2008年12月18日

人が人を裁くということ

裁判員制度に疑問!
 先日、 「通り魔殺人が最多13件に、死傷者42人」というニュース記事を読み、“通り魔殺人の増加件数や数”のみが強調され、昨年までは、殺人件数4年連続で減少どころか “昨年度は殺人件数が戦後以降最低だった” ことは、やはり報道されないのだな…と思いつつ、今日は「裁判員制度」について書きたいと思います。
「裁判員制度」は、前記事の系譜中にも紹介されている
年次改革要望書によるアメリカからの圧力の影響が大きいといわれていますが、この「裁判員制度」について作家の高村薫さんが興味深いことをおっしゃっていたので、ご紹介します。
 人が人を『裁く』には、その根拠が必要となる。では、その根拠とは何か?
高村さんは、「裁判」という制度は、法律という一般市民が承認した共同体での約束事に基づいて、法律の専門家が行うことを根拠に成立しているのだとの考えを示し、市民感情を根拠に裁判を行うということの意味が理解できないと語っています。
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  投稿者 marine | 2008-12-18 | Posted in 10.日本の時事問題6 Comments »