2010年01月09日

法制度をどう改造するか?~暴走する検察:国策捜査を助長する刑事司法の実態とメディア~

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国策捜査 著:青木理
 国策捜査と思われる検察の捜査により、餌食にされた人たちへのインタビューを通じて、実際の捜査がどのように行われていたかを実証している著書「国策捜査」(青木理)に、検察の特徴が端的に表されているのでそれを元に考えてみたい。
この著書は、司法の問題性に注目した「日本の司法を考える会(亀井静香氏等々)」を中心に、現状の刑事司法の問題点を再考しようという試みの中で、国策捜査の標的にされた人たちのインタビューを中心にまとめられている。したがって、餌食にされた側からの視点が中心であり、検察側の分析もあるものの、内部事情に迫るものとはなっていないが、国策捜査の状況を把握するには十分な著書である。

(さらに…)

  投稿者 hashida | 2010-01-09 | Posted in 04.日本の政治構造2 Comments »