2013年01月08日
米国の圧力と戦後日本史13 いわゆる55年体制とは何だったのか?~右(自民)も左(社会)も米国支配下に落ちていた~
岸首相の退任演説(握手している人物は池田新首相・この後、岸首相は右派の人物に刺されて病院に運ばれる)
岸は米国CIAの支援を得て、自民党を立ち上げました。しかし、岸の対米自主を警戒した米国は、その手の内にあったマスコミを利用して学生を扇動し、岸を首相の座から引きづり下します。これは、マスコミが政治家に勝ったことを意味し、米国次第で政治家を操れる構造が出来上がりました。
岸が退陣するに至り、どのような圧力が働いたのか、そして如何にして米国支配体制に飲み込まれていったのかを軸に、自民党-社会党という二大政党制(いわゆる55年体制)を見ていきたいと思います。