世界の株式の時価総額が1年で半分になった
世界の株式評価額が半分になったということなのですが、それを示すまず日本の株式評価損益の動向という記事があったので紹介します。以下引用
【株価下落が直撃】金融機関の保有する株式評価損益の動向 – 08/10/15 | 週刊東洋経済オンラインより
9月15日の米国証券リーマン・ブラザーズ破綻以降の大荒れ相場は、追い込まれた米国政府が金融機関に公的資金を注入することを表明したこと、欧州各国の危機対策、G7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)が危機対応で合意したことなどを受けて、ひとまず、小康状態となっている。
しかし、世界的な実体経済の悪化は進攻しており、金融危機そのものも去ったわけではまったくなく、株価も不安定な状態が続く。そこで大手の生命保険会社、銀行が保有する株式の評価損益が3月末の会社公表数値に比べて、9月末、10月10日時点でどのように変わったかを調べたのが添付の表である。
株価急落による保有株式の評価損益悪化
[+]表を拡大
注) 東洋経済調べ。データは単体ベース、上記の生命保険会社、銀行が3月末時点で保有する株式の株価動向から計算。ただし、上記生命保険会社、銀行が大株主上位30位以内に入っている銘柄のみで計算
表にはいくつか前提がある。東洋経済新報社の「会社四季報」をはじめとする調査データから、各金融機関が3月末で保有する上場株式を9月末と10月10日時点でも保有していたと仮定して、その株価の変化から、評価損益の変化を調べた。つまり、この間の銘柄の入れ替えは含んでいない。また、大株主上位30位以内の銘柄のみなので、30位以下の少数保有の場合はカウントされていない。しかし、おおよその傾向はつかめる。
現時点で株式を精算すれば生保を除く日本の代表的な金融機関は莫大な債務を抱えていることになる。以下解説に続く
これによると、9月末時点でも株式の評価益は大幅に減少し、みずほ銀行は評価損に転落していた可能性が高い。さらに終値が8276円にまで下がった10月10日時点で評価損に転落した金融機関が続出していたことが推し量れる。4~9月期では昨年度に続いて株式の減損処理が金融機関の収益を圧迫していることが予想される。また、バランスシート上で、資産の減少→負債を削減していなければ資本の減少に結びつく。</blockquote>
世界の株価の時価総額は、2007年8月が、$63兆(6300兆円)でした。(国際取引所連盟:WFEの集計)世界の、株価時価総額は、2008年10月1日時点で、$20兆(2000兆円)も減っていた。
加えて2008年10月10日時点では、$10兆(1000兆円)分が減っています。
合計の損害は、3000兆円です。世界平均の株価は、半額に下落しています。
・2007年8月の時価総額 6300兆円
・2008年10月1日の時価総額 4300兆円
・2008年10月10日の時価総額 3300兆円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・現時点での総損失 -3000兆円
米欧の金融機関とファンドが持つ株を、30%と仮定すれば、3000兆円×30%=900兆円の含み損となる。これから債権(CDS)の精算が行われると金融機関の損害が確定してゆく。そうすると金融機関の倒産が避けられないので株価が又下がることになる。
一体どこで株価が下げ止まるのか誰も検討がつかないというのが最大の問題である。トラックバック
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コメント7件
5分で追いつける!今話題の連ドラニュース速報 | 2009.01.12 23:05
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ふぇりちゃん コメントありがとうございます。
>ずっとずっと、「なんで地デジになるの?アナログで充分!!」とずっと思ってきた私。
>この記事を読んで、「あぁ、また市場=お金が絡んでいたのか・・・」とちょっと怒り。。
そう、無理やり市場拡大するため、どれだけ皆に無駄遣いさせて、環境に悪いことをしているか。
皆が事実を知り、怒りを表明することで、彼らが勝手なことが出来なくなっていくのだと思います。
ぴんからテレビ体操 | 2009.01.13 22:46
今後テレビ局は非常に厳しい状況に追い込まれていくのだと思いますが、税金でテレビ局を保護というのも変なはなしですね。
テレビは何もテレビ局だけの為にあるわけではないと思うのでもっとオープンに使えるプラットフォームとして整備すれば、まだいろいろな可能性が生まれるような気がします。竹しょん | 2009.01.17 22:31
またも市場拡大ですか!?
こんな世界情勢の中で無理矢理、財布をこじ開けられるとは思ってもみませんでした。
しかも、私たち国民を守る立場の国に。。。
「ありえない」・・・言葉が見つかりませんね。
日本は狂い始めている。とでも言いましょうか。
本当に今後の日本について考えていかなくてはならないと感じました。あずにゃん | 2011.02.02 1:15
コメント致します。
1998年の頃、民放はCS放送に力を注ぐため、局の収容能力を上げるため局本体を移転させたりしていました。
しかし、その計画も地デジの経費増大により頓挫。その結果、CS放送のみの独自コンテンツよりも地上波で放送が終わった番組の再放送が多くなってしまいました。匿名 | 2011.02.02 23:00
>CS放送のみの独自コンテンツよりも地上波で放送が終わった番組の再放送が多くなってしまいました。「あずにゃん」さん
地デジって一体何のためにやっているんでしょうね?
そういえば、週刊ダイヤモンド1月15日号は『新聞・テレビ 勝者なき消耗戦』という特集だそうです。
そろそろテレビ局の経営危機が本格化しそうですね。Comment
ふぇりちゃん | 2009.01.12 21:47
ずっとずっと、「なんで地デジになるの?アナログで充分!!」とずっと思ってきた私。
だって、TVもDVDレコーダーも買い換えなきゃならないじゃない?どれだけの出費になるんだか・・・
この記事を読んで、「あぁ、また市場=お金が絡んでいたのか・・・」とちょっと怒り。。
つい最近、TVが壊れたために地デジ対応のTVに買い換えました。
別に、地デジになったからと言って、何のメリットも感じず。。しいて言えば、画面が大きくなった??
こうやって、今後もいろんな制度や電化製品が入れ替わっていくのでしょうか?