2006年12月16日

六ヶ所村核燃料施設稼動に・・・アメリカの影!?

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日本原燃は16日、最終試運転中の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ヶ所村)で、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)の粉末が精製されたと発表した。 国内唯一の商業用施設である同工場で、プルトニウムが生産されたのは初めて。工場は来年8月にも本格稼働する
(読売新聞)

きくちゆみさんのブログであるように世間では環境問題から、使用済み核燃料再処理工場が反対されていて、著名なアーティストをよんでイベントが行われています。
その真相は・・・またも・・・核政策においても日本がアメリカにベッタリになっている可能性がある!!!
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今年6月9日、アメリカのデューク・エナジー社のカトゥーバ原子力発電所(サウスカロライナ州)に於いて、約20年ぶりにアメリカではMOX燃料を利用した発電が再開された。今後4年半で、炉心等の安全性や供給電力の安定性の試験を重ね、その後、炉心の40%まで装荷し利用する計画であるという。
 アメリカは、カーター政権以来、核拡散防止の観点から、原子力発電の使用済燃料を再処理せず、直接処分する政策をとってきた。MOX燃料利用も、1965年~1985年にかけて行われていたが、それ以降現在に至るまで実施されていない。それだけではない。現在、アメリカには、MOX燃料の生産工場さえない。解体プルトニウム燃料に転換する業務は、フランスのアレバ社に委託している。
 ところが、2000年に、プーチン大統領とクリントン前大統領との間で交わされた核兵器削減のための「プルトニウム管理処分協定」に基づき、2000年よりの20年間で34トンにものぼる軍事用プルトニウムを処分しなければならない義務を負った。2002年、当初の処理案をアメリカ・エネルギー省(DOE)が改定し、全ての軍事用プルトニウムをMOX燃料に転換し、原子力発電所で利用することを決定した。この決定にともない、アメリカでは、2008年稼動をめざしてMOX燃料工場再建を計画している。
政財界倶楽部(恩田将葉見聞録)

オモテ向きには、化石燃料、核燃料の枯渇による新エネルギーの開発と言われているが、実際のところは、どうだろう?
アメリカとロシアが「核軍縮の協定」によって、核兵器をMOX燃料に転換しなければならなくなっている。
しかし現在のところアメリカでは処理が追いつかず、代わって日本に処理させようとしている可能性がある。
だから、原子力発電への依存度が高いフランスでさえも止めた発電方式(MOX燃料を使った発電)を、日本が今、採用しようとしているのでは!?
monju_ad20051208.jpg「もんじゅ」廃止の広告原子力資料情報局(CNIC)さんのブログより
行き場のないMOX燃料を、アメリカから大量に買わされてしまう羽目になるのではないか?
このままアメリカに追従していると、日本が“核の処理場”になってしまう危険性が高くなってしまう!!!!
サリ
参考
原子力百科事典≪MOX燃料≫
MOX燃料の危険性について
原子力政策大綱のポイント(核燃料サイクル関連)≪資源エネルギー庁≫
プルサーマルは、使用済MOX燃料が最大のネック(1)使用済MOX燃料は出て行く先が無い

List    投稿者 sari | 2006-12-16 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本2 Comments » 

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コメント2件

 poy | 2007.01.18 22:04

携帯を持っている時点で、世界的にはものすごく上位の一握り。携帯で遊んでいて格差社会だとか騒いでいる人たちは、一度アフリカの貧困地帯でも見学した方がよい。

 hermes handbags danmark | 2014.02.02 18:45

hermes bags thessaloniki 日本を守るのに右も左もない | 格差社会問題の本質をどう切り込むか?

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