なんでや劇場 9/15 レポート1「経済破局に至る基本構造」
テーマ:~リーマン破綻、メリル買収、福田辞任で経済破局の段取りが変わる~
福田首相の突然の辞任を受け、「日本人の起源」から「経済破局」に、直前にテーマが替わった今回のなんでや劇場ですが、さらに当日に飛び込んできた、「リーマン・ブラザーズ、破産法申請」「メリルリンチ、バンク・オブ・アメリカに買収」のニュースを組み込み、緊迫度の高い議論が展開されました。
前半では、このアメリカを代表する証券会社の破産や身売りの背景を探る為に「経済破局に至る基本構造」について、追求しました。
いつも応援ありがとうございます。
経済破局のこれまでの追求内容はグラセオにまとまっています。
経済破局に至る基本構造
貧困の消滅から、バブル経済へ
1970年 先進国では貧困が消滅し、貧乏人がいなくなりました。
それまでは、飢えの圧力から逃れるため、私権(金、地位、女など)を求めるエネルギーを原動力にして、市場は拡大してきましたが、豊かさが実現し、物が行き渡ったため、特に欲しいものが無くなり、放っておけば、縮小していく構造に転換しました。
しかし、市場が拡大しないと困る人たちがいます。それは市場の拡大を基盤に特権的地位を得た金貸し達です。
かれらは、市場拡大を維持する為に、国家を通して、大量の資金を市場に投入してきました。いわば人工呼吸装置を付けて無理矢理、市場拡大を維持している状態です。(その結果が、日本では国の借金850兆です)
特に欲しいものが無いのに、市場に大量の金を注ぎ込んだため、金余り状態になり、経済がバブル化していきました。
そのトップランナーは日本で、’86年バブルのピークを迎え、’90年に崩壊しました。
その後、アメリカ、ロシア、中国と世界中がバブル化していきます。
バクチ経済と覇権闘争の時代
金貸しは、商業資本の時代から産業資本の時代を経て、金融資本(投機経済=バクチ経済)の時代に転換しました。
これは、商業資本や産業資本の時代は、金貸しは資本を商業や産業に投入し、実体経済を拡大させることで儲けることが出来たのですが、必要な物が行き渡り、物が売れなくなったため、金で金を売り買いするというバクチよってしか、儲ける事が出来なくなったことを意味します。
この間、金貸し支配に変化はありませんが、産業資本の時代までは共存してきた金貸し達が、金融資本の時代になって、生き残りをかけた激烈な覇権闘争を始めました。
それは、バクチは損をする人を作ることで初めて利益を出すことが出来、またその勝敗は資金力によって決するため、必然的に一極集中していく構造にあるためです。
その金融資本の2大勢力が、欧州で先行したロスチャイルドと、第二次世界大戦後、アメリカで台頭したロックフェラーです。
ロスチャイルド VS ロックフェラー
グラセオ Vol.1国の借金が800兆円もできたのはなんで?より
ロスチャイルドは、中央銀行、マスコミ(ハリウッド含む)、日米の民主党に基盤を置き、ロックフェラーは、石油、食糧、軍需産業、IT産業とアメリカ共和党、日本の自民党(特に清和会)を基盤としています。
現在は、ロックフェラーが、ロスチャイルドの基盤であるドルを暴落させて、ドルの基軸通貨体制を崩壊させ、多極通貨体制へ移行する事によって、世界の覇権を握ろうとしていると考えられます。
後半では、これらの背景を踏まえて、最近の石油、食糧などの高騰、メリルリンチの身売り、リーマンの破産などの動きから、何時ドル暴落の引き金が弾かれるかなど、今後の世界経済の動向が議論されました。(続く)
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コメント3件
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