民主主義は正義であるとプロパガンダされるが、その正体は国民の金融支配。
の記事では、
>ロシア・ウクライナ戦争は、金融支配に抗う戦争でもある。
との見方が重要で、今回の記事では、更に、この「金融支配」とは中央銀行と民主主義国家によって国民が支配される仕組みである点に触れたいと思います。
バイデン米大統領はこの戦争を「民主主義と専制主義の戦い」と位置付けると発言。(米欧日の)マスコミは、ロシアに対し野蛮で非人道的な行為であると一方的な非難を浴びせかけ、その結果、私たち(民主主義側)は「民主主義こそが世界の正義であり、専制は悪である」という見方一色になっています。
しかし、そういうプロパガンダによる見方を脇において、私たち(民主主義側)の正体を紐解いてみると、議会制民主主義と中央銀行制度による無尽蔵な国民全体の借金(国債)によって戦争をし続け、借金返済のために国を挙げて市場拡大を続けている姿が見えてきます。
民主主義国家の歴史は、
1.金融勢力が、国王や封建領主にお金を貸し付けて戦争を仕掛ける。
※「金貸し支配の構造」
2.欧州で戦争が長期化すると、各国の国王や封建領主は借金が返せなくなって戦費が維持できない。
3.近代思想の流布、王政・封建制に替わって国家を議会制民主主義に塗り替え、中央銀行制度を創り出して国債(国の借金)を発行、国債によってそれまでの数十倍の戦費調達が可能になって戦争に有利。
4.一部の武装勢力に替わり、徴兵制で広く国民から兵士を集める。
5.国を挙げて市場拡大政策を推進するものの、国債は膨らみ続けて悪循環へ
これらの過程を経て、英・欧州・米・日をはじめ世界中で、民主主義国家が樹立されてきました。
民主主義国家では(名目としては)国民が国の「主」になっていますが、事実は、国民は借金(国債)を背負わされ、徴兵と市場拡大の責務を科せられて金融勢力に支配されています。
そして、戦争は常に民主主義を正義とし野蛮な暴君を倒すためのものとして仕掛けられ宣伝されてきました。(ヒトラーのファシズム、戦前の日本、東側陣営、イラン、イラク、シリア、アフガン、テロ、そして今度はロシアも・・・)
危ないのは、民主主義側に組み込まれていると、民主主義が排他的な唯一絶対神になり、民主主義的でないとされた国々が悪者になって、「自分たちが金融勢力に支配されて動かされている」という正体が見えなくなってしまう所にあります。
変貌する世界の勢力争いの中で日本を守るには、私たちは「本当に民主主義でよいのか?」を洗い直しておく必要があると思います。
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