2022年12月09日

地球温暖化?問題の本質は過剰な生産による環境破壊!そしてその解決の起点が新型コロナ禍?

地球温暖化により異常気象や自然災害が発生し、その気候変動により世界中の多くの地域で大きな被害をうけています。

写真を引用させて頂きす。有難う御座います)

しかし、地球規模での気候を調べてみると地球温暖化という事実は無く地球環境は一定の周期で氷期(寒冷)、間氷期(温暖)というサイクルで気候変動を繰り返しており、現代は間氷期で少しずつ寒冷に向かっているのです。

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参考資料①;人類が経験した最大の気候変動、10万年周期の 氷期-間氷期サイクルのメカニズムを解明(東京大学大気海洋研究所 阿部さん他)

参考資料②;類設計室・実現塾資料[2万年前~現在の気候変動]

 

では、これらの地球規模の被害や問題の本質は何か?それは、過剰な生産による環境破壊であり、それをどう食い止めるかです。調べて見ると、それらを傍証する状況事実があります。

(1)新型コロナウイルスを抑え込む対策により

中国では、
・過去4週間で中国のCO2排出量は大幅に減り、街の空気も綺麗になった。
・微粒子による大気汚染が通常より20~30%減少した。

ベネチアでは、
・観光客が減少したことで、この美しい都市の運河の水はきれいで透明になり、魚の数も増えた。

引用文献;『パンデミックで世界の環境が改善したって本当? 新型コロナウイルスがおさまったら、どうなる?』

 

(2)困難と言われていた温室効果ガス排出量の抑制がリーマン・ショックで実現

環境省の発表によると、二酸化炭素など温室効果ガスの国内排出量は2014年度実績で減少したが、その原因が、「リーマン・ショック」で経済活動が落ち込んだから。しかし、その後、経済が戻ると一気に排出量は増えた。

引用文献;『国内の温室効果ガス排出量、5年ぶりに減少 環境省が発表』

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●では、その過剰生産を抑えるにはどうすればいいのか?

過剰な生産を除く=不要なものの生産を抑えるためには、使い捨て商品や短寿命の電化製品や自動車などの寿命を長くすること。それを促進するために、寿命に応じて税率をあげ、社会全体で、物を大切に使う生き方に導くこと。そしてそれが実現出来る経済システムの転換。

でも、この環境対策が必要だと思っていても、それを実現するには自分自身が生きるための経済的基盤を無くすわけにはいかない・・・。そこで、先進国は【国債発行】で、見かけの経済維持をしている。でも、客観的に見れば、今や若者は欲しいものは無い=物に対する需要は衰退している。

つまり、【市場拡大無しで消費量は一定】の中で、企業間は熾烈な競争をしている構造にあるのです。

何か解決策は無いのか?

一つヒントになりそうなのが、コロナウイルスによる経済悪化で国民を救うために、主に欧州で試行されているBI(ベイシックインカム)制度です。

>スペイン政府がBI導入を閣議で承認しました。コロナウイルスによる経済悪化で貧困に陥る国民を救うためです。この流れは世界に広がるのか、コロナ以降の各国BIに対する取り組みを調べてみました。

『スペイン政府がベーシックインカム=BI導入を閣議承認。世界はBIに向かう。』から引用

このBI制度により、経済が縮小しても生きていける社会が出来上がる。そうすると、過剰生産=環境問題を解決する上でのネックであった自分自身が生きるための経済的基盤の喪失は無くなっていく可能性は有るのではないだろうか。ちなみに、日本でも、BIとは呼んでいませんが、今や補助金等々のお金を政府が支給している。マイナンバー作るだけで2万円!。これはまさにBIと同じ。

新型コロナウイルス問題は、市場縮小という状況を生み出しましたが、それは、経済成長は正しい?市場の常識=グローバリズムは正しい?と盲目的に信じていた固定観念に対する疑問視や、如何に日本の産業が他国に依存したものであり脆弱なのかも明確に実感することが出来たと思います。

そういう意味で、新型コロナウイルス問題は、環境問題解決の糸口になりえるのではと思います。そしてこれを機に、【自分たちの生きる場を創り、守るのは自分たち】という共同体的精神に基づいたいろいろな潮流、動きが再生されることによって、環境問題のみならずいろいろな課題の解決に向かっていくのではないでしょうか。

List    投稿者 hirosige | 2022-12-09 | Posted in 14.その他No Comments » 

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