2009年08月10日

日本支配の構造36 岩倉使節団~イギリス編② 市場拡大の原資をどうする?

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“産業革命”~1870年頃のロンドンの町の様子。
画像はこちらよりお借りしました。
日本支配の構造34 岩倉使節団~アメリカ編 “洋上に昇らんとする太陽”
日本支配の構造35 岩倉使節団~イギリス編① 金貸し支配国家に引き続き、「イギリス編② 市場拡大の原資をどうする?」 です。
イギリスがいかにして台頭したかは理解できた・・・日本が追従する方法もないではない・・・ここでの問題は、ヨーロッパ人が数千年に渡る“掠奪”と“騙し”によって蓄えられた市場拡大の原資に、後発の日本はどのようにして対抗するか?
尚、記事作成に当たっては、使節団に記録係として同行した久米邦武の『米欧回覧実記』に基づく「岩倉使節団という冒険」泉三郎著 からの引用を元にしています。
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  投稿者 kota | 2009-08-10 | Posted in 04.日本の政治構造6 Comments » 

日本支配の構造35 岩倉使節団~イギリス編① 金貸し支配国家

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1816年のイングランド銀行と王立証券取引所
画像はwikipedia「イングランド銀行」よりお借りしました。
日本支配の構造34 岩倉使節団~アメリカ編 “洋上に昇らんとする太陽”
に引き続き、当時の覇権国家・・・「イギリス編① 金貸し支配国家」 です。
既に産業革命を終えたイギリスにおいては、市場拡大による富の拡大こそが最重要課題となっており、日本では蔑まれていた商工業者=金貸しが支配する社会であったようです。
尚、記事作成に当たっては、使節団に記録係として同行した久米邦武の『米欧回覧実記』に基づく「岩倉使節団という冒険」泉三郎著 からの引用を元にしています
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  投稿者 kota | 2009-08-10 | Posted in 04.日本の政治構造4 Comments » 

日本支配の構造34 岩倉使節団~アメリカ編 “洋上に昇らんとする太陽”

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画像は岩倉使節団横浜港出発図 からお借りしました。
日本支配の構造29 岩倉使節団~問題意識と参考サイト紹介
日本支配の構造30 岩倉使節団~時代背景と国内・国際情勢
日本支配の構造31~岩倉使節団主要メンバー⇒派遣組と留守政府組
日本支配の構造32~岩倉使節団:その概要(ルートと目的) 
日本支配の構造33 岩倉使節団 本当の目的?
・・・と、この間、岩倉使節団が長期に渡る欧米視察の旅で得たものを分析することで、後に大東亜戦争へと至る政府の戦略への同化を試みているわけですが、今回は、最初に訪れたアメリカにて彼らが何を得たのか?について見ていきたいと思います。
まずは、使節団副使を務めた当時31歳 伊藤博文が、第一の訪問地サンフランシスコでの歓迎大レセプションで行った演説です。

「今日、わが国が熱望していることは、欧米文明の最高点に達することであります。この目的のために、わが国はすでに陸海軍、学術教育の制度について、欧米の方式を採用し、海外貿易はいよいよ盛んになり、文明の知恵はとうとうと流入しつつあります。」
「しかもわが国における進歩は、物質文明だけではありません。国民の精神的進歩はさらに著しいものがあります。数百年の封建制度は一個の弾丸も放たず、一滴の血も流さず、撤廃されました。このような大改革を世界の歴史においていずれの国が戦争なくして遂げ得たでありましょうか」(→廃藩置県)」
「この驚くべき成果は、わが政府と国民の一致協力によって成就されたものであり、この一事をみてもわが日本の精神的進歩が物質的進歩を凌駕するものであることがおわかりでしょう。」
「わが使節の最大の目的は、文明のあらゆる側面について勉強することにあります。貴国は科学技術の採用によって、先祖が数年を要したようなことを、数日の間に成就することができたでありましょう。わが国も寸暇を惜しんで勉学し、文明の知識を吸収し、急速に発展せんことを切望しているのであります。わが国旗にある赤い丸は、もはや帝国を鎖す封印の如くみえることなく、今まさに洋上に昇らんとする太陽を象徴するものであります。そしてその太陽はいま欧米文明の中天に向けて躍進しつつあるのです

この演説は、翌日の新聞に掲載され、ニューヨーク、ワシントン、ロンドンへと伝播・・・文明開化を目指す日本の存在を全世界に宣言することになりました。
当時の伊藤が弱冠31歳だったということにも驚かされますが、『そしてその太陽はいま欧米文明の中天に向けて躍進しつつある』と、ハッタリも含め、明治維新を実現し、未だ姿なき新たな国家を建設しようとするエネルギーや気迫が時空を超えて伝わってきます。
尚、記事作成に当たっては、使節団に記録係として同行した久米邦武の『米欧回覧実記』に基づく「岩倉使節団という冒険」泉三郎著
からの引用を元にしています。
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  投稿者 kota | 2009-08-10 | Posted in 04.日本の政治構造16 Comments »