スイスの小村で世界初の『完全ベーシックインカム』の導入実験が来年2019年1月から開始される!
現在、新たな経済と生活保障のシステムとして注目を集めているベーシックインカム。
その導入には慎重、懐疑的な意見が多いのもまた事実ですが、
スイスの小村で導入実験が来年2019年1月から開始される!、という記事を紹介します。
このポイントは3つです。
【1】現在いくつかの国で試行中の「部分的ベーシックインカム」ではなく、「完全ベーシックインカム」である事。
【2】実施の可否をクラウドファンディングに委ねていること。
【3】金貸し支配からの脱却に繋がる可能性がある事。
です。
まず、以下の記事を紹介します。
【クラウドファンディングで500万スイスフラン(約5億5000万円)を集めて住民600人以上が参加すればスイスの小村で世界初の『完全ベーシックインカム』の導入実験が来年2019年1月から開始される!】
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▲これはものすごいことになる!
なぜならば、フィンランドやカナダや韓国やオランダで今行われている「部分的ベーシックインカム」の導入実験とは異なり今回のスイスでの導入実験は、文字通り下記のように『生活最低保証額』を希望者全員に支給するという『完全べーシックインカム』だからである!
~中略~
▲この画期的な『完全べーシックインカム』の導入実験の可能性は高い!
導入実験を可能にする前提条件の一つは、クラウドファンディングで必要財源の500万スイスフラン(約5億5000万円)を集めることだが、呼びかけの対象が実験する小村だけでなくネットを使ってこの趣旨に賛同する全世界の人々に呼び掛けているのでその十分可能性があるだろう!
前提条件の二つ目は、1300人の住民のうち600人以上が参加することだが、村長が言っているようにこれも十分クリアーするだろう。
したがってこの『完全べーシックインカム』の導入という画期的な試みは、スイスの小村で来年1月から12月まで実験され、その結果『人々が自由を得ることでより自発的に働くようになる』ことが証明されれば、すでに実験に賛同しているスイスの100の自治体で導入実験されるだろう。
しかし財源確保の手段が『クラウドファンディング』に限定されているので『完全べーシックインカム』はあくまでも1年間の実験的導入の域を出ないのは明らかである。
▲『完全べーシックインカム』を本格的・永続的に世界各地で導入するには、どうしたらよいのか?
それはこの間私が主張しているように、世界支配階級と各国の支配階級が独占する下記の『四つの信用創造特権』を彼らから合法的な手段(直接選挙)ではく奪することである!!
1. 中央銀行が独占する「通貨発行権」のはく奪
→ 中央銀行を100%国有化しすべての決定権を国会に移管して(国民化すること。
2. 政府が独占する「国債発行権」のはく奪
→政府による「国債発行」を禁止し「国の借金」を廃止すること。
3.民間銀行が独占する「無からお金を作り出す壮大な詐欺システム=準備預金制度」のはく奪
→ すべての金融業務を中央銀行に移管し民間銀行を廃止すること。
4.銀行と大企業と金持が永遠に肥え太る「カネがカネを生む金利システム」の廃止
→すべての金利を廃止し禁止すること。
以上引用終わり。
「クラウドファンディング」とは何か。
辞書で調べると『ある目的、志などのため不特定多数の人から資金を集める行為、またそのためのネットサービスのこと。』
とあります。
すなわち今回の試みは、政府主導による「上からの」導入ではなく、政府も国家も超えた世界的な「大衆」の志を持って実施されるということです。
そしてその「志」の意味するところとは何か。
それは現在の金貸し支配の構造からの脱却、既存の経済システムに変わる新たな社会統合への期待です。
その意味で今回の試みは、大衆の意思による変革が、その後の社会構造の変化へとも繋がる大きな意味をもっているといえるのでは無いでしょうか。
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