日本の森林が奪われようとしている
2009年1月、東京財団は「日本の水源林の危機~グローバル資本の参入から「森と水の循環」を守るには~」と題する政策提言書をまとめた。
東京財団HP
提言書による、今、日本の森林と水が危機的な状況にあるらしい。
その理由は...
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2009年1月、東京財団は「日本の水源林の危機~グローバル資本の参入から「森と水の循環」を守るには~」と題する政策提言書をまとめた。
東京財団HP
提言書による、今、日本の森林と水が危機的な状況にあるらしい。
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・戦後に植林された立木が収穫期に入っている
・中国の著しい経済発展を始め、世界中で水が枯渇しつつあることから、ビジネスとしての水が注目されている
・日本の土地私有制度が諸外国に比べて強いため、民間林は法的保護の対象になりにくい
・国際的な価格競争のなか長期にわたって低迷が続いた結果、植林放棄や不当に安い林地価格が大きな問題となっている
・森林法による現行の監督制度も自治体において実際には十分機能していない
・総合的な地下水のかん養と利用について規定した法律もない
食糧自給率の低下が問題になっているが、世界有数の森林国家である日本の木材自給率は22%しかない。戦後、国内の自然林の15%が伐採され、建築材料用の針葉樹が植樹されたが、外国産木材の流入によって日本の林業は壊滅した。
高い技術力による輸出品で外貨を稼ぐ高度経済成長に舵を切った日本において、その見返りに豊かな森を見捨てたのは他ならぬ日本政府の政策だったのである。
こうした状況の中、私有林を維持管理出来なくなった個人に代わり、日本の民間資本は積極的な森林買収を進めている。
住友林業は2010年3月期までに最大20億円を投じ、森林買収を進め、所有森林を現在の25%増しの5万ヘクタールにまで増やす
王子製紙も保有山林を手放さないでいる。アメリカの大手製紙会社のように山林売却を行わず、グループ全体で17万ヘクタールもの森林ストックを所有するまでになった。
トヨタ自動車も紀州の山林王「諸戸林産」の所有森林1600ヘクタールを買収した。
「諸戸林産」の瀟酒な管理事務所の持ち主は、地元の名家からグローバル企業へと変わった。
紀伊半島では、このほか和歌山、奈良の奥地森林において、二束三文の商い事例がつづく。
ここに出てくる諸戸家とは正田家とも係累を持つ、日本有数の名家である。
三重・桑名の六華園。鹿鳴館を設計したコンドルの設計によるものである。
諸戸家(もろとけ)は、三重県伊勢・桑名の素封家で、「日本一の山林王」と言われた一族である。日本一の山林王、諸戸宗家・本家の両家を合わせると、諸戸一族が所有する山林は巻間一万町歩といわれ、その財力や資産は数えることができないくらいの山持ちである。一族のこの富の源は初代諸戸清六にさかのぼる。
トヨタや王子製紙が日本の国益を守る、日本人のための企業であるかどうかは、彼らが今後どのような行動をするかにかかっている。しかし、明らかに侵略の意図を持った外国資本たちによって、その正体を隠したままの買収も行われているようだ。
2008年1月、紀伊半島の奥地水源林(三重県大台町)に中国資本が触手を伸ばした。ダム湖上流部に広がる森林を伐採し、そこで得た木材を名古屋港から中国へ輸送するという構想だ。しかし、仲介にあたった国内のバイヤーは地元自治体の慎重姿勢により計画半ばで断念し、新たな物件を求め、ターゲットを別のエリアへ移した。
同年6月、長野県天龍村でも同様の動きがあった。中国でも事業を展開するバイヤーが、東京から現地に足を運んだ。中国の木材需要や飲料水事情を、案内する森林組合職員に語りつつ、山を探した。
インベーダーたちの狙いは森林そのものだけではなく、森林が持つ水源と取水口である。次のターゲットは、不振にあえぐ酒造会社だ。
中部・九州地方では、経営不振の酒造会社やボトラーが、海外資本の買収ターゲットになっている。彼らがもつ地下水の取水口(森林含む)が魅力的だからだ。また、酒造メーカー側が経営不振で八方ふさがりになり、売り急いでいることもある。
酒造メーカーの没落は著しく、ここ50年で酒類製造場の数は、全国で4,021軒(1955年)から1,887軒(2006年)と半分以下になった。地方経済の疲弊を象徴している。
いずれの買収劇でも共通しているのは、どのケースでも仲介者やダミー会社を多用する点にある。二重三重と介在・迂回させることにより、真の投資者を明らかにさせない。
こんなブログ記事もある。
(元記事は削除されているおり、海外出張-喜怒哀楽-さんのブログから引用させて頂きました )
太陽酒造騒動
2008年01月22日 蔵元が大変な事にhttp://blog.livedoor.jp/kaeru88/archives/51225056.html
当店の取引先の一つに太陽酒造という蔵元があります。
こちらの蔵元は、とても小さな50石程度の蔵元ですので、お酒は新酒ができて売り切れたら終わり、今度は次ぎの年という感じなのでございますが、今シーズンはいつまでたっても、お酒ができたという連絡が入りません。
すると昨日、ある筋からこんな情報が・・・。
太陽酒造は、震災や、清酒不振の業界の中で経営も大変な状態だったのですが、そこに某社が援助の話をもちこんできました。
債務を肩代わりして、販路を拡大してくれるとの有り難い話、某社の甘言にのってしまったのが悲劇のはじまりでした。
提携が始まると、某社側は、東京の消費者にこの酒の良さを知ってもらう為という事で、前シーズン3倍の酒を造る事を要求してきました。
ところが、酒が売れない。
そして、某社側は、なんと、「販路拡大などで、多額の経費がかかった、元の債務と合わせて3ケ月以内に返済して欲しい、不可能であれば、蔵と土地を明け渡して下さい」と通告して来たそうです。
慌てて、昨日、太陽酒造に電話、さらに先程、田中社長とお話したところ、その通りであるとの旨。
前シーズンは150石(1800mlで15000本)を造り、内50石を蔵元で販売。残り100石を東京で販売するとの事でしたが、20石程度が売れただけで、80石は未だに手付かずの状態だそうです。
田中社長の話では、最初は全量東京で販売するから地元では一切、売らないで欲しいとまで、言われたそうですが、それは断固として、反対し、昨年も地元で販売したそうですから、なんとか販路は生きているのが救いでしょうか。
現在、社長は資金集めに奔走していますが、なかなか銀行との交渉も難航、おかしなところで、援助を受けると今回は切り抜けても再び、危機的な状況に陥ってしうおそれがあるので、とても苦慮されておられます。
なんとか、経営権を取り戻しても、現在蔵元にある80石のお酒を販売する必要があり、以前危機的状況は続いています。
「濱田屋さんには、売ってほしくても、自由になる酒がなかった、自費で米を買ってようやく1本目のタンクがしぼれたので、やっと酒が出せます」との事でした。
以上は、太陽酒造さん側からの言い分の聞き取りを元にしていますので、公正さや正確さを欠く部分があるかもれませんが、当店は太陽酒造は応援していくつもりです、他の蔵の方々も、見ておられましたら、こういった提携の話にはくれぐれも御用心下さい。
国内の資本だけでなく、外資からも狙われているという話も聞きます。
最近騒動になったのが「鬼ころし」などで知られる老舗酒造メーカー、美少年酒造の汚染米疑惑。全国区の有名酒蔵だが、この騒動であっけなく倒産した。現在、地元企業による再建が進められているが、彼らもまた130年以上にわたって、水を守り続けてきたのである。汚染米の使用や裏金づくりは許されるものではないが、こうした国内景気の悪化から、老舗メーカーが耳を疑うような不正や疑惑に巻き込まれる例が後を絶たない。
そして、再建の名目で、民間の自由な商行為として不問にされ匿名のまま行われるこうした買収に、国は公権力を持って積極的に介入すべきである、と提言はまとめられている。
問題は、国土の防衛であり、一時の損得勘定で日本の国土を売り渡し、日本人の生命・身体を脅かすことがあってはならないからである。
現代を生きている日本人は、過去の日本人が築いてきた膨大な遺産-それは日本の水、海、森などの自然風土と分かちがたく結びついている-によって、かろうじて平和な暮らしを享受しているにすぎないことを忘れてはならないと思う。
以下、是非読んで頂きたいリンクです。
自然の摂理から環境を考える
シリーズものであらゆる角度から水資源問題を取り上げています
『水資源』の危機!!どうする?⑯:全体図解るいネット
「水問題の概要と、サイト内インデックス(2)」水資源機構
これはインチキな天下り団体なので見なくていいです
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米流時評 | 2009.08.04 22:48
ビル・クリントン 米記者解放交渉の特命で北朝鮮へ
||| 特命指令でビル・クリントン北へ |||
特報!ビル・クリントン元大統領、米人女性記者2名の釈放交渉で北朝鮮を訪問
よくもまあこ…
australia hermes | 2014.02.03 4:14
hermes 99974 日本を守るのに右も左もない | ヴェネツィア貴族の起源
http://jordansshoeses.binablog.ir/ | 2014.03.12 9:16
日本を守るのに右も左もない | ヴェネツィア貴族の起源
Hiroshi | 2009.08.04 12:37
>13世紀末までヴェネツィアには貴族階級はいなかった。
これは事実?
表向の政体で判断はむずかしいですよね。
元々数家の富裕家がベネチィアを牛耳っていたのではないですか?彼らが都合の良いように政体を変えていったと考えたほうが整合してくるのでは?