2014年04月02日

徳州会事件を執拗に攻撃するマスコミの意図は?2

徳洲会マネー

徳州会問題を調べていると、徳州会マネーの広がりは非常に広く、猪瀬事件は序の口との印象を受ける。

たとえば元徳州会に医師として勤務した経歴もある阿部知子議員もそのひとりだが、阿部議員は反原発派であり、先の総選挙で大敗北を喫した未来の党の代表代行を今も務める。そして阿部議員は「みどりの風」を介して亀井静香議員や山田正彦議員ともつながっている。リンク 

他方で、原発推進派の石原慎太郎や、行動派右翼の代表格、一水会との関係も深く、猪瀬氏もこの筋でつながりができたようであるし、未来の党が結成される直前には石原新党結成に向けて亀井氏とも手を組んで動いたようである。 リンク 

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●実は反米政治家の資金源だった徳洲会

このように、反原発議員から原発推進議員まで、その支援先は幅が広い。しかし、共通項は、権力中枢に近いと同時に、アメリカの意向やら既得権益団体の意向やらには、必ずしも従順ではない、脱従米派の議員たちであるということであろう。たとえば、今回、徳州会と猪瀬氏の間を取り持った一水会の木村氏は猪瀬氏を以下のように評している。

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>猪瀬さんは横田基地の軍民共用化や米軍が管理している横田管制空域を縮小して、東京の空を取り戻そうという意欲があった。こういう問題を粘り直やってくれる政策通の人が必要だった。

つまり、徳州会人脈は、沖縄では左派、東京都では右派と両極端だが、いずれも反米軍基地という点では一致しているのだ。

徳州会の動きをみてくると、今回の選挙は徳州会マネーを潰し、左右の反米議員を壊滅させることが、都知事選挙の本質だったのではないかと思わざるをえない。

 

 ●徳洲会事件で自民党はますます東京地検特捜部の支配下におかれることになる

徳洲会事件の情報は東京地検特捜部に持ち込まれた。よって上述したように、反米派議員はマスコミを使って脅されている。勿論、反TPP、反基地を掲げていた徳田氏は潰された。他方で徳田氏は自民党内に徳田派をつくろうとしていたといわれる。従って、徳洲会マネーの影響は与党議員にも及んでいたはずである。件の臓器移植事件の関係では安倍政権で補佐官を務める衛藤晟一氏も関与していたとされる。

しかし、CIAの手先である東京地検特捜部とマスコミがアメリカに従順な自民党議員まで疑惑を追及することはない。結局、猪瀬氏はこの事件のトカゲの尻尾切りに使われ、また反米派の議員たちは脅しを受けることで事件は収束しそうである。

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徳洲会(とくしゅうかい)から猪瀬直樹(いのせなおき)都知事に渡された 5千万円の事件。この本当の問題はどこにあるか。猪瀬直樹が、12月18日に辞任表明して、それで、すべてを終わりにしようとしている。

 このあとは猪瀬の逮捕も全てなしにして、それで、東京地検特捜部はホウカムリをして、知らぬ顔の半兵衛で、自分たちが逃げ切ることに必死になっている。 

全国52箇所の徳洲会の大病院のネットワークを厚生官僚たちは狙っていた。医療官僚行政と医師会にずっと40年間逆らい続けた虎雄が死んだら、徳洲会を、徳田家から奪い取って、厚生官僚どもを天下らせて、そこを自分たちの新しい美味(おい)しい餌場(えさば)にしようと、ほくそ笑んだ厚生官僚たちの大失策だ。(しかし事件を追いかけていくと:引用者注)自民党に火が及んだので、自民党が怒った。

徳洲会の元事務総長・能宗(のうそう)克行(かつゆき)(57歳)“金庫番”が、徳洲会を裏切り、虎雄と大喧嘩して、そして、自民党政治家たちへの裏献金(ワイロの渡し)を、全部、特捜部にしゃべった。それで、徳洲会潰(つぶ)しとしての、息子の毅(たけし) 衆議院議員を贈賄罪で捕まえることで、この「徳洲会つぶし」を完成しようとした。 

 そして “計画通り” に猪瀬直樹に火がついた。猪瀬ひとりを焼き殺して、それで、終わり、幕引きにしようとした。 虎雄は、「こうなったら、すべて、これまで自民党の大物たちに、能宗(のうそう)が渡した徳洲会のカネのことを 特捜部に 全部話せ」と、巨大な反撃に出た。

この徳洲会の金庫番で、組織の裏切り者の能宗克行(のうそうかつゆき))事務局長からのゲロ、白状を証拠に、徳洲会を叩き潰して、厚生官僚どもに渡そうとした、法務官僚=検察・特捜部の大敗北である。他の自民党の有力政治家たちへの徳洲会からのカネのことをどうしても特捜部は、調べなければならなくなった。困り果てた。 

 そこで、 この能宗 を逮捕したのは、警察(庁)なのである。 検察のバカたちが失策を起こして、自民党の大物たちのカネの受け取りまでバレかけたので、能宗を何が何でも、警察の檻(おり)の中に隠して、二度と表に出さないようにする、ということである。こうなったら犯罪捜査もへったくれもあるものか。自民党とオール官僚どもは、自分たちが逃げを打つことで必死となる。

 ホリエモン事件のときと同じだ。
ホリエモンも、そうやって、右翼ヤクザ者たちから命を狙われた形にして、検察の中に逃げ込ませた。カネとライブドアのすべてをホリエモンから奪い取った。そして命乞いをしたホリエモンを国家が「助けて」やった形にした。自民党の親分たちに、ホリエモンが、ケイマン諸島の口座の付け替え(送金)で配ったカネの問題は、全て有耶無耶(うやむや)にした。あの”堀江メールの永田寿康(ながたひさやす)発言”(2006年2が厚16日)は本物だ。のちに、民主党の永田議員は、精神病の飛び降り自殺(2009年1月3日)、ということにして殺された。 

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上記の記事では徳洲会は生き残ったと絶賛しているが、今回の事件によって、反TPPを旗印とする徳田派構想は潰え、他方で自民党関係者はますます東京地検特捜部の管理下におかれることになる。自民党関係者であっても徳洲会マネーに関与した議員は、東京地検特捜部に情報を握られているのでアメリカにそむくことをできなくなる。自民党はますます民意から離れ、ますます不正選挙に頼るしかなくなるだろう。ますます既成の政治ではもはやどうしようもないということである。これから登場するであろう新しい政治勢力は、こうした政治の現実を踏まえて、少なくとも金のかからない政治活動を展開する必要があるし、不正選挙やマスコミ選挙に絡め取られることのない運動でなくてはならない。しかし、それは不可能ではない。ネットを使いこなして多くの人々が事実とは何かを探索していけば、それはおのずと新しい政治勢力になるはずだ。

 

 

 

List    投稿者 ruiblog | 2014-04-02 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本1 Comment » 

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コメント1件

 年老いて国が見えて来たマミ-女史。2014年5月11日記 | 2014.05.11 7:50

徳州会問題、猪瀬元知事はマスコミ報道からして単に不正を働いた人という印象しかなかった。裏事実を知り驚きました。
しかしこの裏側の真実を国民な殆どは知りません。日本の危機的状況、国民を日本を守ってくれる政治家は皆こうして消されて行ってる事、ネット情報から読んで今の日本を案じています。
まだまだ現在では何事も本当の情報が国民には伝わっていません。ネットを見る人はまだまだほんの一部の人しかいなく雑誌、新聞、テレビからの情報を信じてる国民ばかりです。私がそうだったように。
最近ネット情報を見るようになってマスコミ報道の偏見に気付き始めネットの書き込みを読む事が多くなり日本はどこに向かってるのか心配しています。
衆・参選挙があっても国民は無関心です。政治の裏を知らないから投票にも行きません。国の大事な方向性を決める大事な選挙であるのに無関心です。国の裏事情を知らないから無関心なのです。だから長期政権だった政治家には力があった努力した政治家だと国民は思い、本当は売国奴政治家だった事も知りません。そんな売国奴が日本の舵取りをしてしまってる以上、日本の未来はないでしょうね。
日本全国の空から毎日1カ月位、ビラをイッパイ撒き散らし続け末端の国民の目に止まる位でもしない限りネットからだけの発信ではなかなか多くの国民に浸透して行かないと思います。
私はネット情報を信じますが若者はネットの情報はいい加減だという者が大半です。国民に訴えるにはマスコミ報道の上の手行き、その戦略を考えない限り日本国民は眠ったままでしょう。
悲しい日本の実情ですね。

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