2022年07月16日

物流拠点も効率化だけでは人が集まらない。倉庫の可能性はモノだけでなく情報も集約できること。

物流拠点も効率化だけでは人が集まりません。倉庫業にも新たな価値創出が必要なのではないかと考えます。特に運輸と比べ倉庫業は「単なる品物の保管・管理」と見なされ、最小人工に抑える企業が多いです。日本の物流業界は99%が小規模零細企業で、完全自動化には程遠く、とにかく人が欲しいという状況でしょう。

とはいえ超大手資本の米アマゾンも倉庫業も四半期で35万人以上採用し続けるも、離職率は毎年約150%。すぐに辞める人が多いとニューヨーク・タイムズが報じています。大型化・自動化が進んでいる企業でさえも厳しい状況ですから、業界全体が暗い=活力が低い、の一言に尽きます。

しかし、かねてより物流は、偉人にとって重要性のある業界だと認識されています。

・「わが国の商工業を正しく育成するためには、銀行・運送・保険などとともに倉庫業の完全な発達が不可欠」

渋沢栄一(1897)そして自ら澁澤倉庫部を創業。

・「流通・物流は最後の暗黒大陸」ピーター・ドラッカー(1962)

飛脚を通じて物流の可能性を考察してきましたが、物流拠点にも新たな価値を見出す必要がありそうです。

(さらに…)

  投稿者 momoki | 2022-07-16 | Posted in 14.その他No Comments »