく、地球の変化は宇宙との密接な関わりがある。
一方で我々は、ポールシフトの仕組みどころか地震発生の原因や地球の構造そのものも、全く知らない。学者らの言うことはその部分でしかなく、それが事実の解明に通じているのかさえも疑問なのだ。
我々が認識すべきは、地球の活動(変化)は宇宙との関わりの中で営まれていること、そして地球上の生命38億年の歴史もまた、地球上の地殻変動・気候変動という外圧に適応していく中で塗り重ねられてきた進化積層態であるという事実だ。(実現論 前史)
我々人類の存続は、自然の摂理を解明していく先に、事実を追求していく先にある。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2018/06/7678.html/trackback