2014年05月21日

お上は国民の健康を守ってくれない(危険な医と食)~精神病投薬理論は詐欺ではないか?

「捏造された新市場②:医学会が診断基準を下げることで「病人」を作り出している!」では、医療業界の実態を明らかにした。

【1】医者が薬を投薬すれば、病気が拡大再生産される。しかし、薬を投与するためには、「病気である」という大義名分が必要になる。そこで医学会は診断基準を下げることで「病人」を作り出している。

【2】それは医学会だけではなく、国家・マスコミ・製薬会社が一体となって「病人」を作り出している。その病気の拡大再生産によって儲けているのは金貸しである。つまり、お上は国民の健康を犠牲にして金貸しに貢いでいるのである。

事は診断基準だけでない。精神病患者に投薬する根拠となっている精神病理論が「ケミカル・インバランス論」であるが、これは完全に嘘らしい。そのことを明らかにした「日本語では知らされない精神医学の嘘」(戸崎貴裕©2011-2014 Takahiro Tosaki. All Rights Reserved.)を紹介する。

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「精神医学の嘘から、グローバル製薬企業が日本市場に仕掛けた『うつ病キャンペーン』まで」という副題の通り、精神医学の嘘から、グローバル製薬企業が日本市場に仕掛けた「うつ病キャンペーン」、「精神医療に対する意識改革キャンペーン」に至るまで、いわば、精神医学版、都合の悪い真実、精神医療が欧米発の医療詐欺システムであることを示したものである。

1【 詐欺の技術 】

皆さんの中には、テレビ番組などで“うつ病患者“や”統合失調症患者“について、例えば最近ではfMRI(ファンクショナルMRI、functional magnetic resonance imaging)による脳画像検査といった最新技術の話などを聞き、精神医療には科学的な検査方法がある、精神医学は他の医学領域と同じく科学的に進歩している、と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、精神医学、精神医療の実態は、仮病や言いがかりを正当化する診断ありきの詐欺であり、歴史上、その診断に客観的な検査方法のあったことはなく、現在も存在しません。精神医学、精神医療で進歩しているのは、科学的発見や医療技術の発展に便乗し、詐欺であることをいかにごまかし、いかに法制度を作り、いかにカネの流れを作るかという政治的技術、いわば、詐欺の技術になります。

2【“心の病”のメカニズムは、半世紀にわたる実証によって既に完全否定されている 】

精神医学では、脳内化学物質のバランスの崩れ(ケミカル・インバランス)が“心の病”、すなわち“脳の障害”の原因と考えられるから、投薬や治療が必要という仮説が通用しています。皆さんもお聞きになったことがあるかと思いますが、セロトニンやドーパミンといった物質です。
ケミカル・インバランスについて、プラシーボ効果(偽薬効果:placebo effect)の研究で世界的に知られるIrving Kirsch博士は、「うつ病を脳内のケミカル・インバランスと捉える見解は、作り話です。」(“the Idea of depression as a chemical imbalance in the brain is a myth.”)、「半世紀分の研究を分析して得られたデータは、ケミカル・インバランス理論が完全に間違いであることを示しています。」(“A half-century of research has produced data indicating that the chemical-imbalance theory must be wrong.”)として、出典7において、科学的証拠をもってこの結論に至った過程を記しています。

同博士ら研究チームは当初、ケミカル・インバランス理論に対して疑念を抱いていたわけではなく、純粋にプラシーボ効果の研究のために、抗うつ剤の臨床試験データ分析を行ったに過ぎませんでした。ところが、3,000人以上を対象とした同分析の結果、プラシーボ(偽薬:placebo, sugar pill)との比較において、抗うつ剤の臨床効果の非常に低いことに驚いた同博士らは、1998年に最初の分析結果を発表しました。その後、他の研究者からのアドバイスなどもあり、情報開示請求によって、米国食品医薬品局(FDA : Food and Drug Administration。医薬品の認可を行う公的機関。)より、抗うつ剤の認可の際に製薬企業が提出した試験データのうち、公表されていない臨床試験データを入手したり、また、民事訴訟における敗訴の結果、製薬企業が公表を余儀なくされた、つまり、製薬企業の隠していた臨床試験データ等を集めたりして、最も広く利用されていた6つの抗うつ剤、Prozac、Seroxat(Paxil)、Lustral(Zoloft)、Effexor、Dutonin(Serzone)及びCipramil(Celexa)について、プラシーボ比較試験のある全ての臨床試験データの分析を行いました。なお、括弧内の薬品名は、販売される国によって異なる別名です。
製薬企業の公表しているデータだけではなく、公表されていないデータをもあわせた総合分析の結果、後に数値等を示します通り、プラシーボとの比較における抗うつ剤の臨床効果はない、あるのは副作用だけである、という結論が出たのです。同博士らは、この分析結果をまとめ、2008年に3度目の論文を発表しました。この発表は英国において、The Times、The Guardian、The Independent、Daily elegraphといったメジャー紙の表紙を飾り、BBC等のTVメディアで報道されただけでなく、アメリカ、スペイン、ポルトガル、ドイツ、イタリア、南アフリカ、オーストラリア、カナダ、中国など、各国の主要なメディアで取り上げられました。

抗うつ剤の効果測定の基準には、ハミルトンスケール(Hamilton Rating Scale for Depression、HRSD)という尺度が使われます。同尺度は0から51ポイントの尺度で、ポイントが高ければ高いほど重度のうつ病ということになります。計測方法は、“患者”にインタビューを行った医師が質問項目に応じたポイントを加算するもので、例えば、“患者”がよく眠ることができないと受け答えれば、6点のプラス、その後、よく眠ることができるようになったと受け答えれば6点のマイナスといった具合です。
このような基準の良し悪しは議論の対象になりうるとしながらも、アメリカ精神医学会(APA : American Psychiatric Association)、米国食品医薬品局(FDA : Food and Drug Administration)や英国国立医療技術評価機構 (NICE : National Institute for Health and Clinical Excellence)がハミルトンスケールを公式に採用していることから、Irving Kirsch博士も、ハミルトンスケールによる効果判断を行いました。

分析の結果、プラシーボに対する抗うつ剤単独の臨床効果は、ハミルトンスケールにおいて、平均で1.8ポイントでした。18ではありません。1.8です。同博士は、この1.8ポイントでさえも、抗うつ剤の副作用によって引き起こされる身体的変化により“患者”の期待が変化した結果などによる効果であり、抗うつ剤の有効成分の効果ではないことを、臨床試験データから割り出しています。

同博士はその後も様々な臨床試験データの分析を進め、抗うつ剤、抗うつ剤ではない他の薬剤、プラシーボ、副作用のみの薬、また、うつ病において原因とされるセロトニンの減少を引き起こす薬、つまり、ケミカル・インバランス理論が正しいとすればうつ状態になるはずの薬など、どの薬剤を投与しても、また、“症状”が軽度であろうが重度であろうが、服薬期間にも関係なく、効果のあるはずの薬を与えられているという“患者”の期待によって“症状”が改善するとまとめています(出典7. 「The Emperor’s New Drugs: Exploding the Antidepressant Myth」Irving Kirsch Ph.D.)。

Irving Kirsch博士は、さらに、半世紀以上前の、ケミカル・インバランス理論の誕生時にまでさかのぼったデータの分析を行い、こうまとめています(出典7、p.83)。
「ケミカル・インバランス理論は、当初より、脆弱かつ矛盾した証拠に基づいており、そして、同理論に矛盾するデータは直ちに無視する、そういう理論だったのです。このやり方が、その後繰り返されることになったお手本です。半世紀分の研究を分析して得られたデータは、ケミカル・インバランス理論が完全に間違いであることを示しています。ただ依然として、同理論はうつ病の解釈として最も通俗的であり、矛盾するデータのほとんどは無視され続けているのです。」

つまり、半世紀以上に亙ってまかり通ってきた「ケミカル・インバランス論」(=脳内化学物質のバランスの崩れが精神病の原因であり、だから投薬が必要という理論)は当初から、その理論に矛盾するデータを捨象して出来上がった理論である。実際、精神病の薬には臨床効果は全くなく、あるのは副作用だけである。効果があるように見える僅かな例も、効果のある薬を与えられているはずという患者の期待(錯覚)によって症状が改善しているにすぎないということだ。

逆に云うと、投薬を正当化するために「ケミカル・インバランス論」という嘘が捏造された。つまり、騙しなのではないだろうか。精神病以外の医学理論も、本当に正しいのか、極めて疑わしい。いずれにしても、医者の言うことを鵜呑みにせず、自分の頭で考えないと、医学によって健康が破壊されてゆくことだけは間違いなさそうだ。

 

 

List    投稿者 nihon | 2014-05-21 | Posted in 02.アメリカに食い尽される日本No Comments » 

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