2011年07月02日

■地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【9】:日本人はいつ物を考え始めるのか?認識収束の入口にたった!!

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原発に反対してきた島「祝島」の画像です。
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?シリーズ第9弾です。
これまでの記事は・・・
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【1】:原発問題の本質は特権階級の無能と暴走
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【2】:次々と明るみに出る特権階級の暴走ぶり
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【3】:試験エリートの無能とえげつなさ
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【4】:特権階級の暴走は今後も続くか否か?(マスコミ支配との綱引き
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【6】:脱自由市場化が進む?
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【7】:遊びの失速は何を意味しているのか?
地震・原発を契機に人々の意識はどう変わるか?【8】:人々はいつものを考え始めるのか?
前回の記事は、我々普通の人々の突破口は、役に立たない政治家を一掃し、新しい政治勢力を作ることに可能性があるといった内容でした。我々の意識下には、政治に対する不可能視もあり、課題意識を政治に向ける必要があるのではないのかという提起でした。
それでは今回の記事です。地震・原発を契機に人々は物を考え始めたのでしょうか?
テーマごとに紹介します。

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◆◇◆原発どうする?反原発の潮流は?◆◇◆
デメリットが大きすぎる原発問題ですが、ふくしま第一原発爆発後3ヶ月がたつ現在でも反原発を掲げた国は、まだ西欧諸国の一部しかありません。日本の特権階級たちは市民の反原発ムードと逆行し、利権維持のために原発維持・促進の方向性を変えていません、
スイス・ドイツが脱原発を発表 5/31
イタリア 脱原発を発表 6/14
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日本初エネルギー自給自足をめざす瀬戸内海『祝島』~「原発いらない。自分で作る」

◆◇◆主婦や学生も現実問題から認識収束◆◇◆
現実の問題からスタートして新認識は形成される。地震原発を契機におばちゃんや若者の勉強収束もこの入口に立ったことを意味するのではないだろうか?
■路上の声は?
先々週松戸露店で立ち話をしたお母さん(40歳くらい)は、他のお母さん達と一緒に松戸市の保育園・幼稚園や小学校の放射能汚染された校庭の土の入れ替えの運動を開始したとのこと。全くはじめての試みゆえ、どのように進めていくか未だ手探りだが、まずはちょっとしたイベントを行なったとのこと。
■米のとぎ汁からの乳酸菌作成に成功
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【放射能対策】米のとぎ汁で乳酸菌を培養してみました☆①
【放射能対策】米のとぎ汁で乳酸菌を培養してみました☆②
【放射線量測定】東京 6/12  ~大きな変化なし/乳酸菌の散布は放射線量減に効果アリ!~
NO!放射能「江東こども守る会」代表 石川綾子

5月15日には、江東区の土壌でも高濃度の汚染が見つかった
との報道がされました。この記事を見て、放射能汚染からこどもたちを守るには、母親である私たち自身が行動するしかないと気持ちを決め、5月19日「NO!放射能『江東こども守る会』」を結成しました。
そしてまずは私たちが暮らす江東区の大気と土壌が安全なのかを自分たちで確かめたいと、放射線の調査を独自に行いました。調査にあたっては、放射線物理、放射線計測の専門家にご協力をお願いし、分析していただきました。その結果、看過できない放能汚染や報道されていない新しい事実などが明らかになりました。

%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%B8%AC%E5%AE%9A.jpg神奈川でも測定実施
双葉町主婦の会 福島原発災害復興プロジェクト

双葉町主婦の会 福島原発災害復興プロジェクトを立ち上げ!(2011.5.14)
全町が避難10Km範囲内にある双葉町では、集団避難先の埼玉県加須、福島県猪苗代を拠点に、主婦の皆さんが中心になって復興プロジェクト活動をスタートさせました。

◆◇◆まとめ◆◇◆
今回の天災・人災(特権階級の無能ぶりの顕在化)を受けて、明らかになったことは、
特権階級と市民との意識は完全に断絶してしまった。
主要因は、官僚統制中央集権政治そのものである。福島の原子力発電所の危機は官僚政治による人災である
     ↓
特権階級にまかせておけば、生命維持は確保できない。原発破壊による海洋汚染)
     ∥(可能性先は市民の意識である)
     ∨ 
主婦や学生も現実問題から認識収束(「自分たちでなんとかせねばならない」「では自分たちには何ができるんだろうか?」→「福島の現状はどうなっているのか?、放射能の汚染状況はどうなっているのか?、マスコミ報道は信用できない、自分達で現状をつかみにいこう、測定しよう」→「福島にとっての復興とは何か?、身近でできる放射能対策とは何か?」)
     ∥(認識闘争の段階へ)
     ∨
役に立つ認識とは、構造認識である。新しい潮流6 解脱仲間から認識仲間への逆転
     ∥
     ∨
構造認識を様々な方法で拡げていこう。
グランドセオリーるいネット
地震・原発を契機に現在まで深く潜在化していた答え欠乏がおおきく顕在化し、新しい認識を探索し始めたと考えます。つまり、事実に基づいた認識闘争をしていく段階にはいったと思います。
この国の危機はみんなで知恵を出し合って収束させなければもう間に合わない(特権階級には任せてられない)のが現状であり、負の遺産をもってしまった日本において、歴史から学び、この依存社会、市場原理の社会を見直していく段階にもあると思います。

List    投稿者 Hikaru | 2011-07-02 | Posted in 12.現代意識潮流1 Comment » 

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コメント1件

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