2023年01月25日

自分が仕事のファンになれたら

■気持ちいい店ってなんだろう

仕事をする中で、毎日いろいろな壁にぶつかり「どうしたらもっと期待に応えられるか」はもちろん、「これからも自身が働く会社が、市場の中で勝っていくためには?」を思考しています。

そんな私は会社の“顔”である「受付」としての役割を担っていますが、気持ちのいい受付とは、どんな受付なのだろうかと考えることがありました。

「気持ちいい受付」「気持ちいい店」=「また行きたくなる場所」と聞くと、“人や建物に清潔感がある”や“おもてなしが良い”というのを思い浮かべます。

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例えば、以前立ち寄った食堂での話。アルバイトであろう女性店員が、店のアピールポイントを話していたり、お客さんが見えなくなるまでお辞儀をして見送る姿に感動したのを覚えています。見ているこちらも気持ちよくなる働きぶり!

また、美味しさはもちろん、店員さんの対応が素敵なスターバックス。カスタマイズをサラッと勧めてくれたり、太陽のような笑顔で迎えてくれる、「来てくれてありがとう!」の空気感。その空気感を感じたいから何度も足を運びたくなるのかもしれません。

 

実はこれらの対応に“マニュアル”はないのだとか。「お客様に喜んでもらいたい!」という想い “気持ちのいいおもてなし”として現れ、しっかりとお客様にも届くのです。

 

これらの「気持ちいい!」と感じさせるおもてなしの根っこには、自分が担っているその仕事が「好き」という想いがあるのではないでしょうか。

先程紹介したスターバックスで働くスタッフも、スターバックスのことがとにかく好きなんだとか。好きだからこそ、お客さんをしっかりと見て伝えたいし、マニュアルになくてもどんどん提案したくなるのだと思います。

その店で働いている自分自身が、会社(店)の一番の“ファン”であること。気持ちのいい対応や、居心地のいい空気感・空間として現れると考えます。

 

■「好き」が集う場所とは

どうせ仕事をするなら、自分が「好き」がと思える場所で働きたいですよね!

上記で述べた「気持ちいい店」の共通点は何なのでしょう。創業100年を超えても、なお活躍し続けているような、長く続く企業からヒントを得てみます。

★会社設立時の物語が受け継がれ、企業理念が浸透していること

★学びを大切にする風土があること

★実社会で「役に立っている」という実感があること

が挙げられています。そんな会社で働く社員のみなさんは、会社(仕事)のことが大好きであると言います。

会社設立時の物語が受け継がれ、企業理念が浸透していることで、先代たちの想いや今まで積み上げてきた追求をより感じ、どんどん自分たちが働く会社(店)のことが好きになっていくのかもしれません。そういったことを知ろうとする=学ぶ姿勢も大切で、常に会社のことはもちろん、相手の想いを掴んでいくことも“気持ちいい対応”の一つ。その積み重ねが「誰かの役に立っている」という実感と共に、より一層自分の仕事を好きになっていくのです。

 

「気持ちいい受付」「気持ちいい店」は相手のためにという“おもてなし”を想像しがちですが、本質は、“まずは自分たちが仕事を好きになること”= “自分たちの仕事のファンになること”が大切な要素なのかもしれません。

List    投稿者 h-kaho | 2023-01-25 | Posted in 14.その他No Comments » 

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