2014年05月11日

マレーシア航空機事件、韓国フェリー事故・・・多発する怪事件は凋落する金貸したちの悪あがきにすぎない2

前稿では、マレーシア航空機事件の背後で、ロックフェラー残党のネオコンの暗躍とロスチャイルド配下に舞い戻ったモサドの暗躍があったのではないかと考察した。しかし、ロスチャイルドがシロという風には思われないのは、事件後の欧米メディアのマレーシア批判が露骨だからである。

●マレーシア航空機事件の真相究明はそっちのけでマレーシア批判に終始する欧米メディア

 アングル:不明機捜索で混乱続くマレーシア、国際的な批判高まる kannkoku欧米からバッシングを受けるマレーシア、韓国の国家指導者たち

 以下、 リンク より

ミステリー小説を地で行くようなこの事件。その謎解きをするうち欧米メディアがたどりついたのが、マレーシアの政治腐敗だ。今回、マレーシア政府は軍事情報などの国家機密という名の下に情報統制を敷き、外国のメディアから非難囂々(ごうごう)なのだ。そんな中、英国誌「エコノミスト」(31521日号)がマレーシアで発禁になった。同誌は世界190カ国以上で販売され、発行部数約160万部を誇る老舗の政治経済高級誌だ。

エコノミストのマレーシア攻撃のポイントはマレーシア航空の縁故資本主義と報道管制である。欧米のメディアは今回の一件でマレーシアの現政権の報道管制を批判しつつ、さらにはマレーシアにおいて反TPP運動を推進している野党のアンワル党首に対するメディアの罠としても使われている。

にほんブログ村 政治ブログへ


リンク
 


アンワル氏とマレーシア航空機との関連ですが、“消えたマレーシア航空機”のザハリ機長は、アンワル氏の熱心な支持者であり、上述のように政権獲得に戦略を“同性愛疑惑の逆転有罪”によって阻まれたことを悲憤して航空機もろとも自殺(ジハード)に及んだ・・・という説があるそうです。機長がアンワル氏の支持者であり、アンワル氏とも面識があるのは事実ですが、それ以降の話については、野党・アンワル側は当然ながら否定しています。


アンワル氏はアジア通貨危機においてはマハティールと路線を分け、IMFの緊縮財政受け入れにまわったようだが、ここ最近は、反TPP色を強めてている。日本における小沢の立ち位置に近いものを感じる。

リンク 


マレーシアは長く続いた保守政権が今年の総選挙でついに政権交代と期待されたが、与党はキタコナバルなどの遠隔地で大量に得票して逃げ切り、歴史的な政権交代は成立しなかった。この選挙は「自由公正」(Free and Fair)なものとは言い難く、人民正義党などの野党は選挙の不正追及の声を上げている。その人民正義党の指導者がマハティールと対立して投獄されたイブラヒム・アンワル氏だが、元は新自由主義やグローバル経済志向だったアンワル氏はいまや、そのシンボルともいうべきTPPについて疑問を投げかけていたが、今や反対を明確にするにいたった。

他方、今年の1月の朝日新聞のインタビューでは「TPPを政争としない」とも語っている。

リンク

あんわるこのように、欧米メディアはマレーシア航空機事件の真相解明そっちのけで、マレーシアは真相を報道しない。彼らの主張は

  マレーシアは政府も航空会社も事実を隠蔽する報道の自由のない暗黒国家であり、腐敗した金権体質国家であり、民主主義と自由主義の国家への転換が急がれている。TPPへの参加はマレーシアが国際社会で認められるための必要不可欠な条件である。

というものである。つまりマレーシア航空機事件は明らかにマレーシアの市場開放=国家解体=TPP推進の道具として使われている。

●欧米メディアのマレーシア批判はTPP狙い~まるで御巣鷹山事件→プラザ合意→バブル→日本の金融資本主義化の再演

そして http://blog.nihon-syakai.net/blog/2013/12/002676.html でも分析したが、TPP推進はロックフェラーだけでなくロスチャイルドも旗振り役を担っている。従って、今回の一件でもロスチャイルドが暗躍していることは間違いないだろう。

 

 このように軍産複合体を適当に暴れさせておいて、それをネタにメディアを利用した世論誘導により、市場主義と民主主義を拡大させて、自分たちの都合のいいように政治経済の仕組みを改変し、最終的には果実を得る、というのがロスチャイルドの手法なのだ。このことはマレーシア事件に近似する1980年代のプラザ合意以降の政治経済の流れをみていても全くそうである。

 osutaka1980年代前半、レーガン政権下のアメリカでは、金融引締めを実施。金利は2桁に達し、世界中のマネーがアメリカへ集中。他方、アンバランスともいえるドル高は輸出減少と輸入拡大(貿易不均衡)をもたらし貿易赤字が拡大。と同時に軍事支出の増大により財政赤字が拡大(『双子の赤字』)。

  こうした状況の下、1970年代末期のようなドル危機の再発を恐れた先進国は、協調的なドル安を図ることで合意した。とりわけ、アメリカの対日貿易赤字が顕著であったため、 実質的に円高ドル安に誘導する内容であった。これが『プラザ合意』である。

 上記が、教科書的回答であるが、実際は、ドル危機を恐れた先進国は、まず脱ドルに舵を切った。そして、その反動として世界を襲ったのが、御巣鷹山日航機事件を筆頭とする怪事件の数々であり、それらの落着点がプラザ合意=急激な円高ドル安と日本バブルであった。

 http://blog.nihon-syakai.net/blog/2012/09/2368.html

 アメリカの双子の赤字とドル高を誘導していたレーガン政権が急遽、円高・ドル安に転じて、以降、バブルとその崩壊を通じて、日本は外資系企業の草刈場へと転じていった。共和党=レーガン政権は、その軍備強化傾向も含めて明らかにロックフェラーの息がかかっており、一連の現象は、表面的には追い詰められたロックフェラー勢の日本再占領≒日本篭城ともみえるが、その果実がロスチャイルド(ゴールドマンサックス)の手に落ちている現実をみると、もっと深部ではロスチャイルドの暗躍があったと考えた方がつじつまが合う。

  http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=236199

劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった

81年レーガン政権が樹立され、強いアメリカが掲げられ、新自由主義路線が宣言され、83日米貿易摩擦の深刻化、85年アメリカ債務国に転落、84年日本に金融自由化を迫り、85年にはプラザ合意(人為的な円高ドル安誘導政策)が結ばれる。同時に、85年電電公社、87年国鉄の民営化も新自由主義経済の旗印の下に進められた。つまり、経済力での劣勢を認めるしかないアメリカ=ロックフェラーは貿易と金融の自由化と民営化というプロセスを通じて、政治力を行使して、日本の政治家や 官僚たちを抱き込んでいった、あるいは「日本を再占領した」のだといえる。その象徴が、日本には圧倒的に不利なプラザ合意であったし、それを主導した中曽 根こそが日本側におけるロックフェラーの手先たちの親玉であった。

バブルとバブル崩壊~金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢

プラザ合意がもたらした超円高状態が、日本バブルを生み出し、そしてバブル崩壊によって日本は長期のデフレ不況経済へと突入していった。新自由主義を推進 したのがロックフェラーだとしても、バブル化とバブル崩壊を仕掛けたのもロックフェラーだというのはあまりにも短絡的であろう。そのことは小泉フィーバー を仕掛けたのがロックフェラーだからといって、郵政民営化の果実を手にいれたのはロックフェラーとはいえない(郵政民営化の果実は、ゴールドマンサックス が掌中に収めており、このゴールドマンサックスの背後にいるのは、ロスチャイルド勢と手を組んだジェイ・ロックフェラーだといわれている。)という現実か らも推察することが出来る。

この「金融資本主義の罠」の主導者がロスチャイルドだという視点で、世界経済をみてみると、アメリカバブルをつくりだし、それを崩壊させ、FRB焼け太りという状況をつくりだしてきたその張本人も、ロスチャイルド勢であるということができるだろう。

事実、リーマンショックを契機に、ゴールドマンサックス一人勝ちという状況が生まれてきたし、ギリシャショックにもゴールドマンサックスは深く関与している。他方、ロックフェラー勢の中核企業といわれるシティは劣勢を強いられている。

 

このように世界の混乱をつくりだすような怪事件と、それをショックドクトリンとして活用して、政変を起こすのは、ロックフェラー(とその手先のネオコン)の役割だとしても、さらに彼らがつくりだす政変の背後で、大きく「金融主本主義化」のシナリオを描き、軍産複合体の暗躍をもその背後からコントロールしていたのがロスチャイルドである。

そのような視点で見た方が、御巣鷹山事件→プラザ合意→バブル経済と日本の金融支配という流れが理解しやすい。と同時に、この視点の方が、マレーシア航空機事件→TPP推進→アジア金融支配の完成という現在進行形の筋書きも説明しやすい。

●資本主義化した中国によるアジア支配とTPPによるアジア支配の両面戦略~そこにも追い詰められた金貸しの現実がみえる

おそらくロスチャイルドは一方では中国政府への食い込みを強化し、資本主義化した中国によるアジア支配を画策しつつ、他方で反中国色の強い周辺国をTPPという旗印の下に結集し、直接的な金融支配を進めるという2本立ての戦略をとっているのではないだろうか。

 一方では、日中の対立を懸念してみせつつ、他方では尖閣は日米安保の対象と明言してみせたりと、オバマ大統領やバイデン副大統領が鵺のような外交戦略をみせるのは、こうした複数の戦略を同時的に動かしているからだと思われる。

このようにみてくると、追い詰められたロックフェラーは日本再占領という選択枝しかないが、ロスチャイルドはアジア支配のために少なくとも複数の戦略を持って対応している。従って、今回のマレーシア航空機事件も、その深遠部ではロックフエラー・ネオコンの暗躍を一部には見逃し、一部はコントロールしながら、どのようにこの事件を今後、活用するかを考えているはずだ。その意味では、今回のマレーシア航空機事件も直接の下手人はネオコンだとしても、ロスチャイルドはより大きなシナリオを持ってこの事件に関与しているとみるべきであろう。

 しかし、だからといってこうしたロスチャイルドの暗躍を彼ら金貸しの支配が成功しているとみる必要はないし、「多発する怪事件は凋落する金貸したちの悪あがきにすぎない」という見方は変わらない。

 ロスチャイルドの持つ複数戦略のうち、台湾の学生デモが象徴しているように資本主義化した中国によるアジア支配は実はうまくいっていない。他方でTPPによるアジア支配が進まない背景にはアメリカの財政難も関係している。

実は昨年のアメリカのデフォルト騒ぎの時に、アジア各国の政府機関も閉鎖に追い込まれており、一時的には、オバマのアジア諸国歴訪が困難になったという経緯がある。http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MU1DKQ6KLVRM01.html 

 最終的にはなんとかマレーシア、フィリピンへの歴訪も実施されたが、こんな状態で、マレーシア支配を強化できるとは思われない。かつてアジア経済の自由主義化に賛同していた、日本の小沢やマレーシアのアンワルがTPP反対にまわっているのも、アメリカの没落という現実を見据えてのことだろう。中国によるアジア支配戦略とTPP(アメリカ)によるアジア支配戦略を両天秤にかけるしかないということ自体、彼ら金貸しの追い詰められた現実を表している。

  こうした彼らの混乱ぶりは韓国フェリー事故にもみられる。次回は、もうひとつの怪事件、韓国フェリー事故を扱ってみたい。

 

 

 

 

 

 

 

List    投稿者 mamoru | 2014-05-11 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本1 Comment » 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2014/05/3175.html/trackback


コメント1件

 通りがけ | 2014.05.13 0:51

◎廃仏毀釈と文明開化こそが地球史上最悪の卑劣外道な売国棄民政策である◎

「うつ病はただの甘え・怠けであることが実証されました」RKブログ
http://richardkoshimizu.at.webry.info/201405/article_70.html

>元凶は構造改革と称する日本破壊だと思います。
>猫太さん2014/05/10 22:58

うつ病の元凶は明治新政府田布施非人下克上初代総理大臣フリーメーソン伊藤博文が行ったムー大陸時代以来伝統の先祖代々真善美菩薩常民国日本を破壊した「廃仏毀釈」である。

http://www.asyura2.com/13/senkyo158/msg/472.html#c139
から145まで参照

大和民族全員が仏教徒だった江戸時代まで日本にうつ病など存在しなかった。廃仏毀釈後の明治になってうつ病が多発するようになった。代表例が夏目漱石である。明治以後の文人は皆うつ病で自殺している。これがうつ病の元凶が廃仏毀釈であるという真実の明らかな証拠である。

そして人間の脳を破壊する毒薬である抗欝剤も明治以降になって初めてフリーメーソンの国から大和の国へ入ってくるようになった。もちろんフリーメーソン廃仏毀釈下克上非人伊藤博文が持ち込ませた大和民族滅亡を目論む毒薬である。

すなわち『文明開化』とは、大和の国のムー大陸以来伝統の崇高な仏教菩薩文化をキリスト教ユダヤ教の凶悪下劣外道な一神教カルトテロリズムで破壊し尽くし、大和民族が先祖代々親から子へと大切に培ってきた大和魂を地球上から消滅させようとする、地球史上最も邪悪で最も外道な棄民売国政策そのものだったのである。

◎大和民族大和魂皆殺しを画策するGHQテレビを撲滅するにはB-CASカードをぶち捨てて犬アッチ池-受信料契約を解約するだけで良い ◎

こないだまでテレビそのものをぶち捨てろと言っていたけど、B-CASカードを抜いてしまえば人体に危険なCMだらけのGHQテレビデジタル放送を完全に受信できなくなって、安全な家庭用DVDやインターネットモニターとして使えることが最近わかったので、日本人のこどもから老人までGHQテレビ放送の凶悪な脳破壊攻撃から大切な脳を守るために、直ちにB-CASカードを抜いてNHK受信契約を完全解約破棄して、憲法違反放送法で国民の私有財産から現金を盗む居直り詐欺強盗犬アッチ池ーを大和魂国民主権日本国平和憲法の正義の鉄槌でぶっつぶしてやりましょう。

田布施非人フリーメーソン売国奴伊藤博文の一派がヒロヒト吉田茂鳩山一郎小泉純也池田大作文鮮明中曽根康弘竹下登小沢一郎安倍晋太郎石原慎太郎小泉純一郎前原誠司鳩山由紀夫菅直人野田佳彦麻生太郎安倍晋三橋下徹である。

不正選挙で政権を取ったトレモロス自公連立憲法違反内乱罪棄民売国政権を日本から撲滅するには総務省の役人組織であるNHKをぶっつぶせばよい。GHQスパイ犬アッチ池ーが消滅すれば二度と不正選挙が出来なくなって安倍GHQ奇形司法GHQ売国奴霞ヶ関GHQこども殺しテレビマスゴミ不正政権はたちまち地球上から消えて無くなるよw

Comment



Comment