2010年01月19日

金貸し主権の法制度1~国家VS教会の対立が秩序不安定化の原点

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2010年01月05日の記事「近代市場は近世欧州社会の特殊事情の中から生まれた」には、次のようにある。
「200年以上に亘る十字軍遠征により、富の大半を領有する貴族や騎士の大半が交易に関わり、商人(投機)貴族化した。その商業(私益収束)の拠点として、ベネチアetc.商業国家で金貸しに都合の良い法制・芸術・思想が生み出された」。これによって欧州では持続的な市場拡大が実現し、自我・私権収束のパラダイムが確立した。
これが、市場の力>国家の力に転換させた力の正体である。
とすれば、現在の法制度全体が金貸しに都合良く作られたものではないか、という疑いが出てくる。

(さらに…)

  投稿者 hongou | 2010-01-19 | Posted in 08.近現代史と金貸し1 Comment »