2022年09月14日

【若者の意識を探る】Z世代の可能性は?

最近、何かと注目される「Z世代」。2022年に10代から20代前半の若者たちです。団塊ジュニアの子供世代で人口比率が高く、幼少期からIT機器に触れデジタルネイティブなどとも呼ばれ、次の社会を担う世代とも言われています。企業の若手世代ということもあり、Z世代の特徴は様々に分析されていますが、リアルな声から考えてみます。

【企業を強くするには?】「想いを言葉にできなくなった若者たち」の心の声を開く

でも触れている「想いを言葉にできない若者」。その背景には何があるのでしょうか?

10~20代の若者に実際に聞いてみると、仲間のために何か役に立ちたい・相手に喜んでほしい、地域のために何かしたいというような想いは確かに心の中にあります。

しかし、そんな思いを友人に伝えたりすることには大きな壁があるようです。

にほんブログ村 政治ブログへ

周りに伝えると「浮く・引かれる」「白い目で見られる」こと、さらに「友人関係がうまくいかなくなる」怖さがあり、想いや本音を伝えることができないと言います。友人にも本音を言えない程の同調圧力の高さが、その背景にあることがわかります。

デジタルネイティブと言われる世代であるがゆえに、LINEやSNSによって常時、仲間たちとつながっており、ネット上での炎上・個人攻撃なども相まって、恒常的に強い同調圧力を感じ取ってきています。

この同調圧力の高さゆえに、「相手に踏み込まない」「踏み込んではいけない」という意識も深く刻まれています。日常生活の大半は、感情本音を出すことを同調圧力によって抑圧されているのが普通。故に、本心や想いを言葉にすることが極端に少ない世代だとも言えるでしょう。

では、彼らの可能性はどこにあるのでしょうか。

本心を言えるのは、深く共感できる≒同じ価値観を持っている人であれば、かなり心を開けるようです。そういった仲間たちと想いをすり合わせながら、例えば地域に何か貢献できないかとなれば、自分たちで動画をつくり、ネットに発信するなど、大きな活力と行動につながっています。

また、そういった課題も同世代だけではなく、幅広い年齢層で取り組みたいというのが本音のようです。その方が答えを出せる可能性が高く、学びにもなり自身の成長にもつながると感じています。

 

つまり若者たちは、深い共感を入口に、上下関係を越えて一緒に課題を進めていく仲間関係を築くことができれば、旧世代が想像する以上に大きな活力につながり、能力・成果上昇に向かっていきます。

 

今回は仲間関係と同調圧力に着目しましたが、他にも親世代の意識や、育ってきた環境等、様々な要因が考えられるので、引き続き探っていきたいと思います。

List    投稿者 misima | 2022-09-14 | Posted in 01.どうする?マスコミ支配No Comments » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2022/09/13835.html/trackback


Comment



Comment