2013年11月14日
米国債デフォルト後の世界経済はどうなる?2~国債を暴落させて国の借金を減らす軟着陸説
「日本銀行のバランスシート’10年上半期」
画像はこちらからお借りしました。
「米国債デフォルト後の世界経済はどうなる?1~国債が暴落しても、ハイパーインフレにはならない」で述べた論点は、次の通りである。
【1】現代の先進国では、消費欠乏が衰弱し、世界的に生産力が有り余っている。そこで、米債デフォルトを皮切りに世界中で国債が暴落(→株式が暴落)しても、需要が衰弱し生産力が余っているので、物価は上昇しない。
【2】「紙幣をばら撒けば紙幣価値が暴落し、無限に物価が上昇する」というのが経済学の常識であるが、経済学には「物価を規定するのは生産力と消費欠乏との相対関係である」という根本的な視点が欠如している。
【3】そもそも金貸し勢力が生み出した経済学というものが、全体構造の中の都合の悪い部分を捨象してはじめて成立する詭弁の体系だからある。要するに、経済学とは金貸しとその手先たちの騙しの道具にすぎない。
では、金貸したちは米国債デフォルトによって何を目論んでいるのだろうか?
いつも応援ありがとうございます。