2017年09月17日

試験制度は非常に単純だが、国全体を腐らせる

日本人の殆どの人が、学校に行って、試験受けていると思います。
そんな当たりまえのようになっている試験制度がどれだけ恐ろしい事態を招いているか?
本日は市場構造の東西の違いから、東洋の官僚制度と試験制度がもたらしている結末について。
8月19日実現塾の報告です。

テーマ:市場論2.市場拡大期

★先進国が豊かさを実現した要因は?
| ―豊かさの実現基盤は市場蓄積→技術蓄積の厚さと脱覇権主義
|→●試験制度は国を腐らせる

★何で日本は高度経済成長ができたのか?
―大衆需要と貴族需要の違い
***
★先進国が豊かさを実現した要因は?
⇒世界を【豊かさの実現】という物差しで相対比較すると、

日本→欧州→中国→インド→中南米→…→アフリカ

という感じになる
※豊かさの定義=【みんなが「貧困から脱出した」という感覚になった】ということ

この順序を説明する論理はなにか?

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●一番わかり易いのは、日本・欧州とアフリカの違い=市場蓄積の違い
アフリカは未だに市場があるのかないのかわからないような所も多いが、日本や欧州は市場蓄積が非常に厚い。
江戸は世界最大の都市=最も市場が進んでいた。

→★中国はどうなっている?
シルクロードから始まって市場経済としては超先進国だったはずなのに、近代~戦前まで市場が発達しない→生産力発達しない→敗北したのはなぜか?

=★欧州が近代になって一気にのし上がってきたのはなぜか?

・中国は自然を征服する思考がなかったから→技術蓄積の差
・私権拡大の抜け道として欧州には市場、中国では市場と科挙があった→欧州に比べて中国の市場拡大の勢い(蓄積)が薄まった

●世界の市場化(豊かさ)の序列からみても、技術蓄積よりも市場蓄積の方が根本的な要因であると思われる。
→産業革命期のように技術が市場拡大を推し進めることもあるが、基本的には市場蓄積があるから技術蓄積が大きくなっていく関係の方が大きい。
技術が先か、市場が先かでいうと市場が先であると見たほうがいい。

日本・欧州と中国の大きな違いは【商人階級の身分・位置】

【欧州】十字軍の遠征以降一貫して金貸しが支配している
金貸しが時の最高権力者=法皇を賄賂で買収して200年にわたって戦争をさせる(十字軍遠征)
→王侯貴族は借金まみれ
→社会的身分上は貴族の方が上だったが、殆どの国王・貴族・教会はみんな借金まみれ
=経済力的には【商人の天下】→商人たちにとって一番都合の良いように市場拡大ができる
→市場蓄積ができた

【中国】科挙の制度が導入される→【官僚支配】の社会ができる
試験制度が生み出した【官僚】=自分の栄華しか頭にない→庶民大衆から徹底的にむしり取って私財を肥やす
→同じ賄賂を使っても、商人に官僚を支配する力は生まれてこない
 自分達の利益になるように取り計らってもらうくらいが関の山

●試験制度によって強力な官僚支配の社会ができる
官僚は庶民のことも考えてないし、まして市場のことも全然わかってない
→欧州に比べて市場拡大がどんどん劣っていく

【日本】基本的には欧州型
各藩借金まみれ→奇跡的に武士は支配階級なのに【質素・倹約】→世界一の都市を築いた

●支配階級が【借金まみれ】か【私腹を肥やす】かで市場の有り様がかわってくる
★庶民のこと考えてないのは、西洋貴族も東洋の官僚も同じなのに、どうして官僚だけ私腹を肥やせる?
→財産といえば何と言っても当時は【土地】

【欧州】封建制=貴族は、あるまとまった土地を委ねられる→土着していく
日本の幕藩体制と同じ。自分の財産は領民の生産で成り立っている→領民の生活を考えざるを得ない

【中・韓】科挙制度のもとでは、転々と私有物としての小さい土地を贈られる
→ただひたすら庶民からむしり取ることしか考えなくて済む

●試験制度の恐ろしさ
①エリート意識→自分さえ良ければいい
②国中が賄賂で腐敗していく
③自分たちが嫌われていて、腐敗がなくならないのが「試験制度のせい」ということに気づかない

●試験制度は非常に単純だが、市場で遅れを取るだけでなく、国全体を腐らせる。
中国共産党も韓国も受験エリートから官僚を登用しているかぎり腐敗はなくならない。それが試験(科挙)制度のせいだということに気づかない。
日本も気がついていないから東大・京大卒といってバカ官僚がのさばっている
その恐ろしさに人類はまだ十分に気づいていない。

試験制度は国家を崩壊に導くような根本的な恐ろしさを秘めている。そのことに誰も気づいていない。
世間で言われている、試験制度の弊害なんていう次元ではない。
はるかにひどい恐ろしい病気であるという認識が改めて我々の中で登場してきたのは、現在の中学生の活力▼、能力▼に気づいたから。
試験制度がとことん学生を無能化することの恐ろしさの深さに気づいてみると、官僚支配が国家を蝕む恐ろしさと同じ次元で重なる

現在は金貸し支配→「お金第一の世界観はおかしい」という視点で議論されている。
しかし、お金第一の世界観と試験制度が第一の価値観どちらが人々を蝕むかと考えると
試験制度が支配する世界の方がもっと恐ろしい。(欧州の農奴より朝鮮の奴隷の方が惨め)
マルクス以来資本の問題は二百年も議論されてきたが、試験制度支配は議論されたことがない。

→インド・ロシア・アメリカはどうなのか?→②へ

List    投稿者 nihon | 2017-09-17 | Posted in 16.国家の支配構造No Comments » 

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