2022年08月09日

正解のない時代の学び:人が人を育てる。最先端の認識を生み出すエコシステムは人と人の繋がりで生まれている。

前記事では、正解のない現代においては、”実践力”こそ学びの源泉になることを読み解いてきました。整った環境ではなく、実践力=失敗や負荷をどれだけ体感できるか、ということだと思います。

では、そういった人材は具体的にどう生まれてきているのか。

世界に目を向ければ、イノベイティブな発明を生み出す人材が集積するシリコンバレー(米)、スタートアップの世界最大の拠点Station F(仏)など、イノベーションやスタートアップの拠点や都市環境が世界のあらゆる場所に、国家予算も相当額付けられ整備されています。それに比べて、日本はイノベイティブな人材が育っておらず、かつスタートアップ支援の国家予算額含め、新事業の発掘・スタートアップの活性化という意味では他国に相当な遅れを取っていると言われています。
これは予算や支援のための施設整備自体が進んでいないことが、停滞の最大要因のように捉えられている節がありますが、本質は別にある考えています。

今回は”最先端”の認識を生み出す人材にフォーカスして、最先端の技術や商流が生まれる条件に迫ってみたいと思います。 (さらに…)

  投稿者 fuji-m | 2022-08-09 | Posted in 09.国際政治情勢の分析No Comments »