2008年05月02日

食料価格高騰から暴動へ・・・?この構造は?

FAO 価格高騰による食料難に警鐘 IRRIも、米価格高騰は当分続きそう】ー農業情報研究所ーからの引用です
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引用開始
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 国連食糧農業機関(FAO)が4月11日、最新の”作物見通しと食料情勢”報告を発表した。目下の食料情勢は穀物をはじめとする基礎食料の価格高騰で特徴づけられる。この価格高騰で、とりわけ食料輸入途上国で、必要な食料を手に入れることができない人々が増え、社会が不安定化、方々で暴動さえ起きている。
 他方、2008年の世界穀物生産は2.6%増え、史上最高の21億6400万トンに達する見込みだ。これが実現すれば、現在の危機的情勢は和らぐ。ただし、この見通しは好天に助けられることが前提だ。悪天候で少しでも見通しが狂えば、危機はさらに深まる恐れがある。というのも、2007/08年の世界穀物期末在庫は、既に低レベルだった期初在庫より5%(2100万トン)減り、この25年間で最低の4050万トンにまで落ち込むからだ。これは世界の利用の18.8%[2.3ヵ月分]にすぎず、低レベルだった2006/07をさらに6%も下回る。
 世界の穀物・食料品価格の上昇は06年秋頃から始まり、07年半ば頃から一段と加速、もはや”暴騰”というしかない状態が続いている。
中略
 FAO Newsによると、先月、エジプト、カメルーン、コートジボワール、セネガル、ブルキナファソ、エチオピア、インドネシア、マダガスカル、フィリピン、ハイチで食料暴動が報告された。パキスタン、タイでは、田畑や倉庫からの食料略奪を防ぐために軍隊が動員された。
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引用終わり
食料問題は軍隊まで動員される危機的な状況のように見えますが・・・?これはどんな構造なのでしょうか?興味のある方はポチッと押してください。

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  投稿者 benntonn | 2008-05-02 | Posted in 06.経済破局の行方14 Comments »