2007年06月20日

“実はウヨクもサヨクもアメリカの手先”~反売国派=国益派の結集へ!

2度目の登場雅無乱です。

今日は、唸らされたエントリーが2つあるので、それをほぼまるごと紹介したい。

ブログ“世界経済を読む~共認経済学へようこそ!”より
http://real.zoom-in.to/blogn/index.php?day=20060507

実は日本のウヨクもサヨクもアメリカの手先である。
(中略)~で、本題に戻ります。日本にはサヨクとウヨクだけではなく、その中心には保守がいます。
分りやすく言うと吉田茂→田中角栄→橋本の系統ですね。
民族主義的だけれどもどちらかというとハト派。現実的にはアメリカ追従の経済政策をとりながらも、段階的に日本の独立国家としての主権を取り戻そうとがんばってきた人たちです。(田中角栄がロッキード事件で失脚したのは、アメリカの意向を無視して単独で日中友好条約を締結したからですね)そういう意味では、極めて現実的な人たちだともいえます。
それに対して、保守派が天皇制を保持していることに対して、気に食わんと、とにかく天皇のせいで戦争に行かされたのがイヤだという心情(ここでは本当に天皇のせいで戦争に行かされたのかどうか、はおいておく)だけで、平和主義を叫んできた人たち。それゆれに反体制。そういう人たちが所謂、サヨクですね。
この戦争ナンカイヤだ!という個人の心情こそが大事なんだという思想(というか感情論)こそまさに個人主義→サヨクの日本的成立基盤でしょう。
他方、ウヨクの人たちというのは、田中派がサヨクに擦り寄って福祉主義に傾倒するのもよからぬことと考え、あるいはもっと早急に軍事的権力を回復しようとしてきた人たち、といえるでしょう。
鳩山→福田→中曽根→小泉→安倍につらなる自民党反主流の系譜ですね。
彼らはクチでは民族が大事だといっていますが、本音のところは己の地位や権力が欲しいだけの連中です。
本音はみんなが豊かになることだとかどうかはどうでもよい。戦争だって自分が行くとは思っていない連中なんです。
その意味で、格差容認の新自由主義のような政策に飛びつく。ここがネオコン→アメリカと日本のウヨクフウな人たちがくっついた理由になります。

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※画像はブログ“暗いニュースリンク”より

ここで注目すべきは、正統な保守派はアメリカの毒に気付きながら、とにかく経済力においてアメリカを抜くまでは日本は辛抱の時代だという状況認識を持って政局にあたってきたということです。
それに対して、サヨクの連中は、口先ではアメリカはオカシイといいながらも、アメリカに与えられた平和憲法や男女同権思想をイデオロギー的に信奉し今日までやってきました。
そしてこのイデオロギー化した平和憲法や男女同権思想によって日本はアメリカの属国としてのポジションを不動のものとしてしまったのです。そして保守に比べると自分はアメリカ支配の方棒を担いでいるという認識がない分だけ罪深いのがサヨクということになります。
しかし、最近、サヨクはほとんど跡形もないほど、影響力を失ってしまいました。
替わって、現在、新自由主義だとか民主主義のための戦争だとかいう奇麗事を通じて、日本を危うい事態に追い込み、まともな議論抜きに共謀罪を成立させようとしたり郵政民営化を進めているのは自称ウヨクの小泉→安倍です。
彼らは自民党の反主流であったが故に、党内基盤は弱い(小泉は一貫して自民党内の変人であり続けた)。
そこで己の権力奪取のためにアメリカに日本の魂と日本の経済力を売り渡したのです。しかもそれをマスコミを通じて構造改革という名で美化している・・。そういう意味では、サヨクはバカなだけですが、ウヨクは長いものにはまかれろと確信犯に売国を行ってきた連中であり、その犯罪性はより重いと言わざるをえません。
このように日本においてはウヨクもサヨクも実は単なるアメリカの手先に過ぎなかったというのが戦後史の真相であり、その点では、まともな状況認識の欠如した極めて目先的心情論に流され続けてきた単細胞である。というのが結論になるでしょう。
(こうした日本の指導層に比べればアメリカのエスタブリッシュメントの連中ははるかにワルジエが働く訳で、アメリカから見れば赤子も同然ということだったのでしょう。そうでなければ平和憲法にしろニクソンショックにしろとてもありえない事件ですよね)(後略)

それじゃあウヨクもサヨクもまるっきり期待できんじゃないか…

…と落ち込んでいたら、次のようなエントリーを見つけた。

 「右vs左ではなく、国益派vs反国益派」(るいネット)

 最近は、この記事だけでなく、今まで右翼(右派)・左翼(左派)と言われていた人達の意見が、結果的一致するのを良く見かける。
 大抵は反安倍(小泉)、反マスコミという点で一致していることが多い。
 その中には、自らが権力を握らんとして反体制を訴えている昔ながらの人種も多くいると思われるが、ブログ等から推測するに、普通の人達をも巻き込んだ対立構造が表れてきているように見える。
 この反安倍・反マスコミの対立構造は、本当にこの国は大丈夫なのか?という右・左を飛び越えた不全感から来る、国益派vs反国益派の顕在化だと思われる。政治家・マスコミの自分たちの利益優先(結果的にアメリカ追従の反国益派となる)があまりにも露骨に見えてきたからであろう。
 しかし、右・左とイデオロギーに捕らわれていると、ほとんど同じ事を言っているのに議論が平行線、悪くすれば対立していく。
 従って今必要なのは、従来の右・左といったイデオロギーを捨てて、国益派・反国益派というカテゴライズと国益派結集の場を作る事ではないだろうか。

今まさに日本はアメリカに喰い物にされようとしているが、官邸やマスコミまでがその片棒担ぎをやっている。官邸は、大衆を公然と「B層」http://deztec.jp/design/05/09/04_research.htmlなどと呼び、いかに世論に反発されずにアメリカに日本を売り渡すか知恵を絞っている。

しかし、この状況に危機感を抱いた多くの人々が、ネット上で発信している。

確信犯的にウヨクの皮をかぶっている売国奴を除き、ほとんどの日本人は自分たちの問題として日本の危機を何とかしたいと思っているはずだ。イデオロギーにこだわって仲間割れしている場合ではない。

真に国益を重視するならば、ウヨクであれサヨクであれ無思想であれ、自らのイデオロギーへの拘りは脇において、アメリカの略奪官邸→マスコミの洗脳に対して結集して声を上げていくべきなのではないだろうか。

List    投稿者 staff | 2007-06-20 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本1 Comment » 

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コメント1件

 hellenic hermes handbags | 2014.02.02 15:17

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