2017年11月17日

国家権力支配(法制共認+官僚支配)と突破口

 

国家は二重の支配構造、裏から支配する者達 の続きです。

先回は、民主制という建前制度を作るで、一方諜報機関・暗殺部隊を持って国のトップを裏から支配する金貸し奥の院について扱いました。
今回は国民を直接支配する制度と人々について。

●大衆支配のために法律を作った。そのお守り役が官僚・公務員。

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・権力の根源は法律による権限。法律共認を媒介にしている。(法治主義)
・・・ex裁判官の裁判権、警察の逮捕権や捜査権。
それらは、実質的な強制圧力(破ったらブタ箱行き)という力の行使を前提としている。
法律共認というのは、一応国民に選ばれた議員が賛成多数で立法しているという前提がある。しかし法律の内容など殆ど誰も知らないし、賛成・反対している議員だって怪しいものである。殆どの法律の文面は官僚があれこれ自分たちに都合の良いように作っているのではないか?

以前の本ブログ記事 リンク http://blog.nihon-syakai.net/blog/2017/10/7162.htmlより
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【力】=武力・資力―本能に近く、直接的でわかりやすい
【権力】=国家権力―法律・共認を媒介に成立しているためにわかりにくい

●【権力】とは?
①法制によって与えられた排他的な【決定権】
ex.)裁判官―物事に白黒つける権限は裁判官にしか与えられていない
警察―庶民が誰かをとっ捕まえたら暴行罪になる

②法制によって与えられた排他的な【自由権】
ex.)学者の学問の自由、マスコミの報道の自由
→それ以外の庶民に対して強力な観念支配という致命的な特権支配
学問の自由、報道の自由という権利を行使する=権力を行使するという構造にある
男女同権や嫌煙権等がもし法的に認められてしまえば、それに当てはまらない人は全て捕まえられてしまう。
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このように「権利」や「自由」という上位概念を与えられ、それを容赦なく行使するのが与えられた仕事。人々がどう想おうと知ったことではない。原発で裁判やっても現状維持しか出てこないのが象徴的。 裁判官はどのようにして判決を下すのか?

また上記を見て分かるようにお上による権力支配、これも上位観念・制度(近代思想→民主主義)を設計した金貸し奥の院とそれを行使する役人(官僚・公務員)の二重構造になっている。 世の中を動かしている力の正体は? ~「観念支配の歴史」と突破口~


●官僚・公務員は法によって与えられた権限をひたすら一方的に行使するばかり

法律に書いてある権限は徹底行使。世の中の人が何を想っているかなど全然考えない。
金貸し→マスコミが作り出す支配観念には滅法弱い。ex地球温暖化→CO2削減→様々な制度。

彼らが権限を行使するだけの最大の象徴が“国の借金1000兆円”だと思う。裏返せばこれは殆ど官僚・公務員の給料である。国の借金がいくらあろうが、公務員の給料は毎年上がる。自分たちで制度を運用しているからどうにでもなる。議会はお飾り。

※彼らは、日本の国体を牛耳りつつあたかも日本全体を考えているかのように振舞っているが、この通り私利私欲の塊で視界がものすごく狭い。日本を守るどころか何度も滅亡の危機に陥れた。
この事実を知るべき。
大日本帝国は軍国主義のためではなく官僚主義のために滅んだ

●権力の象徴が学校、権力支配⇒試験制度の腐敗構造
学校は権力の象徴、権力支配⇒法治主義を植えつけるために学校がある。
答えが書いてある教科書を徹底暗記させる。よけいなことは考えないように試験で点数を取るだけに専念させる。その結果、試験脳・暗記脳が学校教育で刻印される。点数=私利私欲と評価だけの狭い視野が刻印される。
これは、支配する側にとっては二重の意味で有効である。命令を聞くだけのロボットのような一般大衆と何も考えず上から与えられた権力行使し、点数(評価)を稼ぐだけのロボットのようなお代官を生み出す。それらが国家を形成している。

なによりも、暗記と点数稼ぎという世界に生きてきた人間が、現実社会を牛耳っているという不合理・不整合。
がんじがらめ、どうする?

●突破口は?
すでに常識の時代は終わった、人々は新たな欠乏(周りの人々への期待に応える充足)によって動き出している。変わっていないのは支配者とその下僕代理人(官僚・公務員)だけである。現代の強制圧力に基づく制度自体が古臭いものになっている。 “常識”の崩壊、大転換の時代

だとしたら、人々の新しい意識に基づく制度、活力をもたらす制度を考えるのが本筋。試験制度をやめ、現実社会で生きている人々による統合機関の再構築、固定化した官僚制を2~3年の入れ替え制(参勤交代制)にするだけで固定化した官僚制は打破できる。
人々の意識が集合して新たな時代へ向かう、大転換期の渦中にいる。

(by Hiroshi)

List    投稿者 nihon | 2017-11-17 | Posted in 04.日本の政治構造, 12.現代意識潮流No Comments » 

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