2013年11月15日
マスコミ・政治といかに付き合うか~山本太郎を反面教師として
「マスコミの嘘を切り、新認識で時代を開く」シリーズ、今回は山本太郎の園遊会「手紙」事件を取り上げたい。山本太郎参議院議員が天皇に「福島の実情を知ってもらうために」手紙を書いたことが「天皇の政治利用」にあたるとして批判されている一件である。
TWITTER上では「そもそも山本太郎を園遊会に入れたのが間違いだ」といった右の発言から「いってることはまっとうだ。皇室の政治利用というのならオリンピックの方が問題だ」といった意見まで、賛否両論、飛び交っている。しかし、実質的に天皇に政治権力がない以上、今回の一件で直接、原発問題が進展するようなことはない。そんなことは山本太郎サイドも十分分かった上での行動であろう。「マスコミが騒ぐから政治問題になるのだ」と山本は開き直ったがこれは一面の真理であり、山本はあきらかに意図的にこの「マスコミ利用」を行っている。(手紙を渡した場所がカメラがセットされた場だったというから意図的であったことは間違いない)これは一種の炎上ビジネスであるとみるのが妥当だ。つまり賛否両論を巻き起こしつつお騒がせ屋として注目を集めるという手法であり、そのことによって存在意義を確保するということである。